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「副腎疲労」で話すのも億劫に…真面目な私がこんなにもやる気レスに!

体験談

原因のわからない疲労感に襲われて何もやる気がしない、たくさん寝てもまったく疲れやだるさが取れた気がしない……。
30〜40代のプレ更年期世代の女性の中には、こうした「副腎疲労」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

そんな自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「副腎疲労」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。 

寝ても覚めてもだるさ一色…「副腎疲労」を回復するにはどうすれば?

紀江さん(42歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

普段から何事にも責任を持ち、きちっとやるべきことをやらないと気が済まない性格の私。仕事でも明日できることを先延ばしにするのが嫌いで、ついつい残業して根を詰めてしまいがちでした。そんな生活が長らく続いたせいでしょうか、最近異様な疲労感やだるさを感じることが多く、つらくて仕方がありません。
特に、疲れているのにうまく眠れなかったり、お腹が空いているはずなのに食べるのも面倒くさくなったりすることが増え、加速度的に疲労感が増している気がします。
会社にいても、以前だったら数十分で片付けていた仕事さえ3時間も4時間もかかる始末で、効率が悪くて仕方がありません。最近では会議で意見を求められても、考えをまとめてしゃべることすら億劫で、「あ、特に、別に、大丈夫です」というやる気のない生返事しかできなくて、みんなに不審がられている気もします。こんなふうに何もかも投げ出したいほど疲れるなんて、これまでの人生ではなかったのですが、私は一体どうしてしまったのでしょうか?
以前のようにいきいきと仕事をしたいと思うのはもちろんですが、今はまずどうしたらこのだるさや疲労感が取れるんだろうと思い悩むことの方が多くて……。何か良い改善方法があれば教えてください。

ご質問ありがとうございます。
副腎疲労は放置すればするほど様々な不調の原因になることが多いため、初期の段階でしっかりとケアをし、改善させようという意識を持つことが大切です。
今回は、副腎疲労の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

副腎疲労は様々なストレスや睡眠・栄養不足が原因

副腎とは、腎臓の近くにあるとても小さな臓器で、体にとって必要不可欠な様々なホルモンを分泌する臓器です。
副腎には血圧や血糖、水分や塩分量を一定に保つ働きがありますが、身体的、精神的な様々なストレスにより副腎に疲労が溜まると、ホルモンの分泌量が不安定になり、様々な症状が引き起こされてしまいます。
副腎疲労により起こる症状としては、食欲や集中力の低下、脱力感や下痢・吐き気などのほか、生活習慣病やうつ病、性欲減退、様々な自己免疫疾患、花粉症や月経前症候群、更年期症状の悪化、など様々な不調があります。
また、こうしたストレスや睡眠不足、栄養不足などにより、抗ストレスホルモン「コルチゾール」が過剰に分泌され続けることで、ストレスに対する抵抗力が弱まり、ストレスをさらに貯めやすい状態になるため注意が必要です。

東洋医学では、副腎疲労は「気(生命エネルギー)」や「血(血液)」の巡りに関係する「肝(かん)」が衰えることにより、自律神経が乱れて生じると考えられています。

次の章ではこのような「副腎疲労」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

副腎疲労を改善する簡単セルフケア3選

1.血糖値の急上昇を抑える朝食を摂る

副腎疲労を改善するには、まずは食生活を見直すことが大切です。
副腎疲労に陥ると、本来高いはずのストレスに抵抗してくれるホルモン「コルチゾール」の分泌量が低下するため、血糖値が急上昇するような糖質メインの食事を摂ると、ただでさえ少ないコルチゾールを無駄に消耗してしまうことになります。
朝食には、血糖値の急上昇を抑える玄米や肉、魚、納豆などのタンパク質を中心としたメニューを摂るのがオススメです。
またエゴマや亜麻仁油、サンマやアジなどの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)にもホルモンの分泌を正常化させる効果があるため、積極的に摂るようにしましょう。

2.副腎に負担をかける食材の摂取を控える

休養しても疲れが取れず、副腎疲労が疑われる場合には、控えるべき食材がいくつかあります。
食品添加物や化学合成物質などの多く含まれるジャンクフードや、血糖値を急上昇させる白砂糖やスイーツ、副腎を刺激してコルチゾールを過剰に分泌させてしまうアルコールやカフェインなどは、副腎に大きな負担をかけるため、さらなる副腎疲労を招く原因になります。
また、小麦製品に含まれるグルテンや牛乳に含まれるカゼインも腸の炎症を招き、副腎に負担をかけると考えられています。疲労感が強い時には、2〜3週間程度、こうした食材を控えて体調を見るようにしてみてください。

3.頑張り過ぎずに体と心にエネルギーチャージを

慢性的な副腎疲労に陥る人の多くが、生真面目で責任感が強く、何事にも頑張るタイプが多いといわれています。
こうした面が良い方向に出れば良いのですが、ストレス環境において体と心に無理を強いてしまうことは、副腎に計り知れないダメージを与え、体調を崩してしまうことに繋がりかねません。
疲れたな、と感じたら休憩し、リラックスする時間を持つこと、明日でもできることは今日は諦めて頑張らないなどの心のゆとりを持つことが大切です。
また、夜の睡眠をしっかりとるとともに、米国で「パワースリープ」と呼ばれるエネルギーチャージのための1〜2時間程度の短時間の昼寝を取り入れることもオススメです。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

副腎疲労を改善するために、市販薬やサプリの服用、ビタミン点滴などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)です。手足がだるくしゃべるにも元気が出ない、という方の「気」を補って胃腸の消化吸収機能を高め、病気に対する抵抗力を高める効果があります。
また疲労感に加えて貧血症状もあり、皮膚の乾燥も気になる方には、「血」と「気」を補って体内の巡りを良くし、体力を回復させる効果のある十全大浦湯(ジュウゼンタイホトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

食生活や生活を見直して副腎を回復させましょう

今回は、副腎疲労に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状の改善のためには、朝食を高タンパク低カロリーの和食に切り替えて血糖値の急上昇を抑えたり、副腎に負担をかける食材の摂取を控えるようにしましょう。
また、何事にも頑張り過ぎてしまう傾向のある方は、ある程度の気楽な心構えで過ごすことで、ストレスや疲労を溜めないようにするようにすることも大切です。
こうした気になる疲労症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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