まさか夫から感染して子宮内膜炎に⁉︎ 不倫の疑いと出血に怯える日々です

体験談

下腹部の痛みが続き、生理でもないときに出血することがある、微熱とだらだらと続く出血がある……。それは、もしかしたら「子宮内膜炎による不正出血」かも⁉︎

子宮内膜炎は、細菌に感染することにより起こる子宮内膜の炎症で、不正出血や下腹部痛、微熱などの症状をともなうことがあります。
こうした子宮内膜炎によるつらい症状の緩和や改善に、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「子宮内膜炎による不正出血」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。 

だらだら続く出血と微熱、繰り返す子宮内膜炎に困惑しています

朋美さん(34歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

「昨年初めての子供を出産してから体力が落ちているせいか、生理でもないのに下腹部がシクシクと痛んだり、微熱が続いたりといった嫌な症状が続いています。
それだけならまだしも、数ヶ月前からは生理でもないのにおりもののような微量の出血がだらだらと出続け、ときたま大きな血の塊のような出血もあるため、気が休まりません。
産婦人科で診てもらったところ、「細菌感染による子宮内膜炎を繰り返しているかもしれない」とのことで、とりあえず抗生剤をもらってきました。
ただ、ネットで調べてみると、性行為による細菌感染で子宮内膜炎が起こることもあると書いてあり、まさか夫が不倫しているのでは、とか、性病をもらうような場所に通っているのでは…と勘ぐり始めてしまい、不安で夜も眠れません。
妊娠・出産・授乳と立て続けでゆとりのない育児生活をしていたため、ここ最近はあまり性行為にも前向きになれず夫婦仲も微妙で……。
よもやそんなことはないと思いつつも、繰り返す子宮内膜炎と出血に加え、夫への疑いに怯える日々が辛くて仕方ありません。
どうにかしてこのつらい症状だけでも改善したいのですが、なんとかならないでしょうか?」

ご質問ありがとうございます。
初めての育児で大変なところに子宮内膜炎による痛みや出血にもお悩みのとのこと、さぞおつらいことと思います。
今回は、子宮内膜炎による不正出血の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

細菌による子宮内膜の炎症が出血の原因

子宮内膜炎は、女性のライフスタイルや価値観の変化により未婚や晩婚化が進み、生涯で経験する月経回数が増えたことでリスクが上がっていると考えられており、特に30~34歳での発症がピークとなります。

子宮内膜炎とは、子宮の内側にある子宮内膜が炎症を起こすことで、主に急性子宮内膜炎と慢性子宮内膜炎に分けられますが、どちらも細菌感染が主な原因です。
月経の時に子宮内膜が剥がれるとともに細菌も排出される急性子宮内膜炎に比べ、慢性子宮また、内膜炎は子宮内膜の深い基底層にまで細菌が侵入し、炎症が持続している状態であり、自覚症状もないことが多いため、婦人科での検査が必要です。
東洋医学では、子宮内膜症はいずれも女性ホルモンのアンバランスや、「血瘀(けつお)」によって血が滞ることが原因の一つになっていると考えられています。

次の章では、子宮内膜炎による不正出血に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

出血をともなう子宮内膜炎に対するセルフケア3選

1.月経時のタンポン使用は慎重に!

子宮内膜炎は、子宮の入り口から入った細菌が子宮まで到達して子宮内膜が炎症を起こすことで引き起こされます。
月経時にタンポンを装着している方は、使用法によっては悪化させる可能性があるので、内膜炎の症状があるときは使用を控えるか不潔な使用法は絶対に避けるようにしましょう。

2.性交時の感染に注意しよう

特定のパートナーがいる方もいない方も、性交時の細菌感染には十分注意するようにしてください。子宮内膜炎を起こす細菌には、大腸菌、ブドウ球菌、連鎖球菌など様々な種類があります。性行為によって淋菌などに感染すると、時間の経過とともに子宮内部で炎症を起こすことがあります。
不潔な手や指で隠部に触れたり挿入することを避けたり、性交時にはゴム製の避妊具を装着するようにしましょう。

3.睡眠や休息をしっかりとろう

疲労やストレスが蓄積することによって、ホルモンバランスが乱れることでも子宮内膜炎の症状が悪化することがあります。
炎症を悪化させないためにも寝不足を避け、質の良い睡眠と規則正しい生活を実践できるように意識しましょう。
また、ストレスを溜め込まないことや、自分なりのストレス解消法を見つけておくことも大事です。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

子宮内膜炎による不正出血を改善するために、手術やホルモン療法などに頼るという選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)です。不正出血の量や時期に波があり、貧血症状もある方の「血(血液)」の滞りを解消し、新しく作られた血を巡らせることで不正出血や貧血を改善する効果があります。
また便秘やイライラなどの精神症状が強い方には、血行循環を促し、体の興奮作用を沈静化させてくれる効果のある桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)もオススメです。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

症状がひどい場合は病院で検査を受けましょう

今回は、子宮内膜炎による不正出血に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。まずは日常生活の中で清潔を保ち、細菌感染を防ぐように心がけましょう。
症状が強い場合には、思わぬ重大な病気が隠れている場合がありますので、躊躇せずに病院で検査を受けることも大事です。
また、子宮内膜炎による様々な症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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