夫の転勤と親の介護で何もかもが不安! 夜も眠れず毎日泣いています…

体験談

急に不安な気持ちに襲われ、何も手につかなくなる、不安で息が苦しくなって動悸や息切れを起こしてしまう……。
それは、もしかしたらプレ更年期(30〜40代)や更年期(40〜50代)に起こりがちな、「気持ちの不安定」の症状かも!?

そんな自分ではどうにもならない更年期の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「更年期に起こる気持ちの不安定」をテーマに、内科医の中西先生にお話を伺ってみました。 

考えれば考えるほど辛い…体調不良と不安が重なって毎日泣いてばかり。

菜摘さん(49歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

更年期の症状なのか、数年前から疲れやすく、肩こりや動悸、のぼせなど、体調があまり良くなく…..。それに加え、ここ数ヶ月は夜も眠れないほどの不安感に襲われ、突然涙が出てしまうこともあるほど気持ちが不安定なんです。
きっかけはおそらく、主人の転勤と義理の親の介護が重なったこと……。息子ももう大学生で一人暮らしをしていますし、当初は私も転勤先について行ってのんびりしようかしら、なんて思っていたんです。
でも、そのタイミングでお義母さんが脳溢血になり、幸い一命は取り留めましたが、要介護状態になってしまいました。そこまで仲の良い嫁姑でもなかったので、お義母さんは私に介護されることをどう思っているんだろう、とか、夫が単身赴任してしまったらひとりでどうすればいいのか、など思い悩むことが多すぎて……。
最近では動悸だけでなく、安静にしていても呼吸が乱れたり苦しくなったりして、些細なことでも何時間も考え続けて不安に陥る日々です。どうしたらこの症状は治るでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
家庭内で大変なことが重なり、眠れないほどの不安で、さぞおつらいかと思います。
今回は、更年期に起こる気持ちが不安定になる原因や改善方法についてお伝えしていきましょう。

気持ちの不安定さは卵巣機能の低下による自律神経の乱れが原因!

更年期の気持ちの不安定さは、卵巣機能の低下により、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで起こると考えられています。
卵巣からの女性ホルモンが低下すると、脳の視床下部にも影響を与えて自律神経が乱れてしまいます。その結果、不安・パニック・うつなどのメンタルの不調が起こりやすくなるのです。

また、更年期は、子どもの自立や両親の介護、同年代の友人の傷病体験など、大きなライフイベントを体験する時期でもあります。
これらの出来事に直面する際に、「自分一人では処理しきれない…」と不安な気持ちになり、心身に不調をきたしてしまうことがあります。
東洋医学では、精神的な症状には、「気」や「血」を補って巡りをよくすることが大切だと考えます。

次の章では、こうした更年期特有の悩ましい症状に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

気持ちを安定させるための簡単セルフケア3選!

1.睡眠と運動で生活改善しましょう

睡眠不足や運動不足など、生活習慣の乱れは更年期の症状を悪化させる原因のひとつ。
夜更かしの習慣をやめ、早寝早起きしましょう。
日中は適度に体を動かして、就寝前にストレッチなどで体をゆるめてあげることで眠りやすくなります。

また、気持ちが不安定になると呼吸が浅くなり、血液の流れも悪くなります。
ウォーキングや水泳などの有酸素運動で呼吸を深くし、血液循環もよくしましょう。

2.食事の質を見直しましょう

気持ちがふさぐと食への関心がなくなり、とりあえず自分の好きなものだけを食べてしまう方も多いのではないでしょうか。
そうすると必要な栄養が不足して、症状を悪化させることも少なくありません。
食生活を見直して、バランスよく栄養を摂りましょう。

特に、大豆に多く含まれているイソフラボンは、体内でエストロゲンと同じ働きをしますので、気持ちの不安定さが改善される効果が期待できます。
大豆の煮豆や納豆、豆腐、おからなどの大豆食品を積極的にとりましょう。

3.「湧泉」のツボを押して気力を回復しよう!

「湧泉」とは、土踏まずのやや上、足の裏の真ん中あたりに「人」の字状の筋の交点の内側にできるくぼみのこと。
ここを押すことで、情緒不安定や憂うつな気分の解消、更年期障害によるのぼせなどにも効果を発揮してくれます。指の腹でじっくりと強く押しましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

気持ちを安定させるためには、薬物療法やホルモン補充療法を受けるという選択肢に加えて、根本的な改善を目的とした漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、加味逍遙散(カミショウヨウサン)です。
ストレスを強く感じていて疲れやすく、精神不安などの精神神経症状がある方の「気」を巡らせ「血」を補ってくれる漢方薬です。
また、のぼせ気味で便秘しやすく、肥満気味の方は、便通を整え、ホルモンのバランスを整え、便通を良くしてくれる桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)もよいでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
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思い詰めず、気持ちをラクに過ごしましょう

今回は、更年期に悩みがちな「気持ちの不安定さ」に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状を和らげるには、何事も我慢しすぎず、生真面目に思い詰めすぎないことが大事です。
アロマやハーブティーでリラックスするのもオススメです。
そして、自分でケアにしてもなかなか症状がよくならない場合は、さまざまな精神症状に効果的な漢方薬もありますので、ぜひ、お近くの漢方薬局や漢方医に相談してみてくださいね。

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