綺麗な同僚が憎い!ニキビだらけの汚肌で性格までブスに…

体験談

生理の前になるとやたら顔が脂っぽくなりニキビが増える、吹き出物が悪化する……それは、もしかしたら月経前症候群(PMS)によるニキビの症状かも!?実は、多くの女性が月経前に起こるさまざまな症状に悩んでいます。

自分ではどうにもならない生理時の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師や薬剤師がお答えしていきます。

今回は「生理前のニキビ」をテーマ薬剤師の手塚智子先生にお話を伺ってみました。 

どうして私だけ? 生理前のしつこいニキビで肌も心も荒れ放題!

菜津美さん(33歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

30歳を過ぎた頃からでしょうか、生理前になると赤みのあるニキビが吹き出してしまって、人前に出るのも嫌なほどなんです。
せめてお化粧でカバーできればまだいいのですが、この時期は肌全体がいつもと違い、カバー力のあるファンデーションを塗っても吹き出物が悪目立ちしてしまって……。
隣の席の同僚は、いつも肌が綺麗でニキビひとつないので、彼女と比べると余計自分の醜さが際立つ気がして悲しくなります。
彼女とは仲が良くて、休憩時間はいつも一緒にいたのですが、最近はランチに誘われても「どうせ引き立て役にしたいだけなんでしょ」などと僻んだ見方をしてしまうせいで、以前のように楽しく過ごせなくなってしまいました。
生理後になれば肌の状態も回復し、気持ちも少しは明るくなるのですが、また生理前になるとニキビだらけになるのか、と思うと暗い気持ちになってしまいます。
なんとかして生理のたびに出現するニキビから解放される方法はないものでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
ニキビや肌荒れは、生理前になると起こる嫌な症状のひとつで、女性としては大きな悩みになりがちですよね。
今回は、生理前に起こる肌トラブルの原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

黄体ホルモンによる皮脂分泌の増加がニキビの原因

排卵後から月経前にかけて肌トラブルが起こりやすくなるのは、黄体ホルモン「プロゲステロン」の分泌が増えることと関係があります。
この黄体ホルモンには男性ホルモンに似た役割があり、過剰な皮脂分泌を促す作用があります。そのため月経前は毛穴に皮脂が詰まり、ニキビができやすい肌の状態になってしまうのです。

また、東洋医学では、月経前は「気・血・水(生命エネルギー・血液・水分)」が滞りやすくなると考えられています。
血の不足や滞りによって「血瘀(けつお)」の状態となり、「血」の流れが滞ることや、「気」の巡りが悪化することからくるストレスもニキビの原因になります。

次の章では、こうした月経前に起きやすいニキビや肌荒れに対する具体的な解決方法をお伝えしていきますね。

月経前のニキビを予防&改善する3つの肌ケア

1.たっぷりの泡で優しく洗顔を

月経前は、ホルモンの影響で皮脂の分泌が過剰になります。
ぬるま湯洗顔だけで済ませず、朝晩2回は肌に優しい洗顔料で顔を洗いましょう。
余分な皮脂を落とすためにも肌を清潔に保つことは大切ですが、1日に何度も洗顔をしていると逆に肌の乾燥が進んでしまいます。
肌をこすらず、たっぷりと泡立てた洗顔料で優しく洗うようにしましょう。

2.UV対策と保湿を万全にしましょう

月経前の肌は、バリア機能が低下し、普段よりもデリケートな状態にあります。
洗顔の後はしっかりと保湿のできる乳液やクリームで肌を保護するようにしましょう。
また、対策をせずに直射日光を浴びると、紫外線により肌を傷めてしまうため要注意。夏でなくても日焼け止めや帽子、日傘などで肌を守ることが大事です。

3.メイク方法やアイテムの使い分けましょう

ただでさえ皮脂の分泌が多くベタつきが気になる月経前の肌には、カバー力の高いクリーム系ファンデーションやオイル入りのものは負担になりがちです。
肌に優しく保湿効果の高いUV下地を塗ったら、軽くパウダーをはたいてカバーする程度の薄化粧を心がけてみてください。
また、この時期は普段のコスメではなく、低刺激の敏感肌用のコスメや薬用タイプのものを用意して使い分けるのもよいでしょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

月経前のニキビを予防&改善するために、市販薬の塗布や服用、美容皮膚科での治療に頼るという選択肢に加えて、根本的な改善を目的とした漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブリョウガンカヨクイニン)です。血の巡りを改善してくれるので、肩こり、のぼせて冷えなどがある方のニキビ、しみに効果があります。
また、皮膚や粘膜が弱く、顔や首に湿疹ができたり、鼻づまりや目の充血症状もある方には、熱を冷まして解毒する効果のある荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)もオススメです。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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月経前は肌を休ませる期間と捉えて乗り切りましょう

今回は、月経前のニキビに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
月経前の肌荒れは誰にでも起こりうることです。あまり深刻にとらえず、普段のスキンケアや食生活に気を使いながら、肌をゆっくり休ませる期間と捉えましょう。
また、月経前症候群(PMS)によるニキビ治療には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。
セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。


<監修者>

薬剤師 手塚智子
大学院修了後、研究職に従事し漢方を学ぶ。その後、薬剤師として臨床で働く傍らさまざまな接客業を兼業し、渡米。
帰国後、体の内外にアプローチできることを目指して薬剤師兼ビューティーディレクターとして就業中。

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