同じマンションのセレブ家族から無言の圧⁉︎ ストレスで胃が痛い…

体験談

ちょっと嫌なことがあり心に負担を感じると途端に胃が痛くなる。
心配事や不安があると胃の痛みを感じることが増えた……。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「ストレスによる胃痛」をテーマに、神戸海星病院麻酔科の桐田泰江先生にお話を伺ってみました。

周りの目を気にし過ぎる私…ストレスから食欲減退&ひどい胃痛が!

佳奈さん(38歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

娘の私立小学校への入学を機に、通学の利便が良いマンションに引っ越してきたのですが、蓋を開けてみたら、そこには思いもよらぬストレスフルな事態が……。
実はそのマンション、娘と同じ学校へ通う同級生3家族が居住しているマンションだったのです。当然、プライベートな休日の行動から車の車種、家族構成はもちろん、なんとなくの経済状況までもが透けて見えてしまう気がして、私のストレスは入学早々マックス状態に。
最近では、共用廊下で同級生ファミリーと遭遇するたびに胃がシクシク痛んで食欲も低下気味です。食事中も学校の話題が出るたびに「あの派手な感じの暮らしをしている人たちは、うちの家のことをどう思っているんだろう……。」と考え出してしまい、みぞおちのあたりがつかえたようになり、胃の痛みとモヤモヤ感で苦しくて!
正直、うちはそのセレブなご家族と比べて、子供を小学校から私立へ余裕で入れられるほどの経済力があるわけではなく、結構切り詰めた生活をしているんです。
できれば生活を知られたくはありませんが、顔を合わせればご挨拶もしなくてはなりませんし、いちいち着ている服の値段まで値踏みされているようで……。
考え過ぎなのかもしれませんが、昔からストレスを溜め込みやすい性格で、家の中にいても落ち着かず、胃が痛まない日はないような状態になってしまいました。
いったいこの症状をどうしたら抑えることが出来るのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
ストレスを感じると急に胃が痛くなるという症状は、自律神経の乱れにより、胃の調節機能が狂ってしまうために起こると考えられています。
今回は、ストレスによる胃痛の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

ストレス胃痛は自律神経の乱れと胃液の過剰分泌が原因

ストレスによる胃痛は、何らかの精神的な負担や不安によって自律神経が乱れることによって生じます。
交感神経がストレスにより刺激されると、胃の粘膜にある血管が収縮し、血流が低下して胃の粘液の分泌が減少し、胃粘膜の抵抗力が弱まります。
また、ストレスによる刺激が、副交感神経を通って胃に伝えられ、過剰な胃酸分泌をうながし、さらに胃の蠕動(ぜんどう)運動を促進します。
このとき、胃の中に食べ物がないと、食べ物を溶かすための胃酸が自らの胃粘膜を攻撃してしまい、胃痛が起こります。

また東洋医学では、胃の働きは自律神経や血液の貯蔵に関わる「肝(かん)」との協調によって行われていると考えられており、ストレスによる胃痛はこの「肝」の働きが妨げられることによって起こるとされています。

次の章では、このような「ストレスによる胃痛」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

ストレスによる胃痛を緩和するセルフケア3選

1.クヨクヨ考えすぎる思考の癖を改めよう

現代社会において、まったくストレスを感じないで過ごすということは難しいことですが、何事も考え過ぎたり思いつめたりし過ぎたりしないことが大切です。
真面目な方ほど真剣にストレスの対象となるものに向き合ってしまいがちですが、自分の中で発想を転換し、「まあいいか」の精神を持って生活してみましょう。
気持ちをリラックスさせるハーブティーやアロマ入浴、適度な運動なども取り入れて自分なりのリラックス法を見つけてみるのもオススメです。

2.消化に良いものを食べましょう

消化に時間がかかる脂肪分の多いものは避けましょう。
アルコール、コーヒー、紅茶、緑茶なども、摂り過ぎると胃酸を多く分泌させてしまいます。
その他、チョコレート、ケーキなどの糖分の多いもの、お酢や柑橘類、香辛料などの刺激物も摂り過ぎないようにするとよいでしょう。
糖分や脂肪分、刺激物が少ない食材で、やわらかく消化が早いものがオススメです。
豆腐、白身魚、鳥のささみ、おかゆ、雑炊などを毎日の食事に取り入れましょう。果物ではバナナやりんごなどがおススメです。

3.十分な睡眠と腹式呼吸で自律神経のバランスを整えましょう

最初に述べた通り、胃の働きは自律神経が関わっています。
睡眠不足が続くと、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて、胃の働きに影響を及ぼします。
良質な睡眠をとることで自律神経のバランスを整えることが大切です。
呼吸にも自律神経のバランスを整える効果があるため、ストレスや不安で心がつらい時には、腹式呼吸で深呼吸をしてみましょう。
ゆっくりと息を吐くことで副交感神経の働きが高まり、気持ちを落ち着かせることが出来ます。
強いストレスがかかって深呼吸をする余裕さえない、というときには、大きくため息をつくだけでも気持ちを落ち着かせる効果があります。苦しくなった時には、ぜひ試してみてくださいね。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

ストレスによる胃痛を改善するために、市販薬や処方薬の服用などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)です。
ストレスによってみぞおちがつかえるような胃の痛みがある方の「気(生命エネルギー)」の滞りを解消することで「心(しん)」のうっ血を取り、症状を改善する効果があります。
また、ストレスに加え体の冷えから胃痛が起こりやすい方には、「気」の滞りを解消し、胃を温めて痛みを改善する効果のある安中散(アンチュウサン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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オンオフの切り替えをしっかりしてリラックスしましょう

今回は、ストレスによる胃痛に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状の改善のためには、不安やストレスを溜め込みがちな思考の癖を改善し、気分転換やリラックスする時間を大切にすること、消化に良い食事をとり、良質な睡眠をとることなどが大切です。
また、こうした気になる胃の症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。
セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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