ダイエットのラスボス、「ぽっこり下腹肉」はどうすれば痩せる?

体験談

産後太りは解消したのに下腹だけはどうしても痩せられない。全体的に太っているわけでもないのになぜか下腹だけがぽこっと出ている……。

こうした自分ではどうにもならない悩みの解消や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回はダイエットにおける「下腹痩せ」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。

もうお手上げ!デニムに乗っかるプヨプヨのぽっこり下腹が恨めしい…

真耶子さん(36歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

産後5年が経ち、体重の面だけでいえば産後太りもだいぶ解消しているのですが、ぽっこりお腹のお肉だけはなかなか落としきることが出来ず、悩みのタネになっています。
出産前に愛用していたデニムを履こうにも、プヨプヨのお肉がウエスト部分にのっかって苦しいし、トレンドのハイウエストデニムなら大丈夫かと思いきや、下っ腹だけがポコっと悪目立ちして、どちらも全然素敵に履きこなせません。
多少便秘がちではありますが、意識して糖質は控えていますし、育児の忙しさで自分の食事がゆっくり取れないときは食べない時もあります。摂取しているカロリーが多いわけはないと思うのですが、これはいったいどういうことなんでしょうか?
ちなみに、暇さえあれば腹筋も頑張っていますが、くびれから上は程よく引き締まったように感じるものの、下っ腹だけはダメ。やり方が悪く下っ腹に効くような腹筋ができていないだけかもしれませんが、そもそも私の下っ腹は鍛えるべき筋肉すらない雰囲気を醸し出していますし……。もう完全にお手上げです。
いったいどうしたらこのぽっこり出た下っ腹をキュッと引き締めることができるのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
お腹周りの筋肉は、普段の生活であまり使わない上に、年齢を重ねるにつれ筋肉が衰えやすく、ほかの部位に比べて引き締めるのが難しい部分といえます。
今回は、スムーズに「下腹痩せ」をする方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

筋肉の減少による代謝の低下がぽっこり下腹の原因

下腹に余分な肉がついて痩せにくくなる原因のひとつに、便秘や冷えからくるむくみ、食べ過ぎなどに加え、筋肉の減少と代謝の低下が考えられます。
特に女性はもともと筋肉量も少なく、鍛えない限りは年齢を重ねるごとに筋肉量が落ちるため、代謝もどんどん低下してしまいます。基礎代謝のうちの25%は筋肉で消費されるともいわれているため、筋肉量の低下はそれだけで脂肪が増える原因となってしまうのです。
また、姿勢の悪さや長時間同じ姿勢をとること、妊娠・出産などにより骨盤が歪んだり開いたりしてしまうことも、内臓の位置が下がりぽっこりと下腹が出てしまう原因になります。

次の章では、ぽっこり下腹を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

ぽっこり下腹を解消するためのセルフケア3選

1.糖質制限やカロリーセーブはほどほどに

下腹痩せには、食べたものをしっかりエネルギーに変え、栄養を全身に行き渡らせるための代謝がスムーズに行われることが大切です。
痩せたいがためにカロリーや糖質を抑えても、筋肉量や代謝だけを減らしてしまい、食べ過ぎていないのにお腹のぽっこりが解消しない…ということになりかねません。
朝はきちんと炭水化物を含んだ朝食をとり、睡眠中に下がっていた代謝システムを稼働させましょう。代謝がうまく働くと、運動をしなくてもエネルギーを消費してくれる痩せやすい体に改善されていきます。

2.便通を改善して下腹をスッキリさせましょう

ダイエットを頑張る女性にありがちなのが、食べる量が減り、腸内環境が悪化することで便秘がちになってしまうこと。
お腹に便が溜まって下腹がぽっこり見えるのはもちろんのこと、腸の機能低下から栄養がうまく吸収されず、消化しきれなかった糖分が脂肪として体内に残り、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されてしまうこともあります。
腸内環境を改善し、便秘を解消するためには、ヨーグルトなどの乳酸菌や、納豆、キムチなどの発酵食品などを積極的に摂り、腸内の善玉菌を増やすことが大切です。合わせて毎日の食生活の中で食物繊維をとり、しっかり水分補給をすることも便通の改善にオススメです。

3.下腹をへこませる呼吸法エクササイズをする

腹筋をしてもなかなか下腹に効いてこない、腹筋したら腰を痛めた、なんていう方も多いのではないでしょうか。
そんな方にオススメの方法が「呼吸法エクササイズ」です。腹筋が苦手な方は、このエクササイズを1日に5〜10回、生活の中にぜひ取り入れてみてください。

◎下腹痩せの呼吸法エクササイズ
①椅子に浅めに座り、姿勢を正して両手を下腹に当てます。
②お腹を膨らませるように鼻から息を吸い、息を口からゆっくり吐きながらお腹を徐々にへこませていきます。これ以上お腹が凹まないところまで息を吐ききります。
③さらにそこから、下腹に意識を集中し、最後のひと息を「ふっ!」と吐きます。

根本的な体質改善には漢方薬効果的!

ぽっこり下腹を改善するために、セルフケアや市販薬の服用などの選択肢に加えて、根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、大柴胡湯(ダイサイコトウ)です。ホルモンバランスの変化から脂肪が落ちにくくなってしまった方の脂肪の代謝を促進して脂肪の燃焼を助け、便通をスムーズにして肥満を解消する効果があります。

また、体力がなく、筋肉量も少ない方のぽちゃぽちゃとした下腹太りの改善には、体に溜まった水分を温めて排泄し、水分代謝を上げる効果のある防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

きちんと食事をし、基礎代謝を上げるのが下腹痩せの近道!

今回は、ぽっこり下腹を改善するためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
ダイエットしているのになかなか痩せられない下腹の脂肪を減らすためには、糖質やカロリーの制限はほどほどにして朝食をきちんと摂り、基礎代謝を上げて痩せやすい体質に改善することが大切です。あわせて便通を改善し、下腹に効くエクササイズなども取り入れてみましょう。
また、こうした様々なダイエットにおいて、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアではなかなか痩せられない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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