手足の冷えに悶絶! 保育園のバス待ちも耐えられない私はママ失格!?

体験談

少し肌寒くなってきただけで手足が冷える、入浴後、体はまだポカポカしているのに手足だけすぐに冷たくなってしまう……。
30代〜50代のミドルエイジ世代の多くの女性が悩まされているという「手足の冷え」はなぜ起こるのでしょうか。

こうした自分ではどうにもならない症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか?
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「手足の冷え」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

産後の冷え性の悪化で体調不良に…この異常な手足の冷えから救って!

瞳さん(33歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

産後に冷え性が悪化してしまったせいか、秋〜冬の季節の変わり目頃になると全身の体調不良に悩まされて困っています。
気温がぐっと下がってくるのと同時に手足がものすごく冷えてしまい、手袋や厚手のマフラーをしてもほとんど効果を感じられないほどです。
出勤前、朝早くに子どもを保育園バスに乗せてから出社するのですが、屋外でバスを待っているだけでもありえないほど寒くて!
周りのママたちはまだ薄手のカーディガンやアウターを羽織っているだけなのに、手袋をして裏起毛のパンツを履き、厚手のコートを羽織っているのにも関わらず、ひとり寒さに震える私。このときもうすでに手足の感覚がなくなるほど冷えているんです。
しかも、冷えて体が縮こまっていたせいか肩こりも悪化してしまい、出勤してからひどい頭痛や吐き気に襲われることもあって、仕事にも全く集中できません。
どうしたらこのつらい手足の冷えを解消して寒いシーズンを乗り切ることができるのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
手足の冷えにともなって、頭痛や肩こりなどの様々な症状が出ることもあります。
今回は、手足が冷える原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

手足の冷えの原因は「血」の不足と血流の悪化

冷えは、自律神経の乱れによって血液の流れが悪くなること、また、血管が収縮することによって起こります。
秋〜冬にかけて気温が下がってくると、内臓を冷えから守るため、体の中心部に優先的に血液が集まることで末端の血管が収縮し、手足の冷えが起こるのです。

東洋医学では、冷えは「血(血液)」の不足による「血虚(けっきょ)」、血行不良による「血瘀(けつお)」、「気(生命エネルギー)」の不足による「気虚(ききょ)」、温める力の不足による「陽虚(ようきょ)」によって起こると考えられています。
手足が冷えるのは、血の量が不足している「血虚」、または血液循環の悪化による「血瘀」によるものが多いです。

次の章では、こうした手足の冷えの改善に対する具体的な方法をお伝えしていきましょう。

手足の冷えを改善するデイリーケア3選

1.ビタミンEを摂取しましょう

ビタミンEには、血管を拡げて血液を通しやすくする働きや、赤血球をやわらかく保つことで血液がスムーズに流れるサポートをする働きがあります。
これにより末端にまで温かい血が行き渡り、手足の冷えを防ぐことができます。
体を内側から温めるためにも、冷え対策としてビタミンEを多く含む食材を積極的に摂取するようにしましょう。

◎ビタミンEを多く含む食ベ物
ピーナッツ、ヘーゼルナッツ、ひまわりの種、ベニバナ油、オリーブ油、うなぎ、たらこ、ほうれん草、ブロッコリー、アボカド

2.お腹と背中をじんわり温めましょう

気候の変化に伴い冷えの症状が出てきたときに、体内で生み出された熱は内臓を温めることを優先します。
まずは内臓を冷やさないための対策として、お腹や背中を重点的に温めることが大事です。湯たんぽやカイロ、腹巻きや保温性の高いインナーなども活用すると良いでしょう。
冷えている手足を温めるのはもちろんですが、内臓をしっかり温めることで末端の手足にまで血液が流れやすくなります。

3.締め付ける服や靴を選ばないこと

冷え対策のために冬場は重ね着やタイツ、手袋、ブーツなどの防寒できるファッションを楽しんでいる方も多いと思います。
ところが、こうした冷え対策のためのはずのアイテムが、かえって冷えを悪化させていることもあるので注意しましょう。
きつめの下着やサポート力の強いタイツや靴下、ストレッチの効いたパンツやブーツ、ヒールの高い靴など、体を締め付ける服や靴などは、血流を悪化させ手足の冷えを悪化させてしまうことがあります。
保温性がありながらもゆったりとした服装や靴を選び、血の巡りを妨げないように心がけると良いでしょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

手足の冷えを改善するために、ホルモン補充療法やビタミン投与という選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、呉茱萸湯(ゴシュユトウ)です。
手足が冷えて肩こりや頭痛などもある方の胃腸を温め、血流を良くして手足まで温かい血を行き渡らせることで、冷えによる症状を改善してくれる効果があります。
また、手足の冷えに加えて胃腸が弱く、冷えによる下痢や頻尿などの症状もある方には、代謝を上げて血の巡りを良くし、体を温める効果のある附子人参湯(ブシニンジントウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
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血行を改善して温かい血を手足まで届けましょう

今回は、手足の冷えに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
手足の冷えを改善するには、体を温め、食生活や服装などにも気をつけることが大事です。
血の巡りを良くして、温かい血を手足まで行き渡らせるようにしましょう。

また、こうした症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。
セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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