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冷えとむくみで立つのも一苦労! 外は春の陽気なのになぜ冷える?

体験談

春の暖かい陽気なのに素足ではいられないほど足が冷える、お風呂で温まってもあっという間に足が冷える……。
最近は、少し暖かくなる春先にもそんな「足の冷え」に悩まされる30代〜50代のミドルエイジ世代の女性が急増しているようです。

こうした自分ではどうにもならない症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「足の冷え」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。 

春なのに足が冷えてつらい!足元用のストーブが手放せません

香純さん(41歳女性)、教員の方からご質問をいただきました。

このところ少し春めいた暖かい日差しを感じる日も増えてきたので、私の手強い冷え性も少しはラクになるかと思っていました。ところが、4月になってもまだ足元に置いてある電気ストーブを片付けられないほどの足の冷えに悩まされていまして……。
上半身は、もうニットだと暑いと感じる日もあるくらいなのに、足のスネから下はいまだにひんやりと冷たく、長時間座っていると腰のあたりまで痛みが出ることもたびたびです。
早く家に帰って足湯でもしながらゆっくりしたい! なんて思うのですが、中学校の教師にとって春は卒業と入学シーズンのバタバタで何かと作業も多い時期。
放課後は終電近くまで座りっぱなしで残業しなくてはならない日もあります。
そんな日は、ふくらはぎが冷えとむくみでパンッパンになって、立ち上がるのもやっと、という有様で、つらくて仕方がありません。
あまり人気もない夜の教員室で暖房をつけるのもなぁ、と思うのでひたすら我慢の日々ですが、冬でもないのにこんなに足が冷えるのっておかしいんでしょうか?
このつらい冷えを改善する方法があれば知りたいです。よろしくお願いします!

ご質問ありがとうございます。
春は気温が少しずつ上がり、上半身は暖かさを感じることが増えますが、その分下半身との温度差を感じやすく、人知れず冷えを感じている女性も多いんです。
それでは今回は、今回は、春先に起こる「足の冷え」の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

春でも足が冷えるのは自律神経の乱れが原因

冷えは、自律神経の乱れから血液の流れが悪くなったり、血管が収縮することによって起こります。
冬だけでなく春先にも足の冷えを感じるのは、季節の変わり目の寒暖差や、冬の保温性の高い服装から薄手の服装になること、また、暖房をつけなくなることによる室温の変化に体が適応できなくなっていることも原因のひとつでしょう。

東洋医学では、冷えは「血(血液)」の不足による「血虚(けっきょ)」、血行不良による「血瘀(けつお)」、「気(生命エネルギー)」の不足による「気虚(ききょ)」、温める力の不足による「陽虚(ようきょ)」によって起こると考えられています。
春〜夏の足の冷えは、冷たい飲み物や食べ物の摂取が増えることにより、体の中の水分バランスが崩れたり、環境の変化などにより「気」の乱れが起こりやすくなることも原因となります。

次の章ではこうした「足の冷え」の改善に対する具体的な方法をお伝えしていきましょう。

毎日実践! 足の冷えを和らげる簡単ケア3選

1.春も引き続き防寒グッズを活用する

暖かくなってくると、重いアウターを脱いで春らしい装いをしたくなるものですが、春先は特に寒暖差が大きいため、衣替えはなるべく後ろ倒しにして温かい服装を心がけましょう。
家の中でもフローリングなどの冷気を感じる床は、足から体を冷やす原因になります。
暖房をつけないまでも、厚手の靴下やレッグウォーマーを常備して足元を暖かく保つようにしましょう。
また、入浴したのに寝る前に足だけが冷えてしまった、という時は、足だけお湯につかる「足浴」をすると寝つきがよくなるのでオススメです。

2.気温が上がっても温かい飲食物を摂る

冬は飲み物ならホットドリンク、食べ物ならお鍋やシチュー、というように、自然に温かいものを摂る方も多いと思いますが、春〜夏にかけては冷たい飲食物の摂取が多くなってしまう方も多いのではないでしょうか。
冷たい飲食物は体を冷やし、足の冷えを促進してしまいます。冷えの症状のある方は、体を内側からポカポカと温めることが大事です。
季節を問わず温かいメニューや常温の飲み物などを選ぶようにすると良いでしょう。

3.ツボ押しで足の血流をアップしよう

足指の間には体質や体調の改善に有効なリンパやツボが数多く存在します。
特に足が冷える、という方は、足にあるツボ「八風(はっぷう)」を刺激して足先の血流の改善をしましょう。

◎八風(はっぷう)
左右の足の指の付け根、指と指の間にあります。

小指と薬指の間から手の親指を差し込んでツボを押し、順番に薬指と中指の間、中指と人差し指の間、人差し指と親指の間というように押していきます。
ツボ押しをするときは、椅子や床に座って安定した状態で行いましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

足の冷えを改善するために、ホルモン補充療法やビタミンEの投与という選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)です。
体力がなく低血圧で、足腰の冷えの症状が強い方の「水(水分)」の巡りをよくして「水毒(すいどく)」を解消し、むくみや冷えを改善してくれる効果があります。
また、貧血気味で月経不順の症状もある方には、体を温めて「血(血液)」の巡りを良くし、水分バランスを整えて足腰の冷えを改善してくれる効果のある当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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春の冷えは寒暖差への対策をしっかりしましょう

今回は、春先も足の冷えに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
春はまだまだ寒暖差が激しく、冬並みに気温の低い日もあります。
薄着などで急激に体を冷やさないよう、防寒して温かい飲食物を摂るなどして体を温めるようにしてみてください。

また、こうした症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。
セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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