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一日中続く疲労感をわかって!私、サボってるわけじゃないんです…

体験談

大したことをしたわけでもないのになんだかだるくなる、少しの動作にも億劫さを感じてしまう……。それは、もしかしたら貧血による症状かも⁉︎

自分ではどうにもならない体の不調やつらい症状の緩和、体質改善には漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「貧血による疲労感」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

朝から疲労困憊で思うように動けず、つらい毎日です…

佳織さん(37歳女性)、自営業の方からご質問をいただきました。

夫と二人で小さな飲食店をやっているのですが、ここ最近だるさと疲労感が強く、仕事と家事、育児の3つをこなす自信を失っています。
若い頃から貧血気味ではあったものの、若さで乗り切っていた部分もあり、たいしたケアをしてこなかったツケがきたのでしょうか…。あまりの忙しさで自分の食事を取る時間もなく過ごしているせいか、最近は様々な貧血症状にも悩まされる日々です。
寝て起きても、朝からなぜか疲労困憊で何をする気力もなく、だるさが一日中続くんです。
お店の常連さんからも「オタクの奥さん、最近機嫌悪いね。喧嘩でもしたの?」などと言われたと夫から聞いたこともあります。このままではお客さんに対しても夫に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
疲労感以外にも、動悸や息切れもあるのですが、それぞれが命に関わるようなものではない症状なので病院に行く時間も手間も惜しく感じてしまって……。
なんとかこの症状を改善して、元気な私に戻りたいです。何か良い方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
一日中続く疲労感があるとのこと、お仕事と家事育児の両立もしながら症状に耐えるのはつらいですよね。
今回は、貧血による疲労感の原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

酸素不足と「血」・「気」の不足が疲労感の原因

血液中の赤血球の成分であるヘモグロビンには、血液の流れとともに体内に酸素を運ぶ働きがあります。月経や妊娠・出産・授乳など何らかの原因により体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンをうまく合成できなくなり、赤血球中のヘモグロビンが減り、赤血球そのものも小さくなってしまいます。
こうした貧血の状態が続くと、少し動いただけでも酸素が不足し、体じゅうに新鮮な酸素や血液が巡らなくなり、疲労感やめまい、立ちくらみなどの様々な症状が現れるのです。
東洋医学では、貧血は「血(血液)」が不足した「血虚(けっきょ)」であると同時に、「気(生命エネルギー)」の不足である「気虚(ききょ)」の状態であるとされます。だるさや疲労感は、この「気虚」によるものが大きく、「気」を補うことが必要と考えます。また、現代では、「肝(かん)」や「腎(じん)」の衰えによる気虚も増えており、症状に合わせた療法が必要となって来ます。
次の章では、貧血による疲労感に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

貧血による疲労感を回復させるセルフケア3選

1.ハーブティーを飲んで良質な睡眠をとろう

自律神経を整え、疲労を回復させるには、質の良い睡眠をとることが大事です。
寝付きが悪かったり、うまく深い眠りを得られないときは、心を落ち着かせる効果のあるハーブティーを寝る前に飲み、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。

*ラベンダーティー
北欧では眠りに誘うハーブティーともいわれ、心と体をリラックスさせ、鎮静させてくれる作用があります。
ラベンダーの香りはアロマオイルやスキンケア用品、ルームミストなど、さまざまなアイテムに取り入れられているので、うまくライフスタイルに取り入れて活用するとよいでしょう。

*カモミールティー
寝る前に、体を温めたりリラックスするために飲まれるお茶(ナイトキャップティー)として有名なカモミールティー。ミルクとも相性がいいハーブティーなので、ミルクティーにするのもオススメ。穏やかな眠りに誘ってくれるはずです。

2.疲労を解消できる食べ物をとろう

疲労の回復には食べてしっかり栄養を摂ることが大事です。まずは貧血解消のために鉄分が豊富な食べ物をとるとともに、疲労感やだるさを解消するビタミンB1やB2、B6、B12、パントテン酸や葉酸の豊富な食材を積極的に摂るようにしましょう。

疲労回復に効く食材
豚肉・うなぎ・卵・レバー・魚・豆類・牛乳・胚芽米・葉物野菜

3.ゆとりある生活でストレス解消を

仕事が忙しくて休養する時間がうまく取れなくなったり、生活リズムが不規則になることも疲労が蓄積する原因になります。
ストレスや過労により自律神経が不安定になることでも、貧血による様々な症状が悪化することがありますので、うまくリラックスする時間を組み込むようにしてみてください。
例えば、夕食後の1時間は好きなことをしてゆったり楽しむ時間と割り切る。また、休日はしっかり休養したり行楽や趣味に時間を使うなど、オンとオフの切り替えをしっかりすることが大切です。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

貧血による疲労感を改善するために、鉄剤の内服や注射などに頼るという選択肢に加えて、原因から根本的に改善することを目的とした漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、十全大浦湯(ジュウゼンタイホトウ)です。体力がなく倦怠感に陥りやすい方の「血」と「気」を補い、冷えを改善して疲労感や動悸、めまいなどの症状を改善する効果があります。
また、胃腸が弱く、不安や緊張感の強い方には、血液の流れを良くして貧血症状を改善し、滋養強壮にも効果のある加味帰脾湯(カミキヒトウ)もオススメです。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、是非チェックしてみてください。

リラックスして過ごす時間を大事にしましょう

今回は、貧血による疲労感に悩む方のための対処法や漢方薬をご紹介してきました。
貧血を改善しつつ、日頃の生活にゆとりを取り入れ、疲労回復につながるリラックス法をみつけることを心がけるといいでしょう。
また、疲労感などの貧血症状には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。症状がなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてください。

「貧血」は重大な病気のサインの可能性も

貧血症状だと思っていた方の中には、自律神経失調による一過性の脳虚血だった方が多くいらっしゃいます。
また、潰瘍や癌から出血している場合や、脳梗塞等別の重篤な疾患の可能性もあります。
少しでも治療が遅れると取り返しのつかないことになりますので、定期的な検査や受診も忘れずに行いましょう。

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