ショック! 韓国美人に憧れて”透け前髪”にするつもりが悲惨な”薄毛前髪”に… 

体験談

なんだか髪の生え際がペタンとしてふんわり立ち上がらない。分け目がスカスカで老けて見える……。それは、もしかしたらプレ更年期(30〜40代)や更年期(40〜50代)に起こりがちな「更年期の抜け毛」の症状かも⁉︎

そんな、自分ではどうにもならない更年期の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「更年期の抜け毛」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

ひそかに進んでいた抜け毛で前髪スカスカ…美髪に自信があった私はどこへ?

有希さん(51歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

若い頃は、かきあげ前髪のサラサラロングストレートがトレードマークだった私。
少しでも若く見せたいと思い悩んだアラフォー世代を経て、あまり長いのも若作りしているように思えてきたので、最近は前髪のないミディアムボブを定番にしていました。
ところが、ある日ヘアサロンの鏡に映る自分を見た時になんだか老けて見えるなあ、と思って、前髪を作ることにしたんです。
せっかくなら、今ハマっている韓国ドラマの主演女優さんみたいなトレンドの”透け前髪”にしたくて、「前髪が厚くならないように少し薄めの前髪にして」とオーダーしたんです。
そうしたらなんと! 目の前の鏡に映る仕上がりを見て愕然……。
そこにはハゲて前髪がスッカスカになったかっぱのようなオバサンがいたんです。
その日以来、ペタンとした頭頂部や髪の薄さが気になって仕方がありません。
どうしたらこれ以上の抜け毛を防ぎ、少しでも以前のようなハリやコシのある髪を取り戻すことができるでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
更年期の抜け毛は多くの方が悩む症状ではあるのですが、男性に比べて、女性の場合はケア次第である程度の改善ができることも多いので、あまり気を落とさないでくださいね。
今回は、更年期に起こる抜け毛の原因や改善方法についてお伝えしていきましょう。

更年期の薄毛の原因はホルモンの変化と新陳代謝の低下

髪の毛は、「成長期」「退行期」「休止期」の3つのサイクルを繰り返すことで、日々新たに生まれ変わっています。そして、このヘアサイクルを正常に保ち、肌や髪の新陳代謝をスムーズにしているのが、女性ホルモンのエストロゲンです。
ところが、更年期を迎えるとこのエストロゲンの分泌量が急激に減少し、ホルモンバランスが大きく乱れてしまうのです。
これにより、心身にさまざまな影響が出現し、抜け毛などの症状として現れてきます。

また東洋医学では、抜け毛の原因を①血液が不足している「血虚(けっきょ)」、②活力が不足している「腎虚(じんきょ)」、③体に余分な湿気がこもる「湿熱(しつねつ)」の3つのタイプに分けて考えます。
次の章では、こうした更年期の抜け毛に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

更年期の抜け毛を改善する3つのセルフケア

1.良質タンパクとイソフラボンを摂ろう

髪の成分は主にタンパク質で構成されているため、髪の栄養を補うためには、肉や魚、豆腐や卵などのタンパク質を意識して摂取するようにすると良いでしょう。
また、ワカメやひじき、昆布などの海藻類も弱った髪を健康にし、抜け毛の改善に効果的な食材です。毎日継続してメニューに入れるようにしましょう。
また、豆腐や納豆などに含まれる大豆イソフラボンには、女性ホルモンに似た働きをしてくれるエクオールが含まれています。ホルモンバランスの乱れを改善するためにも意識して摂取するようにしてみてください。

2.生活リズムを整え良質な睡眠をとる

健康な髪がすくすく育つ頭皮環境を整えるには、規則正しい生活を心がけることが大事です。特に、睡眠不足は頭皮の新陳代謝を滞らせてしまうため、夜更かしせず毎日決まった時間に起床・就寝するように意識しましょう。
睡眠のリズムを整え、深い睡眠を得ることで自律神経のバランスが整い、健康な髪が育つ頭皮環境づくりに役立ちます。

3.頭皮の血行を良くしよう

顔の乾燥が気になって保湿するスキンケアを心がける方は多いですが、頭の乾燥まで気が回らない人も多いのではないでしょうか?
実は、頭皮の血行が悪化し乾燥して硬くなると、ハリやコシのある健康な髪が生えてこなくなってしまうのです。シャンプーとタオルドライの後は、頭皮に女性用の育毛剤などをつけて、指の腹で念入りにマッサージしましょう。
マッサージによって血行を良くすることで頭皮に酸素と栄養が行き渡り、健康な髪が生えやすくなります。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

更年期の抜け毛を改善するために、ホルモン療法を受けるなどの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方にオススメしたい漢方薬は、十全大浦湯(ジュウゼンダイホトウ)です。「血虚」によって髪が細く薄く見えてしまう方の「血(血液)」を補い、髪のパサつきを抑え、コシを甦らせてくれる効果があります。
また、「腎虚」によって白髪が目立ち、実年齢より老けて見える方には、腎を補う八味地黄丸(ハチミジオウガン)、「湿熱」によって頭皮がべたつき、ペタンとして見える方には余分な熱や湿気を取り除く効果のある黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

食生活と生活習慣を見直して美髪を甦らせましょう

今回は、更年期の抜け毛に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
健全なサイクルで新たな髪が生まれ育つのをサポートするためにも、まずは自分の髪の状態を正しく知り、食生活や生活習慣を改善していきましょう。
また、抜け毛などの様々な更年期症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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