原因は亭主関白な夫へのイライラ⁉︎ 閉経後に悪化した頭痛がつらい!

体験談

閉経の時期に頻繁に頭が痛くなるようになった。動くたびに頭に脈打つような痛みが走る……。
それは、もしかしたら閉経後のホルモンバランスの急激な変化によって起こる「頭痛」の症状かも⁉︎

そんな自分ではどうにもならない閉経後の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「閉経後の頭痛」をテーマに、神戸海星病院麻酔科の桐田泰江先生にお話を伺ってみました。

ズキズキと脈打つ頭痛とストレスのダブルパンチに疲労困憊です!

美弥子さん(51歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

半年ほど前に最後の生理があり、それから一度も出血がないので閉経したかなと思っているのですが、このところひどい頭痛に悩まされ、つらい日々を送っています。
若い頃から生理前の頭痛には長年悩まされてきたのですが、婦人科の先生からは「閉経を迎えるとラクになる人も多いですよ」と言われていたので、どこか閉経を心待ちにしていた部分さえあったんです。それなのに、ラクになるどころか、ひと月に何度も発作のような片頭痛に見舞われて、ストレスで頭がおかしくなりそうです。
ひとたび発作が起きると、ズキズキと脈打つようにこめかみが痛くて、家の中を歩くことや階段を昇り降りするのも大変なほど。本当は一日中寝ていたいのですが、うちの夫は、縦のものを横にもしない亭主関白。何も家事を手伝わないどころか、自分のそばにあるテレビのリモコンまで私に取らせる始末で、イライラしてゆっくり休むこともできません。
そんな夫も、あと数年で定年を迎えてしまうのですが、こんな人に一日中そばに居られたら、と考えるだけでゾッとします。
多少は自分の時間を持てる今のうちにこの頭痛が消えてくれるといいのですが、何か良い方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
閉経時期は、急速なホルモンの減少が起こることもあり、自律神経の乱れによって頭痛の症状が一時的に悪化したり繰り返してしまうこともあります。
今回は、閉経後の頭痛の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

ホルモンバランスの乱れによる神経の炎症が頭痛の原因

卵巣から分泌される女性ホルモン「エストロゲン」は、更年期に入る頃から徐々に減少し始め、閉経の前後では激減します。
こうした閉経時期の不安定なホルモン分泌により、セロトニンなどの神経伝達物質がバランスを崩すことで、神経に炎症が起きたり脳内血管が拡張して頭痛が生じると考えられています。月経関連頭痛のある人は閉経前後に頭痛が悪化する傾向があります。

また、東洋医学では、「気・血・水(生命エネルギー・血液・水分)」の流れが滞ったり不足したりすることによって痛みが生じたりすると考えられています。
次の章では、こうした閉経期の頭痛に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

閉経後の頭痛を緩和する「頭痛タイプ別」4つの対処法

1.片頭痛の場合

片頭痛とは…
脈拍に合わせてずき好きするような痛みで、頭の片側が痛むことが多い
歩行や階段の昇降で悪化し、吐き気をともなうこともある頭痛

・アルコール・カフェインの摂取を避ける

お酒に含まれるアルコールや、コーヒーなどに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があるため、頭痛の症状をさらに悪化させることがあります。
頭痛の症状があるときには摂取をさけてください。

・睡眠のリズムを整える

睡眠不足はもちろん、過眠や睡眠の質の低下によっても片頭痛が起こるきっかけとなることがあります。日中に適切な運動をしたり日光を浴びることで、良質な睡眠を得られるようにしましょう。

2.緊張型頭痛の場合

緊張型頭痛とは…
頭全体の圧迫感や締め付けられるような痛みがあり、日常的な動作などで悪化することは少ないけれど、目や肩の痛みをともなうことがある頭痛

・目や肩に疲れを溜めない

長時間のPC作業やデスクワークなどで目や肩に疲れがたまることで、緊張型頭痛が悪化したり慢性化することがあります。
長時間同じ姿勢を取らないように心がけ、適度な運動をすることで眼精疲労や筋肉疲労を溜め込まないようにしましょう。

・精神的なストレスを溜めない

緊張型頭痛は、環境の変化や精神的なストレスによって神経や筋肉が過度に緊張することによって起こることが多い頭痛です。普段からストレスを溜めないように心がけ、何事も思いつめないようにし、楽観的な気持ちでリラックスして過ごすことが大事です。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

閉経後の頭痛を改善するために、鎮痛剤を服用するなどの選択肢に加えて、根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方にオススメしたい漢方薬は、呉茱萸湯(ゴシュユトウ)です。冷えが強く、発作性の激しい片頭痛とともに吐き気の症状もある方の体を温めて頭痛を和らげる効果があります。
また、天気など気圧の変化による頭痛が起きやすく、めまいや神経症状などもある方には「血(血液)」の巡りをよくして頭痛や肩こりの症状を緩和する釣導散(チョウドウサン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

自分の頭痛のタイプを把握して適したケアをしましょう

今回は、閉経後の頭痛に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
閉経後しばらく時間が経ち、ホルモン量が減少した状態で落ち着くことにより頭痛の症状が治る例もたくさんあります。自分の頭痛のタイプを把握し、適したケアを行うことでつらい痛みを緩和していきましょう。
また、こうした閉経後の様々な症状改善に、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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