異国の地で手痛い失敗! “目の日焼け”を防ぐにはどうすればいい?

体験談

サングラスをせず、屋外で過ごしていたら目が充血してしまった、日差しが強く、肌が日焼けしてしまった日は、なんだか目も乾燥して痛むような気がする……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうした「目の日焼け」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

このような自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか?
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「目の日焼け」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

ギラつく太陽の照り返しが目を直撃! 目を日焼けしてひどい充血が

真梨菜さん(45歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

先日、同僚と2人でタイへ出張に行く機会があったのですが、連日の35℃超えで日本とはケタ違いの暑さにすっかりへたってしまった私。UV効果の高い日焼け止め下地とファンデーション、ボディ用の日焼け止めを駆使したので、特に肌の赤みや痛みに悩まされることはなかったのですが、うっかりしていたのは目の紫外線対策です。
初日、朝早くに現地入りし、取引先での用事があっという間に済んでしまうと、その日は市場見学も兼ねて同僚と無防備に街中をぶらぶらしていたのですが、照りつける日差しに耐えきれず、数時間でホテルに一時撤退することに。
なんだか目がショボショボとして乾燥しているような気がしていたので、ホテルに着くなり鏡を見たら、案の定、目が充血してウサギのような目に。一応ツバの広い帽子を被ってはいたのですが、どうやらタイのギラギラした太陽からの紫外線はそんなものでは防ぎきれなかったようです。持参の目薬をつけてたっぷり寝たら、翌朝は少しマシな状態にまで回復しましたが……。
正直、リゾート気分丸出しでデカデカとしたサングラスをかけてきた同僚を見て、「謎のセレブ感が恥ずかしいよ。一緒に歩くのなんか嫌だ!」なんて内心で失笑していたことを本当に後悔しました。そんなわけで、目もとの無防備が大惨事を招くことを思い知った私ですが、目の日焼けの対処法って、一体どうしたら良いのでしょうか。今後のためにも、ぜひ教えてください。

ご質問ありがとうございます。
日差しの強い場所では、帽子だけでは地面からの反射などで目に入ってくる紫外線を防ぎきるのは難しいですよね。
それでは今回は、目の日焼けの原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

目の日焼けは活性酸素による角膜へのダメージが原因

日焼けとは、紫外線を浴びることで皮膚に起きる炎症反応やメラニン色素の沈着を指しますが、紫外線は肌だけでなく、目にも大きなダメージを与えることがわかっています。
目に紫外線を浴びると、体内の活性酸素の量が増え、自律神経が乱れて体の不調や疲労を生じます。また、過剰に分泌された活性酸素が眼精疲労や角膜ダメージを与え、これにより目が充血して赤くなったり、痛みが生じたりして日焼けのような症状が引き起こされるのです。
さらに、目から入った紫外線がメラニン色素を生成するよう脳に指令を出すことで、目へのダメージだけでなく、肌の日焼けを誘発する要因にもなると考えられています。

東洋医学では、目の日焼けによる充血は頭部に余分な熱がこもることによるものとされ、治療にはのぼせや体の熱を冷ます漢方薬を用います。

次の章ではこのような「目の日焼け」を予防&改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

目の日焼けを予防・改善する3つのセルフケア

1.まずは目元を冷やして安静に

紫外線を浴びてしまった後に目の充血や違和感を感じたら、まずは目元を冷やしてゆっくり休ませることが大切です。
冷たい水に濡らしたタオルをよく絞って目の上に乗せたり、保冷剤をガーゼにくるんで目の上に乗せながら、しばらく目を閉じて時間をおき、痛みや充血が引くのを待ちましょう。
コンタクトレンズをしている場合は、目への負担を避けるためにも症状が落ち着くまでは裸眼かメガネで過ごすのがオススメです。

2.角膜ダメージを修復する目薬を点眼する

紫外線を浴びたことによる角膜のダメージは、放置すると炎症を悪化させたり、眼病を引き起こしたりすることもあるため、早めに適切なケアをすることが大切です。
充血や乾燥、違和感などがある場合は、角膜ダメージを修復する機能のある目薬をさすのもオススメです。角膜の細胞の代謝を促進し、目に潤いを与えるためにも、活性型ビタミンB2やコンドロイチンなどの成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。
目の痛みが強い場合は、早めに医師に相談して適切な処置を受けましょう。

3.UVカットサングラスやメガネで予防する

目の日焼けを予防するためには、日傘やツバのある帽子を被ることに加え、紫外線が目に直接入るのを防いでくれる効果のあるUVカット効果のあるサングラスやメガネを着用すると良いでしょう。
短い時間に強い紫外線を直接目に浴びると充血がおこり、急性の角膜炎になることもあります。
充血だけでなく、激しい目の痛みや、涙が止まらない、強い異物感があるなどの症状がある場合は「紫外線角膜炎」の可能性もあるため、眼科での診療を受けるようにしましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

目の日焼けに対しては、セルフケアに加えて根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)です。日焼けによる目の充血や痛みのある方の頭部の熱を冷まし、症状を和らげる効果があります。
また、充血とともにかゆみの症状もある方には、炎症を和らげてかゆみをとる効果のある消風散(ショウフウサン)を加えても良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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目元を冷やして充血や痛みを和らげましょう

今回は、目の日焼けに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
紫外線を浴びてしまったら、まずは目元を冷やして安静にすることが大切です。痛みや充血がある場合には、角膜の細胞を修復する効果のある目薬をさしたり、症状がひどい場合には眼科で早めに診察を受けたりするようにしましょう。
こうした日焼けにともなう症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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