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暑いのか寒いのかわからない⁉︎ 冷え性の汗っかき体質の謎すぎる生態

体験談

冷え性で手足は冷えるのにのぼせてすぐ汗ばんでしまいがち、冷えるので体を温めようとするとすぐに暑くなって汗をかいてしまう……。
30〜40代のプレ更年期世代の女性の中には、このような「体が冷えるのに汗が出る」症状に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「体が冷えるのに汗が出る」症状をテーマに、医師の白井先生にお話を伺ってみました。 

体は冷えるのになぜか汗がダラダラ…これってどうすればいいの?

奈々美さん(34歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

若い頃から冷え性がひどく、冬場はもちろん、夏でも冷房の効いた部屋でほんの少し過ごしただけで手足がひんやりしてむくんだようになってしまう私。しかも、冷え性のくせになぜかものすごく汗っかきで、ちょっとしたことでドッと大量の汗をかいてしまうんです。
先日も、子どもと幼稚園帰りに公園でちょっと一緒に遊んだのですが、涼しい顔でニコニコしている娘に対し、私の顔は真っ赤! 流れる汗を拭いたハンカチがびっしょりになってしまったほどです。
娘にも「ママ〜!ママの顔、タコさんみたい。大丈夫?」と心配されてしまい、慌てて自販機で冷たいお茶を買って飲み干したのですが、汗も止まらないうえに、お腹が冷えてなんだかぐったり。帰宅すると、あんなに汗をかいたにも関わらず手足はひんやりとしてなんだかむくんでいるような……。
こんなに汗をかくなんて、私って代謝が良いのかなあ、なんて能天気に考えていたのですが、むくみやすく痩せづらい体質を考えると、そうでもない気がします。
こうした冷え性の汗っかき体質は、どうしたら改善できるのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
体は冷えるのにちょっと動いただけで汗をダラダラかいてしまうとなると、体を温めていいのか冷やしていいのか、よくわからない状態になってしまいますよね。
今回は、体が冷えるのに汗が出る原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

“冷え性の汗っかき”は内臓の冷えと水分の滞りが原因

冷え性で体が冷えるにも関わらず汗をかいてしまうのは、冷たいものの摂り過ぎから内臓が冷え、体内に余分な水分を溜め込んでしまうことに原因があります。
体内に余分な水分を溜め込み、体がむくんで冷たくなると、体温を上昇させるために全身に分布するエクリン腺という汗腺から発汗が生じます。さらに、運動不足や体が冷えた状態が続くことで汗腺の働きが衰えると、顔や脇の下などから局所的な発汗が生じることがあるのです。
こうしたタイプの多汗症状を解消するには、冷え体質を改善することが一番の解決法になります。

また東洋医学では、冷えから体内の水分バランスが崩れ、水分代謝や水の排出が停滞してしまう「水滞(すいたい)」が “冷え性の汗っかき”体質を招く原因と考えられています。

次の章ではこのような「体が冷えるのに汗が出る」症状を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

体が冷えるのに汗が出る症状への対処法3選

1.過剰に冷たい水分を摂らないようにする

汗をかく時は特に「脱水にならないように、たくさん水を飲まなければいけない」と思ってしまいがちですが、必要以上に過剰な水分を摂取することは内臓や体を冷やし、むくみを悪化させたり多汗の症状を招くもとになってしまいます。
汗をかいた時や喉が渇いた時に常温か温かい飲み物を少しずつゆっくりと摂る程度にとどめ、必要以上に水分を摂らないようにしましょう。

2.体を芯から温めて内臓の冷えを改善

汗をかきやすい体質を改善するには、体の冷えはもちろん、内臓の冷えをしっかりと解消することが大切です。
普段からお腹や腰を冷やさないようにすることに加え、夏場でもシャワーですませず、ぬるめのお湯にゆったりと浸かって体を芯まで温めるようにしましょう。
また、日頃から冷たいものや体を冷やす作用のある白砂糖の摂り過ぎは控え、根菜類や生姜、発酵食品など体を温める食材を積極的に摂り、体の内側から冷えを解消していくように心がけてみましょう。

3.自律神経やホルモンバランスを整える

体や内臓の冷えから自律神経やホルモンのバランスが乱れると、発汗を促す交感神経が過敏になり、ちょっとしたことでも汗をかきやすくなってしまうと考えられます。
こうした体温調整や発汗をつかさどる体の機能は自分の意識で自在に調節できるものではないため、日頃から自律神経をしっかりと整える努力をすることが大切です。
冷え性の改善のためにも、まずは疲労やストレスを溜め込まずにしっかりと睡眠をとること、栄養バランスのとれた食事をとることを心がけ、健康的な生活を送るようにしましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

体が冷えるのに汗が出る少々を改善するためには、セルフケアに加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)です。体の冷えやむくみが強く、自律神経やホルモンバランスの乱れから汗をかきやすい方の体内の水分バランスを整え、過剰な汗を抑制する効果があります。
また、大量の発汗によって体内の水分が失われ、口の渇きや尿量の減少などのある方には、体内の水分代謝の働きを高めて症状を改善する五苓散(ゴレイサン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介は下記リンクをご確認ください。
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

内臓と体の冷えを改善し、自律神経を整える生活を!

今回は、体が冷えるのに汗が出る症状に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状を改善するためには、冷たいものや水分の摂り過ぎを控え、体を内側から温めて体や内臓の冷えを改善すること、そして、ホルモンや自律神経のバランスを整えるべく不摂生を避け、健康的な生活を送ることが大切です。
また、こうした汗の症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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