治ったはずなのに…肌にフツフツと赤いニキビ跡が残るのはなぜ?

横顔
体験談

ニキビは治ったのに皮膚の赤みが消えない、皮膚の内部に赤みが残ってなんだかムズムズする……。30代の大人世代の女性の中には、こうした「ニキビ跡の赤み」に悩んでいる方も少なくありません。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか?
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「ニキビ跡の赤み」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

メイクでも隠せないニキビ跡…デートもできずに落ち込むばかりです

沙有里さん(32歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

もともとニキビができやすい体質だったのですが、このところニキビが治った後に赤く跡が残るようになってしまい、鏡を見るたびに悲しい気持ちになってしまいます。
睡眠不足や疲れが溜まっているときなどは、特に赤みが強くなり一向に改善してくれません。自分なりにスキンケアも頑張っているつもりですが、なかなか効果も感じられず、いつまでこんな状態が続くんだろうと思うと落ち込んでしまいます。
メイクをするときも、普段愛用しているコンシーラーを使うのは刺激が強そうなので、刺激の少なそうな薄づきのファンデーションを軽く塗るだけにしているのですが、それだと赤みが丸見えで……。
交際して3ヶ月になる彼氏がいるのですが、この顔を見られたくなくて、最近では週末のデートを断ってばかりです。
早くすっきりキレイな肌になって彼と自信を持って会いたいのですが、どうにか早くこの状態を改善する方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
ニキビが治っているのに赤みが消えないのは、まだ皮膚の内部では炎症が消えておらず、修復に向けて細胞が戦っているということでもあります。
今回は、ニキビ跡が赤くなる原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

ニキビ跡の赤みは炎症の継続と「血瘀」が原因

ニキビは、毛穴に老廃物や皮脂がつまることによる炎症から生じますが、この炎症がニキビが治った後にも皮膚の内部で継続することで肌に赤みが残ってしまいます。
多くの場合は時間の経過とともに薄くなっていく場合が多いですが、ニキビが治って半年以上経っても赤く見える場合は、炎症のダメージにより皮膚が薄くなり、血管や筋肉が透けて見えている可能性もあります。

東洋医学では「肌は内臓の鏡」と言われ、身体の状態が皮膚に反映されると考えられています。
特に、ニキビが化膿して炎症が赤く残るのは、毛穴周囲の充血やうっ血による「血瘀(けつお)」によって起こるとされ、「血(血液)」の滞りを改善する必要があると考えます。

次の章では、こうしたニキビ跡の赤みの改善に対する具体的な方法をお伝えしていきましょう。

ニキビ跡の赤みを改善する3つのセルフケア

1.紫外線を浴びないようにする

ニキビの炎症が残っている時には、極力紫外線を浴びないように注意して過ごすことが大切です。
皮膚の内部で残っている炎症を悪化させてしまうばかりか、メラニンが生成されることで色素沈着が進む原因にもなってしまいます。
SPF値の高い日焼け止めなどは炎症の残る肌には刺激が強いため、UV効果のある日傘や帽子などをうまく活用するようにしてみてください。

2.早めのスキンケアで炎症を抑える対策を!

赤みがあるニキビ跡に対しては、真皮層で起きている炎症を抑えるスキンケアが必要です。抗炎症作用のあるビタミンC配合のスキンケアコスメを取り入れ、たっぷり塗って保湿することで赤みを抑えましょう。
赤みがある段階では、皮膚はまだ修復に向けて動いているということでもあるため、何年も残る跡にしないためにも早めのケアを心がけることが大事です。

3.毎日の食生活と生活習慣を整えよう

皮膚の内部で続いている炎症を長引かせないためには、食生活や睡眠など、生活の改善をすることも重要です。
炎症を抑えるためには、肌の代謝を高めるビタミン群(C、B群、Eなど)の含まれる食材を積極的に摂取するようにしてみてください。
また、肌のバリア機能を高めるためにも、高糖質・高脂質の食事を控えて適度な運動をし、ストレスを溜めず、質の高い睡眠をたっぷりとると良いでしょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

ニキビ跡の赤みを改善するために、ニキビ専用の塗布薬という選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)です。顔の余分な熱を冷まして「血」や「気(生命エネルギー)」を巡らせ、首から上の炎症を改善する効果があります。
また、加齢とともにターンオーバーの乱れから炎症が長引く方には、肌の水分代謝を促進して肌の生まれ変わりを促し、炎症を抑える効果のある桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンヨクイニン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

細胞の修復をサポートするケアを取り入れましょう

今回は、ニキビ跡の赤みに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
赤みがあるということは、細胞が修復を頑張っている状態にあるということです。色素沈着してしまう前に早めのケアをして美肌を取り戻しましょう。
また、こうした気になるニキビ跡の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

関連記事

おすすめ記事