生理と下痢のコラボでトイレを独占する私にクレームの嵐!

体験談

生理になるとおなかが緩くなって軟便や水溶性の下痢になってしまう、吐き気とともに急にトイレに行きたくなってしまう……などという症状はありませんか?  
実は、多くの女性が悩んでいる月経時の不快な症状は、下腹部の痛みだけではありません。

そんな自分ではどうにもならない生理時の不調やつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「生理時の下痢」をテーマに、内科医の中西先生にお話を伺ってみました。 

生理になるたびに、下痢と出血でトイレから出られません…

純夏さん(33歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

お恥ずかしい話なのですが、このところ冷え性が悪化しているせいか、生理の時にものすごくお腹が下ってしまうんです。
軟便どころではなく、水のようにバシャーッと出てしまう水様性の下痢なので、何かの拍子に血も便も同時に漏らしてしまうのではないかと気が気ではありません。
特に生理の2日目あたりはシートを取り替える回数も多く、下痢でトイレに駆け込む回数を合わせると、30分〜1時間に1回は私が家のトイレを独占している状態で……。
同居の義母には「ちょっと、あなたトイレの回数多すぎだし、具合悪いんじゃないの?」なんて嫌味っぽく言われるし、先日は出勤前の主人のトイレタイムと被って軽く言い合いに。そうかと思えば、午後になってやっとゆっくりトイレに引きこもってから出てくると、知らないうちに帰宅していた義父が用を足したかったらしく、トイレのドアの前で焦った様子でウロウロしていることも……。
生理になる前までは便秘気味でお腹も張っているくらいなのに、生理になった途端に下痢をするこの体質がつらいです。どうしたらこの症状を改善できるでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
生理の時にお腹を下してしまう人は結構いるのですが、出血や生理痛もある中で下痢の痛みにも耐えるのはとてもつらいですよね。
それでは今回は、生理時に起こる下痢の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

筋肉の収縮を促すプロスタグランジンが月経痛・下痢の原因!

月経の前後の女性の体では、ホルモンバランスが大きく変化しています。
排卵後に増える黄体ホルモンが腸の収縮運動を抑えるために、便秘がちに。
ところが月経が始まると、今度は筋肉の収縮を促すプロスタグランジンという生理活性脂質が多く分泌されて腸の収縮が大きくなるため、月経痛や下痢が起こりやすくなるのです。

東洋医学では「気・血・水(生命エネルギー・血液・水分)」の流れが滞ることによって、月経痛や胃腸症状が起こると考えられています。

次の章ではこうした月経時期特有の悩ましい症状に対する具体的な解決方法をお伝えしていきましょう。

下痢の症状を緩和するセルフケア3選! 

1.下痢を引き起こしやすい食品を控える

まずは、食べ物を工夫して下痢の症状を抑えましょう。
体が冷えやすくなる月経中は、冷えによって腹痛が悪化することがあります。
温かく胃腸に優しいものを食べるようにしてくださいね。
唐辛子などのやカフェインたっぷりのコーヒー、冷たい食べ物や飲み物は、消化管への刺激が強く、下痢を引き起こしやすいので要注意です。
また、果物や豆類やフルーツの糖分やアスパルテームなどの人工甘味料には、水分を腸内に貯める働きがあり、下痢の要因になることもあるので控えましょう。

2.リラックスして日常を過ごす工夫をする

月経中は、気持ちが揺らぎがちでストレスを感じやすくなり、下痢が引き起こされることがあります。
なるべくリラックスしたり休養を取る時間をとって、ゆったりとした気持ちで過ごすことが大事です。
「外出先で下痢になってしまったらどうしよう」という不安がストレスになっている場合は、水がなくても服用できる市販の下痢止めを、お守り代わりに持ち歩くのもいいですね。

3.下痢症状を抑えるツボを押そう!

天枢(てんすう)
おへそから指3本分左右に離れた位置にあるツボで、腸の働きを改善し、気の乱れを調整して滞りを解消し、消化を助けてくれる効果があります。下痢のときには、特に効果が高いので試してみてください。

水分(すいぶん)
おへそから指1本分上の位置にあるツボで、ここを押すことで腸に働きかけ、お腹の中の水分を調節してくれる効果があります。
いきなり強く押すのではなく、ゆっくりと指に圧を加えて、少し痛いけど気持ちいいくらいの力加減で押してみてください。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

月経時の下痢を改善するために、市販薬や処方薬に頼るという選択肢に加えて、根本的な改善を目的とした漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適しているのは、胃苓湯(イレイトウ)です。
この漢方薬は、胃もたれや消化不良を和らげる平胃散(へいいさん)と、吐き気やむくみ、口の渇きの症状に効果的な五苓散(ゴレイサン)を組み合わせたもので、胃腸の気を補い、その働きをよくしてくれる効果があります。
また、手足の冷えや胃腸の冷えが辛い方には、体を温める効果のある人参湯(ニンジントウ)もオススメです。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。
自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介はこちらをご確認ください。
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

体を温め、おなかに優しい食生活を心がけましょう

今回は、月経時の下痢に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
胃腸の不調が体の冷えによることも多いですので、体を温める食材を積極的に取り入れましょう。
ストレスを溜めないようなリラックス方法を見つけて、ホルモンバランスを整えていくことも大切です。

また、月経時の下痢の症状には漢方薬が優れた効果を発揮することも多くありますので、セルフケアでなかなか効果を感じられない場合は、漢方薬を取り入れてみるのもオススメです。
お気軽に漢方医や漢方薬局に相談してみましょう。

関連記事

おすすめ記事