ひどい頭痛の翌日は必ず雨…悪天候の的中率が気象予報士並みでつらい!

体験談

気圧が低くなると決まって片頭痛が長時間続いてつらい、天気の悪化を予測するかのように頭痛が起こることがある……。
30〜40代のプレ更年期世代の女性の中には「低気圧による頭痛」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「低気圧による頭痛」をテーマに、医師の田中先生にお話を伺ってみました。

梅雨も台風も大嫌い…低気圧のたびに襲う頭痛をどうにかしたい!

美沙さん(42歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

若い頃はそこまででもなかったのですが、ここ数年、天候が荒れるたびに気圧の変化で頭が痛くなることが多く、困っています。どんよりと空が曇り、今にも雨が降りそうな時に限って首や肩がぎゅーっと硬くこわばったようになり、頭がズキズキし始めるんです。
少し前までは、この急な体調の変化の原因が何だかわからず、ただただ原因不明の頭痛に悩んでいたのですが、最近ではもう天候の変化の前兆として頭痛が起きるのがはっきりとわかってきました。この頃では、朝起きて、グググっと筋肉が緊張したり体がむくんだように感じると、「ああ、これはもうそろそろ雨が降ってくるな」とわかってしまうほど。
ただ、やっかいなのは、天候の悪化や頭痛が来るのはわかるのに、肝心の頭痛にどう対処していいのかがよくわかっていないことです。特に、寝不足が続いていたり疲れが溜まっている時は症状がひどくて数日寝込んでしまうこともあり、家のことも何もできずに気持ちまで滅入ってしまいます。
気圧の変化にも全く動じず、私が「今日は降ると思うから、傘持ってって!」と傘を渡すと「おっ!そうなんだ!?うちの気象予報士さんありがとう!」と素直に傘を持って行ってくれる夫のいい意味で鈍感な体質が本当に羨ましいです。
一体どうしたらこの気圧や天候の変化に過剰反応する体質を改善できるのでしょうか? 何か良い方法があれば教えてください。

ご質問ありがとうございます。
気圧の急激な変化によって頭痛などの体の不調が起こる、いわゆる「天気痛」「気象痛」を訴える多くの方は、気圧の変化とともに自律神経のバランスを崩しやすいといえます。
今回は、低気圧による頭痛の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

低気圧頭痛は気圧の変化による自律神経の乱れなどが原因

低気圧の時に起こる頭痛やだるさなどの症状は、気圧の低下などにより自律神経のバランスが崩れることが大きな要因になります。
また、気圧の低さから来る血行不良や全身の筋肉の緊張から首や肩に負担がかかることや、大気の影響による血管の拡張により三叉神経が刺激されること、気圧の低下により平衡感覚を司る「内耳」が過剰に反応することなども頭痛が起きる原因と考えられます。

東洋医学では、低気圧によって頭痛が起きるのは、気圧の変化によって体内の「気」(生命エネルギー)「血(血液)」「水(水分)」のバランスに乱れが生じ、「水毒(すいどく)」の状態になることに原因があると考えられています。

次の章ではこのような「低気圧による頭痛」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

低気圧による頭痛を改善するセルフケア3選

1.頭痛の前兆を把握して対策をとる

頭痛の症状がひどい時は、無理をせずゆっくり体を休めるようにしましょう。
静かなところで部屋の明かりを消し、ベルトや下着などを緩めて安静にすることが大切です。
また、頭痛が起こる前兆がわかる場合は、早めのタイミングで鎮痛剤を飲むのも症状の悪化を防ぐポイントです。
最近では、気圧の変動などのわかる気象アプリなどもあるので、こうしたものを活用して頭痛の起きそうなタイミングをあらかじめ把握しておくことで、事前に対処できるようにしておくのもオススメです。

2.生活のリズムや自律神経を整えて体質改善を

低気圧によって頭痛や体調の変化が起きやすい方は、血管や神経の働きをつかさどる自律神経のバランスを整え、気象のストレスに負けないように体調に改善していくことが大切です。
まずは、食事抜きや過激なダイエット、偏食を避けて3食バランスの良い食事をとるようにしましょう。
特に、1日の始まりに朝食を摂ることは、副交感神経と交感神経の切り替えをスムーズにして生活のリズムを整えることに繋がります。
また、日中は適度な運動を取り入れてアクティブに過ごし、夜はリラックスする時間を大切にして決まった時間に睡眠をとるなど、メリハリのある生活を送ることで、自律神経を安定させ、気圧の変化にも揺るがない体質に改善していくことができます。

3.耳裏のツボ「翳風」のツボ押しをする

どんより曇っている時や雨が降っている時、台風の時期に頭痛や肩こりの症状が悪化する方には、耳の裏にあるツボ「翳風(えいふう)」のツボ押しがオススメです。耳の中のリンパ液の調整をすることで、気圧の変化による頭痛や肩こり、頭重感などもスッキリさせてくれる効果があります。

◎翳風(えいふう)
場所:両耳のつけ根の後ろの骨の凹み部分にあるツボ。
斜め上にぐっともち上げるように10秒ほど押し、3〜5回繰り返します。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

低気圧による頭痛を改善するために、市販薬や処方薬の服用などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、五苓散 (ゴレイサン) です。気圧の低下に伴い頭痛が起きる方の、体内に溜まった余分な水分を排出し、拍動性の強い片頭痛を改善する効果があります。
また、手足が冷えて肩が凝り、頭痛に加えて吐き気の症状もある方には、体を温めて「気」「血」を巡らせ、症状を改善する呉茱萸湯(ゴシュユトウ)もよいでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

自律神経を整え、気圧の変化に負けない体質に!

今回は、低気圧による頭痛に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状の改善のためには、生活のリズムを整え、バランスの良い食生活を送ることで自律神経を整え、気圧の変化に負けない体質に改善するように心がけることが大切です。
また、こうした気になる低気圧による症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

関連記事

おすすめ記事