• HOME
  • 記事
  • 体験談
  • 頭痛に吐き気に寒気まで! 二日酔いで「寒気」が起きるのは異常⁉︎

頭痛に吐き気に寒気まで! 二日酔いで「寒気」が起きるのは異常⁉︎

体験談

お酒を飲んだ後は体がポカポカしていたのに、翌朝起きたら寒気が止まらない。飲酒の翌日、二日酔いと寒気がつらすぎる……。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「二日酔いによる寒気」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。

久々の飲酒で絶不調に…二日酔い症状に加えて寒気が起きるのはなぜ?

里絵さん(36歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

最近では時節柄、飲食をともなう接待の機会も、以前と比べ激減しましたが、それでも営業の仕事をしているとお酒の席で仕事をまとめることもしばしばあります。
20代や30代前半の頃までは、自分自身でもお酒の席を楽しみながら仕事に邁進出来ている感じがしていたのですが、このところはどうも体がついていけなくて……。
先日も、クライアントさんとの席で話が盛り上がり、上司と一緒に散々飲んでしまったのですが、翌朝はまさに地獄。頭がガンガン痛み、モヤモヤとした吐き気で吐くに吐けない感じで悶々とするばかり。そのうち、なんだか関節が痛み出して、ものすごい寒気が襲ってきたんです。気温が低かったわけでもないので、風邪をひいたのかとも思いましたが、熱はなくただただ寒さと気持ち悪さと痛みに耐えるばかりでした。
お酒を飲んで寒気がすることなんて、これまではなかったのですが、これも二日酔いの一種なのなのでしょうか? 
とにかくその後もつらくて二日酔いならぬ三日酔いのような状態に陥り、本当に後悔の嵐でした。こうした二日酔いや寒気の症状を早めに改善するにはどうしたら良いのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
お酒を飲むことで寒気の症状が起きるのはめずらしいことではありません。その他の二日酔い症状と重なると、とてもつらいですよね。
今回は、二日酔いによる寒気が起こる原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

二日酔いによる寒気は飲酒による体温の乱高下が原因

人間の体には、自律神経によって体温を一定に保とうとする働きがあります。
例えば運動をした後や暑い日には汗をかき、上昇してしまった体温を下げようとしますが、同じようにお酒を飲むことでも体が熱くなり、赤くなってのぼせたようになることがあります。これは、お酒に含まれているアルコールの血管拡張作用により一時的に血流が増え、体温が上昇するためです。
ただ、アルコールによって一旦拡張した血管は翌日には急激に収縮し、体温は一気に下がります。この時の急激な体温のアップダウンによって自律神経の体温調節機能が狂い、寒気が起こるのです。

東洋医学では、お酒は体を温める「火」の作用と、水分により体を冷やす「水」の作用を併せ持つとされており、この二つが過剰となることで二日酔いを起こし、体温の乱高下により寒気を生じると考えます。

次の章では、このような「二日酔いによる寒気」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

二日酔いによる寒気を和らげる3つの対処法

1.ゆっくり休養して各器官を正常化する

二日酔いの際は、寒気だけではなく吐き気や頭痛など、その他の症状をともなうことも多いため、まずは体をゆっくり休ませて各器官が正常になるよう、体調を整えていくことが大切です。体を冷やさないように室温を調整し、毛布やタオルケットをかけて休むようにしましょう。
下痢症状や嘔吐などがあった際は、脱水症状を起こさないよう、水分補給も忘れないようにしてください。
吐き気を抑え、体を温めるには、ジンジャーシロップ入りのお湯がオススメです。蜂蜜と生姜のすりおろしたものをお湯に溶かして簡単に作れるので、ぜひ試してみてください。

2.ぬるめのお湯でじんわり体を温める

二日酔いの症状が和らいできたら、ぬるめのお湯(40~42℃程度)にゆっくりと浸かって体を芯から温めましょう。
二日酔いや寒気が完全に回復していない状態で熱いお湯に浸かると、血管の拡張により再度体温のアップダウンが激しくなってしまうため、二日酔いや悪寒を悪化させてしまうことがあるので気をつけましょう。少しぬるいと感じるくらいのお湯でじんわり温まるのが症状緩和につなげるポイントです。
そして、要注意なのは、飲酒後すぐに湯船に浸かること。このタイミングで浴槽に浸かると、うっかり眠ってしまって浴槽に溺れたり、脱水症状が加速することもあり大変危険です。
酔って帰った日の入浴はシャワーですませ、浴槽に浸かるのは必ず翌日以降、睡眠をとって眠気が覚めた後にしましょう。

3.飲酒の仕方に気をつけましょう

飲酒の際に立て続けにお酒ばかりを飲まず、途中で食べ物をしっかり摂り、こまめに水を飲むようにするようにしましょう。これにより飲酒量を減らしたり、アルコールの分解を早めたりすることも出来るため、脱水症状を起こすリスクの軽減にもなります。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

二日酔いによる寒気を改善するために、市販薬や処方薬の服用などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、五苓散(ゴレイサン)です。吐き気や頭痛、めまいなどと連動して寒気の症状もある方の、体に溜まった余分な「水(水分)」を排出して症状を和らげる効果があります。
また、寒気に加えて関節の痛みや下痢などの胃腸症状をともなう方には、体内にこもった熱や炎症を引かせ、症状を緩和する効果のある柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

二日酔いのときは無理せずゆっくり休養しましょう

今回は、二日酔いによる寒気に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
もし二日酔いの症状が出てしまった時は体を温め、まずはゆっくり休養して各器官の回復を待ちましょう。
また、こうした気になる寒気の症状改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

関連記事

おすすめ記事