手足や腰の冷えがひどくて動くのも一苦労! 老婆のようなヨタヨタ歩きに…

体験談

手先や足先が冷えて辛い、エアコンをつけても体の芯から冷えきって寝付けない、ホットカーペットでも分厚い靴下が手放せない……。
それは、もしかしたらプレ更年期(30〜40代)や更年期(40〜50代)に起こりがちな「冷え」の症状かも!?

そんな自分ではどうにもならない更年期の不調やつらい症状の緩和、体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか?
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「更年期の冷え」をテーマに、内科医の中西先生にお話を伺ってみました。

娘の声に衝撃!「お母さん、恥ずかしいからその”老人歩き”やめてよ」

沙織さん(48歳女性)、事務職の方からご質問をいただきました。

先日、高校生の娘と久しぶりに親子デートをしたんです。この時期は仕事が立て込んでいたのもあり、やっとゆっくり娘と過ごせると楽しみにしていたのですが…。
前日座りっぱなしで事務作業をしていたせいか、足先の冷えが腰の方までひろがり、翌朝起きると体全体が動かしづらいほどの状態に。
それでも歩いているうちに治るだろうと思って出掛けたのですが、動いても温まるどころか、体の芯からの冷えで足腰も痛み出す始末。冷え切った手は感覚もなく、ショッピングの途中で温かい飲み物を買いに行ったのですが、待たせていた娘から言われた一言は、それはショックなものでした。
「ねえ、ヨタヨタ歩いてるけど大丈夫? おばあちゃんみたいになってるよ」
確かに、そう言われてみれば、姿勢を褒められたのも今は昔、ショーウィンドウに映った姿を見ると、すっかり腰の曲がった老婆のような私の姿……。40代でこれはあんまりです。
冷えの症状さえなければ、まだまだ見た目は若いつもり。どうにかこのつらい冷えを改善する方法はないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
手先や足先の冷え、体の芯から凍えるような症状は、更年期によくある悩みのひとつです。冬の寒さに冷えの症状も加わると、歩くことさえままならず、つらい毎日ですよね。
今回は、更年期の冷えの原因や改善方法についてお伝えしていきましょう。

血流と自律神経の乱れによる体温調節機能の低下が冷えの原因!

冬場に手足を温めてもなかなか温まらない、暑い夏でも冷えを感じる方は、「冷え性」と言えるでしょう。
冷え性の原因は、痩せ気味で月経量が多く貧血気味、胃下垂で低血圧気味、など体質的なものに加え、女性ホルモンの急激な減少とも関係が深いのです。

更年期を迎えた女性の体からは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが急激に減少します。
こうしたホルモンバランスの乱れにより自律神経が影響を受け、血液の流れが悪くなることで、冷えの症状が悪化します。
また、過度なストレスやダイエットのしすぎでも自律神経は乱れ、体温調節がうまく機能しない状態を招くこともあるので要注意です。

東洋医学では、冷えは万病のもととも言われ、放置すると様々な他の症状も悪化することがあるので早めのケアが大事です。

次の章ではこうした更年期特有のつらい症状に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

日常生活の中で冷えを改善する簡単セルフケア5選!

1.体を冷えにくくするゆったり入浴で血行UP

血行をよくするには寝る前のゆったり入浴が効果的。
38〜40℃くらいのぬるめのお湯で体を芯から温めましょう。
血行促進作用&清涼感のあるペパーミントを使ったアロマ半身浴や、足首から下の部分浴もオススメです。
また、体を洗う際にボディブラシなどで皮膚を刺激してあげると、自律神経の働きを高める効果があります。

2.栄養バランスのとれた食事で冷えない体づくりを

冷えない体づくりには栄養バランスが大事。朝食を抜かず、玄米などの主食や卵・納豆などの良質なタンパク質や発酵食品、具沢山のお味噌汁などの和食が理想的です。
冷たいお茶や食材など体を冷やすものは控え、体を温める肉類やスパイスなども摂るように心がけましょう。

3.疲れすぎない程度の軽い運動を日課に

適度な運動は、体を温めて血液の循環をよくするだけでなく、体力の向上とともに低下していた自律神経の働きも高めてくれます。
体操やジョギング、スクワット、1日30分以上のウォーキングなど、軽く汗ばむ程度の運動を毎日続ける習慣を身につけましょう。
全身の筋肉の約7割が脚に集中しているので、特に下半身を動かすストレッチやスクワット運動などの筋肉トレーニングなどは効果的です。

4.ファッションにも冷えを防ぐ工夫をプラス

暖かな冬小物やサーモタイプのインナー等を上手に使い、頭寒足熱(下半身を厚着にし、上半身は首周り以外、比較的薄着に)を心がけましょう。
血液の流れをよくするため、体を締めつけない衣服や靴を選ぶことも大事です。真冬の寒い時期は、カイロや温熱シートでお腹や腰回り・太もも・足の甲を温めると、全身が温まります。
夏はカーディガンやストールを持ち歩くといいでしょう。

5.大豆イソフラボン(エクオール)を摂ろう

末梢の血行不良を改善するビタミンEの入った市販薬や、最近話題の成分「エクオール」のサプリメントもおすすめです。
エクオールは、腸内細菌によって大豆イソフラボンから作り出され、エストロゲンとよく似た働きをすることがわかっています。
この成分をお腹の中で作ることができる日本人は2人に1人と言われているため、サプリメントでエクオールを直接摂るのは効率的といえるでしょう。

更年期の冷えの改善には漢方薬が効果的!

冷えの症状を改善するための選択肢は様々ありますが、市販薬や処方薬に加えて、根本的な改善を目的とした漢方薬の服用もおすすめです。

特に、今回の相談者様のように、手足だけでなく腰まで冷えて全身が痛むほどつらい、という症状に悩む方におすすめしたい漢方薬は、当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)です。
血を補い体を温め熱をつくるのを手助けする効果があり、冷えによって起こる肩こりや腰痛、頭痛などの改善例もあります。
冷えに加え、貧血やむくみがある方には、血の巡りをよくするのと同時に水分代謝を整え、体を温める効果のある当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)もおすすめです。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介はこちらをご確認ください。
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

毎日の生活習慣の見直しで根本的な体質改善を!

冷えは、放置すると全身の不調につながります。
日常的な全身のだるさに加え、顔色の悪さや目の下のクマや肌荒れなど見た目への影響もありますので、症状が悪化して後悔する前に、自律神経を整える生活習慣や漢方薬をうまく取り入れ、根本的な体質改善を目指しましょう。

関連記事

おすすめ記事