私の頭って犬臭いの⁉︎ オイリーな頭皮のフケ&かゆみを解消したい!

皮膚症状

頭をかくと大量のフケが落ちてくる。毎日髪を洗って清潔にしているのにベタベタしたフケが出てかゆみも治らない……。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「フケをともなう頭皮のかゆみ」をテーマに、内科医の中西先生にお話を伺ってみました。

清潔にしているつもりなのに…どうしてフケやかゆみが起こるの?

香里さん(38歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

もともとオイリーに傾きやすい肌タイプなのですが、このところ顔だけではなく頭皮がベタついて仕方がないんです。ベタつくだけならまだしも、たまに猛烈に頭皮がかゆくなってかきむしってしまうのですが、ふと指先をみると、爪の間にびっしりと脂ぎったフケが張りついており、我ながら不潔なことこの上ありません。
とはいえ、特に不潔にしている自覚はなく、若い頃のように毎日とはいいませんが、2日に1回はきちんと髪を洗っていますし、エイジングケア用の頭皮ローションもつけてお手入れもしているのですが……。
特にショックだったのが、まだまだ甘えん坊の6歳の次男が私のまわりにまとわりついてきたと時のこと。先日、私のそばに近寄ってからしばらくして「うーん…なんかママの頭、洗ってない犬の匂いがする」と一言。うちには特に犬はいないのでどうしてそう感じたのかは謎ですが、私の頭って洗いたてでも臭いんだな…と自覚してしまう出来事でした。
一体どうしたらこのやっかいな頭のかゆみと湿ったフケを改善出来るでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
何らかの理由で頭皮のターンオーバーが乱れてしまうと、清潔にしているつもりでも過剰分泌した皮脂が酸化したり、角質がボロボロと剥がれ落ちてしまうことがあります。
今回は、フケをともなう頭皮のかゆみの原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

頭皮のかゆみとフケの原因は「血」と「衛気」の不足

フケには2種類あり、それにより原因が異なります。
一つ目は、頭皮の乾燥による「乾性フケ」です。もともと頭皮が乾燥しやすい方はフケが増えやすい傾向にあります。また洗髪のし過ぎによっても頭皮が乾燥してフケが多くなってしまいます。
二つ目は「脂性フケ」。人の皮膚に普通に存在するマラセチア菌は、皮脂を栄養源としています。整髪料をや皮脂が残ったままにしておくと、菌が繁殖しやすくなり、脂漏性皮膚炎が発症しやすくなります。
他にも、紫外線の影響による皮脂の酸化やカラーリングなどによる化学的な刺激でかゆみが起こることもあります。

東洋医学では、髪は「血余(けつよ)」ともいわれ、栄養や水分を運ぶ「血(血液)」や免疫力としての働きをする「衛気(えき)」の不足によってかゆみやフケをともなう頭皮や髪のトラブルが起こると考えられています。

次の章では、このような「フケをともなう頭皮のかゆみ」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

フケをともなう頭皮のかゆみを緩和する対処法3選

1.シャンプーの方法を見直してみる

こまめに髪を洗って清潔にしているにも関わらず、髪や地肌がベタついてかゆみを感じるという場合は、シャンプーの際の洗い方を見直してみることが大切です。
頭皮の毛穴汚れやシャンプーの成分を落としきれないままにしてしまうと、頭皮のかゆみやフケの発生につながってしまいます。
まずはお湯だけで地肌を洗い流して、ある程度汚れを落とした後に、肌に優しいアミノ酸系のシャンプーを使って、頭皮を指の腹で傷つけないように気をつけながらマッサージするように洗います。最後に、シャンプーの成分のすすぎ残しがないようにしっかり洗い流しましょう。
また、頭皮が乾燥してカサカサとしたフケが出る場合は、お湯の温度を見直してみましょう。熱すぎるお湯は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流して乾燥を招いてしまうため、お湯の温度は38℃程度に設定すると良いでしょう。

2.乾燥フケ&かゆみには「血」を補う

地肌が乾燥することによるかゆみがあり、細かいパラパラとしたフケが出る場合は、体内に栄養や水分を運ぶ「血」の不足が考えられます。日頃から鉄分の多く含まれるものを積極的に摂取するように気をつけたり、栄養バランスのとれた食生活を送るよう心がけましょう。
また、睡眠不足やスマホの見過ぎなどによる眼精疲労なども、血の巡りを悪くする原因となるため注意が必要です。
頭皮のかゆみやフケ、抜け毛などが気になる方は特に意識して貧血対策と血流改善を意識するようにしてみてください。

◎血液不足を補う食材
レバー・あさり・牡蠣・イカ・タコ・赤身肉・マグロ・カツオ

3.食生活を改善してベタつくフケ&かゆみを改善

頭皮のベタつきや、ジトジト湿ったフケやかゆみの症状が気になる場合は、食生活を見直してみましょう。脂肪分や糖質の多い食生活は、皮脂の過剰分泌を招き、頭皮のトラブルを起こすもとになってしまいます。
健康な髪と頭皮を育むためには、皮脂をコントロールし、過剰な分泌を抑えるビタミンB群や、頭皮の新陳代謝を促すビタミンA、抗酸化作用や血行促進作用のあるビタミンEなどを毎日の食生活にバランスよく取り入れる事が大切です。
栄養バランスのとれた食生活に改善することにより、摂りすぎた脂質の排出を促し、健やかな頭皮に整えていきましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

フケをともなう頭皮のかゆみを改善するために、市販の薬用シャンプーや外用薬などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、消風散(ショウフウサン)です。頭皮の赤みやジュクジュクした熱感をともなうかゆみ、フケの症状のある方の「血」のめぐりを良くして毒素を排出し、激しいかゆみの症状を和らげる効果があります。
また、頭皮の乾燥によるフケやかゆみの症状のある方には、「血」や「気(生命エネルギー)」を補い、皮膚に栄養と潤いを与えて症状を改善する効果のある当帰飲子(トウキインシ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

シャンプーと食生活の見直しで健康な頭皮を育みましょう

今回は、フケをともなう頭皮のかゆみの症状に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。症状の改善のためには、日頃のシャンプーの方法や食生活を見直すことで健全な頭皮を育み、頭皮の乾燥や細菌の繁殖を防ぐ事が大切です。
また、こうした気になるかゆみの症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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