パンプスからはみ出すむくんだゾウ脚に愕然!もう鏡も見たくない…

体験談

夕方になると足がぱんぱんで靴がきつい、朝起きるとまぶたが重く、顔も腫れぼったいような気がする……。
それは、もしかしたらプレ更年期(30〜40代)や更年期(40〜50代)に起こりがちな「むくみ」の症状かも⁉︎そんな自分ではどうにもならない更年期症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 

「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。
今回は「更年期のむくみ」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。 

顔も脚もむくみでパンパン!「太った?」と聞かれるたびに自己嫌悪に…

敬子さん(46歳女性)、事務員の方からご質問をいただきました。

年のせいか年々ぽっちゃり度が増して、ダイエットしてもなかなか体重が落ちにくくなってしまいました。
特に、デスクワークを終える夕方になると膝から足首までパンパンに膨れてしまい、パンプスがキツくて履いているのも痛いほど!
つい先日、制服の膝丈スカートがパツパツになるほどズドンとむくんだゾウ脚を見た同僚に『なんか、最近また太ったよね』と言われたのもショックで……。
ただでさえ太っているのにさらにむくみも加わり、膝にも負担がかかっているせいか、痛みも増すばかりです。
ちょっと動いただけで汗がダラダラ出るので代謝は悪くないと思うのですが、食事制限しても体重が減る様子もありません。どうにかしてこの腫れぼったさを解消して少しでも身体をスッキリさせたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
多くの人が悩まされることも多いむくみの症状ですが、年齢による代謝の低下や、長時間同じ体勢を取ることにより、さらに症状が悪化しがちです。
今回は、こうしたむくみの原因や日常の対処法、治療に役立つ漢方薬についてご紹介していきましょう。

リンパ&血行の悪化と「水」「気」の滞りがむくみの原因!

更年期を迎えた女性の体からは、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少し、ホルモンバランスの乱れから自律神経も不安定になります。こうしたホルモンの乱れや筋力の低下によって血行やリンパの流れが悪くなると、不要な水分や老廃物が血管外に溜まり、むくみとなって現れるのです。

東洋医学では、「腎」が水分代謝全般を調節し、老廃物を尿として出す臓器とされていますが、更年期になると、生命エネルギーである腎が弱ってむくみの症状が出やすくなります。「水(水分)」が滞ると、体内に水分が溜まりやすくなりますし、「気(生命エネルギー)」の不足や滞りは、水の巡りも悪くします。その結果、血流が悪くなってむくみは悪化し、冷えの原因にもなるのです。

次の章ではこうした更年期特有の悩ましい症状に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

今日からできる! むくみ解消のための6つの習慣

1.食生活と飲酒習慣を見直そう

塩分を摂り過ぎると水分が体内に溜まりやすくなり、むくみの原因になります。 むくみを解消するには塩分に含まれるナトリウムを尿と一緒に排泄してくれるカリウムの摂取がオススメです。

カリウムが多く含まれる食品
アボカド・バナナなどの野菜や果物、わかめ・のり・昆布などの海藻類

2.運動やストレッチを習慣にする

運動やストレッチを習慣にして、血行を良くしましょう。筋肉量が増えると、基礎代謝も上がり、足のポンプ機能が改善され、血流もアップします。
むくみの改善のためには、1日5,000歩以上歩くようにしましょう。

3.締め付けるような服や下着を避ける

体を締め付けるようなきつい服や補正下着、ハイヒールやきつい靴は血行悪化を招き、むくむ原因に。血行を妨げず、身体を温めるような服装を心がけましょう。
逆に適度な圧力で、足のむくみ解消が期待できる着圧タイツなどもあるので、うまく活用してみてくださいね。

4.長時間同じ姿勢をしない

デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢で作業する時は、途中で体勢を変える、ストレッチをする、階段を使うなどして身体を動かすように意識しましょう。
デスクの下でかかとを上げ下げをしたり脚先を動かすだけでも、ふくらはぎの筋肉が動き血流もアップします。

5.体を温めることを意識する

水や血の巡りを良くするには、体を温めて血管を広げることが大切。顔のむくみが気になるときは、ホットタオルを顔に当てたり、耳の後ろのリンパを流すようにすると効果的です。
全身や足元のむくみが気になる場合には、お風呂にゆっくり浸かって芯から身体を温めましょう。
ただし、リンパを温めすぎるとリンパに負担がかかり、むくみが悪化することがあるので長湯もほどほどに。
夏でも冷房のきいた場所ではひざ掛けやストールを常備して、足元や首が冷えないようにするといいでしょう。

6.リンパマッサージで足スッキリ!

むくみの解消には、マッサージが効果的。足を掴んで揉むのではなく、リンパに沿ってなでるように、心臓に血液を戻すようにマッサージします。
足が心臓より高い位置になるようにするとより効果的です。足の疲れもとれて、すっきりしますよ!

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

むくみの症状を改善するために、利尿剤の服用やホルモン補充療法を受けるという選択肢に加えて、根本的な改善を目的とした漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方にオススメしたい漢方薬は、防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)です。
この漢方薬は、気を補いながら身体に停滞している余分な水分を排泄する効果があり、特に関節に溜まっている水の排泄も促して水太りを解消してくれます。
また、代謝の低下や月経不順が気になり、冷えやのぼせ、めまいなどの症状もある方には当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)も効果的です。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてください。

むくみを流してスッキリした日々を送りましょう!

今回は、むくみに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
朝起きた時の腫れぼったいまぶたや、1日が終わった後にぱんぱんになった足をみてがっかりしていた方も、ぜひ今日からできることを始めてみてくださいね!

ただし、毎日のケアを試してもなかなかむくみが改善しない場合は、治療が必要な病気の可能性もあります。自分ではもう対処できないと思った時は、我慢せずに早めに医療機関に相談してみることも大事です。

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