月に何度もくる生理に疲労困憊! 私の体、どうなってるの?

体験談

1ヶ月に2回も3回も生理が来る、頻繁に生理がくる上にだらだらと出血が続く……。
それは、もしかしたら黄体機能不全などによる頻発月経かも⁉︎

そんな自分ではどうにもならない生理周期の乱れや体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか?
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「頻発月経」をテーマに医師の青木先生にお話を伺ってみました。 

生理に支配されているかのような日々…もう心身ともに限界!

涼子さん(33歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

「数年前から生理の間隔が異常に短くて大変な思いをしています。
周期でいうと、12日〜14日周期という感じで、やっと生理が終わったと思ってしばらくするとすぐ次の生理が来てしまうので、体調が良い時がほとんどありません。
幸い生理痛はさほど重くはないのですが、毎回サラサラとした血が大量にドバーッと出てしまうせいで貧血がひどく、生理のたびに疲労困憊でもうボロボロです……。
生理の回数の多さと出血量の多さのダブルパンチのせいか、最近はたいして赤くもないような薄めの色の血が出て来て、よほど栄養分が足りない血なのかと思って落ち込んでしまいます。
ちなみに夫は子どもを欲しがっているのですが、私のこの異常な生理周期のせいか、これまで妊娠したことがありません。でも、いっそ妊娠すれば生理が止まるのに、なんて不純なことを思ってしまう自分も情けなくて……。もう精神的にも限界です。
一体どうしたら人並みの生理周期に戻れるのでしょうか?」

ご質問ありがとうございます。
月に一度でも大変な生理なのに、月に何度もやってくるというのは心身ともに消耗も激しく、疲れ果ててしまいますよね。
今回は、頻発月経の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

ホルモンの乱れと卵巣機能の低下が頻発月経の要因

卵巣の働きの低下や、ストレスによるホルモン分泌の乱れにより、月経周期が24日以内と短くなってしまうことを「頻発月経」と言います。
初潮を迎えたばかりの時期や閉経前には頻発月経が起こりやすいのですが、20代〜40代前半の性成熟期に起こる場合は、月経〜排卵までの低体温期が短くなる「卵胞期短縮症」や黄体ホルモンの分泌が不足する「黄体機能不全」などの病気が隠れている可能性もあります。

また、東洋医学では頻発月経のことを「月経先期」といいます。
「血」が熱を帯びて「血熱(けつねつ)」の状態となることにより出血しやすくなることや、エネルギーが足りない「気虚(ききょ)」の状態でも、血液を体に保持できずに流れ出てしまうため、頻発月経が起きやすくなると考えられています。

次の章では、こうした頻発月経に対する具体的な解決方法をお伝えしていきます。

頻発月経を“食”で改善するための対策3選

1.「気」「血」を補う食材を摂ろう

月経周期が短い状態が続くということは、月経の回数が増え、その分血液の消耗量も増えてしまうということです。
月経中は充分な睡眠をとり、激しい運動を避けて体力の消耗を防ぎましょう。
また、身体も心も疲れやすくなるこの時期は、「気」の働きを助け、「血」の素となる
食材をしっかり摂り、血液と体力の消耗を補うことが大事です。

◎「気」の働きを助ける食材
エビ・ウナギ・鶏卵・サツマイモ・ショウガ・ネギ

◎「血」の素となる食材
レバー・鶏肉・牡蠣・赤身肉・プルーン・ドライフルーツ

2.「腎」の力を高める食材を摂ろう

東洋医学的では、「腎」は成長・生殖などの働きを司り、子宮・卵巣の力・ホルモンバランスと深く関わっていると考えられています。
月経不順が続いている場合は、特に「腎」の力を強くすることが必要です。
女性ホルモンの分泌を活性化し、月経周期を整えてくれる「腎」の働きを助ける食材を積極的に摂るようにしましょう。

◎「腎」の働きを助ける食材
黒砂糖・黒豆・山芋・オクラ・黒ゴマ・クルミ・なめこ・そら豆

3.「卵巣」を温める食材を摂ろう

月経周期が早い傾向がある人は、冷えが原因で卵巣の老化が進んでいる可能性があります。放っておくと、不妊の原因となったり更年期が早まったりすることもあるため、しっかりとお腹まわりを温めて卵巣の老化を防ぐことが大事です。
体温が常に36.5度より低い場合は、特に注意が必要です。冷たい物を控えて体を温める食材を積極的に摂るようにしましょう。

◎体を温める食材
にんじん・かぼちゃ・ゴボウ・レンコン・りんご・シナモン・生姜

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

頻発月経を改善するために、ホルモン療法などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)です。虚弱体質の方や過労気味で「気虚」の状態になっている方の気を補い、出血量の多い頻発月経を改善する効果があります。
またストレスの蓄積により、体内に熱がこもって「血熱」の状態になっている方には、熱を冷まして月経を安定させる効果のある温清飲(ウンセイイン)もオススメです。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

食を工夫して少しずつ体質改善をしていきましょう

今回は、頻発月経に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。消耗しがちな「気」「血」「腎」を補う食材や卵巣を温める食材を取り入れて、月経周期を整える食生活に改善してみましょう。
また頻発月経の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

Pick Up!

関連記事