鬼姑が原因のストレスで喉に異変!どうして私ばかりこんな目に合うの?

体験談

喉につかえるような異物感があって食べ物が飲み込みづらい。何かが喉にひっかかっているような気がして落ち着かない……。それは、もしかしたらプレ更年期(30〜40代)や更年期(40〜50代)に起こりがちな「更年期の咽喉頭異常感症」の症状かも⁉︎

そんな、自分ではどうにもならない更年期の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「更年期の喉の違和感」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

もう限界! 姑との同居にストレスまみれ。喉に違和感が…

真由子さん(46歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

義姉と姑との折り合いが悪くなり、逃げるように私たち次男夫婦の家に姑が転がり込んできてから2年ほどになります。
夫の大切な母親でもあるし、私も最初の頃こそ気を使ってしおらしく振舞っていましたが、ワガママで気が強く、常に自分が一番出なければ気がすまない性格の姑に、だんだん苛立ちを隠せない状態に……。とはいえ、目上の義母を叱ったり怒鳴ったりできるわけもなく、言いたいことも言えなくなった私のストレスは溜まる一方!
この嫌な症状が現れたのはそんなときのことでした。
喉に何か異物が詰まったような、飲み込みたくても飲み下せないような感じでモヤモヤと息苦しい感じが続くようになったのです。耳鼻咽喉科で診察を受けましたが特に喉に異常はなく、精神的なものだと言われました。
姑によるストレスのせいだと思うのですが、夫の手前、彼女に出て行けということもできません。
どうして私ばかりこんなに苦しまなければいけないのでしょうか?
せめてこの嫌な症状だけでも解消したいのですが、どうすれば良いのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
日々のストレスによって喉に違和感を抱く症状は、「ヒステリー球」や「梅核気(ばいかくき)」などとも呼ばれ、更年期の世代の女性によく見られます。
今回は、更年期に起こる喉の違和感の原因や改善方法についてお伝えしていきましょう。

喉の違和感の原因はストレスによる「気」の滞り

更年期に入ると、エストロゲンの分泌が減少してホルモンバランスが変化するとともに、自律神経が大きく乱れることがあります。
こうした状態で大きな精神的ストレスがかかると、交感神経が優位になり、喉の緊張が高まって違和感や圧迫感などの症状が出ると考えられています。
もし症状が月単位で増悪する場合は、耳鼻科を受診し原因となる腫瘍等がないか確認してもらうことをオススメします。

また、東洋医学では、怒りや悲しみなどのストレスによって「気(生命エネルギー)」が滞り、「気滞(きたい)」の状態を招くことで喉の違和感などの症状が起こると考えられています。
こうした症状のことを、”梅の種が喉にあって飲み込んだり出したりすることもできないこと”に例え「梅核気」と呼ぶこともあります。

次の章では、こうした更年期の喉の違和感に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

更年期の喉の違和感を緩和する3つの対処法

1.深い呼吸を意識しよう

精神的ストレスが高まり、浅い呼吸や筋肉が緊張した状態が続くと、喉の違和感がさらに強くなることがあります。
「喉に何かが詰まっている」と感じた時は、まずはゆっくりと深呼吸をしてみましょう。
深い呼吸をして新鮮な空気を体の中に取り込むことで「気」の巡りが良くなり、気持ちが落ち着いてくるのを感じることができるはずです。
ストレスを感じやすいタイプの方の中には、日常的に呼吸が浅くなっている方が多く見受けられます。普段から深くゆっくりとした呼吸を心がけるように意識しましょう。

2.ハーブキャンディを持ち歩く

喉の違和感で唾液を飲み込むのも辛い…そんな時は、爽やかな風味のハーブキャンディで口の中を潤してみてください。ミント味やスパイシーな味のキャンディを舐めることで喉に清涼感が広がり、唾液が多く分泌されることで嚥下(えんげ)も楽になるはずです。
外出先で症状が出て苦しい時や、人前で話す前にリラックスが必要と感じる時にすぐ口に入れることができるよう、お気に入りの味のハーブキャンディを持ち歩くのもオススメです。

3.没頭できることを見つけましょう

身体的な異常がないにも関わらずこうした喉の違和感がある場合は、何かに集中して没頭しているときは症状を感じない方がほとんどです。
喉の違和感について思い悩んだり考えを巡らせるのではなく、全く別のことに気持ちを向けるようにすることが大事です。
思い切り趣味にのめり込んだり、スポーツで楽しく汗を流すなどで、喉の症状のことから気持ちをそらすように意識してみるとよいでしょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

更年期の喉の違和感を改善するために、ホルモン療法を受けるなどの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方にオススメしたい漢方薬は、半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)です。精神的ストレスが強く、喉が詰まるような症状のある方の「気」の巡りをよくすることで喉の違和感の改善をする効果があります。
また、気分がふさぎ、めまいや動悸などの精神症状もある方には、喉の閉塞感や不安感などの精神症状を和らげる効果のある柴朴湯(サイボクトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
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症状を忘れるほど夢中になれるものを探しましょう

今回は、更年期の喉の違和感に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
精神的ストレスによって症状が強くなる場合は、まずはストレスの原因を取り除く努力をしつつ、症状があることを忘れてしまえるほど夢中になれるものを見つけ、没頭できる環境も作っていけるといいですね。
症状が増悪する場合は、耳鼻科の受診をオススメします。
また、こうした喉の違和感などの様々な更年期症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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