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花粉症による頭痛で終日頭がモヤモヤ…鼻水と咳にも苦しめられ仕事にならない!

体験談

花粉症の症状で苦しんでいるうちに頭がボーッとして重だるくなってきた。鼻づまりに苦しんでいるうちになんだか頭痛までしてきた……。2月〜5月にかけての花粉シーズン、こうした「花粉症による頭痛」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「花粉症による頭痛」をテーマに、内科医の中西先生にお話を伺ってみました。

花粉の飛ぶ日は頭が重い…鼻水と咳に加えて頭痛まで起きて満身創痍!

春海さん(39歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

毎年のこととはいえ、花粉症のシーズンになると気の滅入るような日々が続き、この世の全てのスギの木がなくなったら、どんなに幸せだろうと思っています。
特につらいのは、症状とアレルギー薬で頭がぼーっとしてしまい、仕事の能率が格段に落ちること。税理士事務所で働いているのですが、いつもは計算式がサッと頭に浮かんで来るのに、花粉症の時期は、書類に記載されている細かい数字の羅列がモワッと目に浮かんで頭がクラクラしてしまうんです。これでは作業が全く進みません。
特にここ数年悩まされているのがひどい頭痛で、症状がつらい日には頭が重くて一日中寝込んでしまうこともあるほど。くしゃみや咳、鼻づまりによる呼吸困難で身体中がガチガチに凝り固まってしまうせいか、頭痛に加えて首や肩の凝りもひどくて、もはや満身創痍といった感じです。こんな日常がこの先も毎年、数ヶ月に渡って続くと思うと、本当に憂うつで仕方がありません。
一体どうしたら私のこの花粉症のデパートのような症状が消えてくれるのでしょうか? せめて一番つらい頭痛の症状だけでも改善する方法があればぜひ教えてください。

ご質問ありがとうございます。
花粉症による頭痛は、様々な症状と連動して起こると考えられています。何が原因となって頭痛の症状が起きているかを把握し、その症状に対しても適切な対処を行うことが大切です。
今回は、花粉症による頭痛の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

花粉症頭痛の原因は副鼻腔炎による血流の悪化

花粉症は、鼻腔内に入ってきたスギ等の花粉に対する免疫反応により、様々な症状が引き起こされるアレルギー性鼻炎のひとつです。
アレルギー反応によって鼻粘膜が腫れると鼻づまりを感じるようになり、鼻腔とつながっている副鼻腔(頭の骨の中の空洞)内が換気できずに陰圧になってしまい、頭痛が生じるのです。また、花粉症の原因でもあるヒスタミンにより血管が拡張することで神経が刺激され、頭痛が起こることもあります。

東洋医学では、花粉症で頭痛が起こるのは、体の中の余分な「水(水分)」が溜まることにより水分バランスが崩れた「水毒(すいどく)」の状態になることや、副鼻腔炎による炎症などで体内に「熱」がこもって起こると考えます。

次の章では、このような「花粉症による頭痛」を和らげるための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

花粉症による頭痛を和らげるセルフケア3選

1.首や肩を温めて血行促進しましょう

花粉症の症状によって、鼻をかむ、くしゃみをする、咳き込むなどの動作を頻繁に繰り返すことにより、意識しないうちに首や肩に負担がかかり、筋肉が緊張してしまうことにより頭痛が起こることもあります。
毎日の生活の中に首や肩のストレッチを取り入れたり、入浴の際に首や肩をしっかり温めて血液循環をよくすることで筋肉の緊張をほぐすように意識すると良いでしょう。

2.アロマ浴で心地よい睡眠をとりましょう

花粉症による鼻水や鼻づまり、息苦しさやかゆみでぐっすり眠れない日が続くと、睡眠不足からくる疲労やストレスにより頭痛の症状が起こることがあります。
ぬるめのお湯にゆったりと入浴することで鼻腔の粘膜を保湿し、筋肉や血管の緊張をゆるめることで心地よい睡眠を得られるようにしましょう。
鼻の粘膜の炎症を解消し、鼻を通るようにする効果のあるアロマエッセンスなどを浴槽に数滴入れて、アロマ温浴をするのもオススメです。

◎花粉症状にオススメのアロマ
ペパーミント・ユーカリ・ローズマリー・ジャーマンカモミール

3.鼻づまりを解消して頭痛を和らげる

花粉症から起こる頭痛の原因の一つに、鼻水や鼻づまりによる副鼻腔炎の悪化があげられます。こうした頭痛症状を緩和するためには、鼻腔の粘膜の乾燥を防ぎ、鼻づまりの解消を心がけることが大切です。
そのためには、蒸しタオルを鼻の上に置いて鼻自体を温めたり、お湯や温かい飲み物からの蒸気を鼻から吸ったりする方法があります。また、お湯を入れた500mlペットボトルを、つまっている鼻と逆の小鼻の脇に当てることで、交感神経が刺激されて鼻の通りがよくなります。
頭痛がひどい時には、一時的でもいいので鼻の症状を和らげて呼吸をラクにする方法を試してみてください。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

花粉症による頭痛を改善するために、抗アレルギー薬の服用や注射などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、五苓散(ゴレイサン)です。頭痛に加えて水っぽい鼻水やむくむような感じのある方の体内の水分バランスを整え、余分な「水」を排泄して症状を緩和する効果があります。
また、鼻づまりなどが悪化して副鼻腔炎のようになっている方の頭重感などの症状には、海の排出を促して鼻の通りをよくすることで症状を改善する効果のある辛夷清肺湯(シンイレイハイトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

首や肩を温めて他の症状とともに頭痛を改善しましょう

今回は、花粉症による頭痛に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
他の症状と連動して起こることの多い花粉症による頭痛は、咳やくしゃみによる筋肉の緊張や、鼻水や鼻づまりなどの症状を和らげることで緩和されることがあります。アロマ温浴で首や肩を温め、筋肉の緊張をほぐすようにしてみてください。
また、こうした気になる花粉症の症状改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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