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認知症のような症状に不安が高まる毎日…このままボケるなんて嫌!

体験談

土地勘のある場所のはずなのに道に迷う、すぐに物の名前が出てこず会話に詰まってしまう、些細なことでイライラして感情を抑えられなくなる……。
それは、もしかしたら閉経後世代(50歳以上)に起こりがちな「認知症」の兆候かも⁉︎

そんな自分ではどうにもならない閉経期の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「閉経後の認知症症状」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

閉経後に襲う症状に焦る日々…軽度の認知症から一発逆転する方法は?

志穂さん(65歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

このところ、ずっとモヤモヤとした感情に支配されているみたいで、とてもつらいんです。家族と会話をしていてもうまく言葉は出てこないし、テレビを見ていて見慣れた俳優さんが出てきても、ちっとも名前が浮かんでこないんです。
そんな調子なので会話をしていても噛み合わず、夫や娘に当たり散らしてばかり。悪いのは私なのに、理解してもらえない悔しさと悲しさでつい暴言を吐いてしまうこともたびたびありました。
見かねた娘が病院に付き添ってくれたのですが、軽度の認知症の可能性があると言われ、ますます気持ちが沈んで何もやる気になれません。
先日などは、行き慣れた近所のスーパーに買い物にいっただけで家に帰る道が道に迷ってしまったこともあり、症状がどんどん悪化しているのでは、と考えると夜も眠れません。
病院で抗精神薬を処方してもらったものの、お薬手帳の説明書きに恐ろしい副作用が列記されていて、怖くて飲む気になれません……。でも、このままボケてしまうなんて嫌です。なんとか少しでも症状を改善する方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
閉経後のホルモンの大きな変動や脳の血流の低下によって、認知症予備軍のような状態になる方が多くいらっしゃいます。軽度の症状であれば改善することも十分可能なので、あまり気を落とす必要はありません。
今回は、閉経後の認知症症状の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

認知症の一因はホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのエストロゲンには、脳神経の修復作用や、セロトニンなどの神経伝達物質の量を増やして働きを強める作用があると言われています。
ところが、閉経を迎えるとエストロゲンの分泌は激減し、さらに脳内の神経伝達物質アセチルコリンも減ることで、記憶をつかさどる海馬の細胞も減少し認知機能の低下などの症状が出やすくなってしまうのです。また、こうしたホルモンバランスの乱れにより脳内の血流が悪化することも、アルツハイマー型認知症の発症リスクにつながると考えられています。
東洋医学においても、老化やストレスによって「血(血液)」の巡りが悪化し、脳に十分な栄養や血液が行き渡らなくなることが、脳や精神の働きをコントロールする「心(しん)」の衰えにつながるとされています。
次の章では、こうした閉経後の認知症症状に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

閉経期の認知症を予防するセルフケア3選

1.適度な運動と良質な睡眠を習慣づける

ちょっとした物忘れなどの段階から本格的な認知症に進まないために、日常の生活の中で予防策となることを実践しましょう。特に症状の悪化を防ぐのに特に効果的とされているのは、運動と睡眠です。
有酸素運動など、適度に息切れする程度の運動を習慣づけることで、認知症の原因となるタンパク物質のβアミロイドを分解する酵素が活性化し、体内の酸化ストレスを減少させる効果があるといわれています。
また、脳内の不要な老廃物は睡眠中に回収・排出されているため、認知症の原因となるβアミロイドの排出のためにも、良質な睡眠をとることが大事です。
認知機能の衰えを感じる、という方は適度な運動を取り入れ、睡眠の質の向上を目指しましょう。

2.「ながら作業」で前頭葉を活性化しよう

近年、認知症予防のためのトレーニングとして注目を集めているのが「ながら作業」です。これは、2つ以上の作業を同時に行うことで、脳の血流量を増やし、脳の司令塔ともいわれる前頭葉の活性化をはかる方法です。
前頭葉は、運動機能と思考の両方を司っているため、体と頭を同時に働かせなくてはならない作業や、同時に2つ、3つと併行して行う作業をすることで活性化できます。
例えば、掃除をしながら川柳や俳句を作る、孫と散歩しながらしりとりをする、キャベツを刻みながら魚を焼く、など、日常のなかに取り入れやすいことから試してみると良いでしょう。

3.視力・聴力の低下を矯正しましょう

50歳を過ぎると、老眼が進んだり耳が遠くなったりしがちですが、こうした聴力や視力の低下が認知症のリスクになってしまうことをご存知でしょうか?
例えば、目が見えづらいことで本や新聞を読まなくなったり、メールが億劫になったりすることで社会と隔絶されている感覚を覚えたり、耳が聞こえないことで人とのコミュニケーションが取りづらくなり、孤独な気持ちに陥ってしまう方もいます。
認知症予防や症状の悪化を防ぐためにも、補聴器やメガネなどの矯正器具を最大限に活用し、なるべく積極的に社会に参加することを心がけましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

閉経後の認知症を改善するために、抗精神薬の服用やホルモン補充療法を受けるなどの選択肢に加えて、根本的な改善を目的とした漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方にオススメしたい漢方薬は、抑肝散(ヨクカンサン)です。認知機能の衰えとともに焦りや不安、イライラ感などの精神症状のある方の神経の高ぶりを抑え、沈静化させてくれる効果があります。
また、のぼせや頭重感などの症状のがある方には、脳の血流をよくして症状を改善する効果のある黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

運動&脳トレで症状の悪化を防ぎましょう

今回は、閉経後の認知症症状に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
日常の中でできるエクササイズや脳トレーニングを取り入れたり、良質な睡眠をとることを心がけることで脳の活性化をはかるようにしましょう。
また、認知症など様々な閉経後の症状改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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