更年期女性の気になる耳鳴りは漢方で改善しよう!

35-45才

「なんだか最近耳鳴りがして気が散ってしまう」「気づくと耳鳴りがしていて、イライラするようになった」と感じたことはありますか?
実は、耳鳴りで悩んでいる人は少なくないんです。

耳鳴患者の有病者数は全人口の15~20%(うち65歳以上が約30%)とされ、日本では2~3%(約300万人)いると推定されています。

耳鳴りに悩んだままだと、ストレスがたまったり、他の病気が進行してたり、なんてこともあります。
この記事では耳鳴りに対するセルフケアや、病院を受診するときコツや治療法の紹介、また漢方薬を使った体質改善についてご紹介します。
耳鳴りをスッキリ解消して、毎日を楽しく過ごしていきましょう!

1更年期になったら耳鳴りが始まった・・・?更年期と耳鳴りの関係とは

1-1 更年期、更年期障害とは?

更年期障害は、閉経期(閉経の平均年齢50.5歳)の前後10年間に生じる自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起こると考えられます。女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)は、20~30代でピークを迎えますが、40代に入ったころから急激に低下し始めます。これにともなって、さまざまな身体的、精神的症状が現れるのが更年期障害です。
更年期障害の症状を感じないまま過ぎる場合もあれは、日常生活に支障をきたすほどひどくなる場合もあります。

1-2 更年期の耳鳴りの症状と原因

1-2-1  更年期の耳鳴りの症状とは?

耳鳴りとは、実際には音が鳴っていないのに耳内に音が聴こえる現象です。キーンという金属音のような高い音から、ブーンという低音、セミが鳴くような音まで、様々な音が出ることがあります。
両耳から聞こえてきたり、片耳だけに生じることもあれば、頭の中から聞こえてくるように感じることもあると言われています。また、疲れたときやイライラしたときに耳鳴りを強く感じることが多いようです。

1-2-2 西洋医学的に考える更年期の耳鳴りの原因

更年期障害の症状としての耳鳴りは、女性ホルモンの低下が原因で自律神経の働きが乱れることによるものと考えられています。

他にも、西洋学的に考える更年期の耳鳴りの原因は、次のようなものが考えられています。

・加齢
聴力の低下から耳鳴りが起きることがあります。

・ストレス
仕事や人間関係などによる精神的ストレスや、睡眠不足などの身体的ストレスが続くと、耳鳴りが起こることがあります。

・大きな音を聞く
ヘッドホンで音楽を大音量にして聴いたりすると、内耳が大きな音や衝撃により損傷を受け、突発的に耳鳴りが起きることがあります。

・耳に異物が混入・耳垢がたまっている
耳垢がたまっていると、耳が詰まったような感じがしたり、ガサガサする耳鳴りが起こることがあります。
また、耳に水が入ったり、ダニなどの小さな虫が耳に入ったりしたときにも耳鳴りが起こることがあります。

・他の病気が原因
糖尿病やメニエール病などの他の病気があるせいで、耳鳴りを感じることがあります。
特に水が流れるような耳鳴りは、血液の流れる音が原因になっていることがあります。そのような場合、脳血管の病気や心臓の病気の可能性が考えられます。
高血圧や甲状腺機能亢進症、聴覚の神経にできる腫瘍(聴神経腫瘍)が原因であることもあります。

1-2-3 東洋医学的に考える更年期の耳鳴りの原因

東洋医学の考え方では、更年期になってホルモンバランスが崩れることにより、体内に滞ってしまった老廃物や水分が、粘り気を帯びて「痰湿」となり、三半規管や内耳などに溜まり耳鳴りが起こると考えられています。
また、痰湿やストレスによる気の滞りにより、血の巡りが悪くなると、耳のある頭部にしっかりと血が届かず耳鳴りの原因となることがあります。

2耳鳴りをセルフケアで解消しよう!ヒントとなる生活習慣や食事法!

2-1 ストレスをためない

・ストレスをためない工夫をする
ストレスは耳鳴りの原因となる可能性があるので、普段からストレスをためない生活を心がけましょう。
お友達と楽しくおしゃべりをする、わくわくするような趣味やスポーツを見つける、旅行に行くなど、楽しい時間を過ごすことが大切です。また、一日のなかで少しでもリラックスさせる時間を作るのも効果的です。

・生活習慣を整える
不規則な生活は自律神経の乱れを引き起こして、耳鳴りを起こす可能性があります。規則正しくバランスの取れた食事、十分な睡眠、休息などで、体と心のバランスを整えましょう。また、ウォーキングなどの軽い運動も、自律神経のバランスを整えるのに効果的だと言われています。

2-2 血行をよくする

血行が悪いと、耳鳴りの原因となることがあります。そのような場合は、血行改善により耳鳴りの改善が期待できます。特に耳の周りを蒸しタオルであたためる、血流をよくするツボを刺激するなどして血行を改善すると、効果的です。
また、ビタミンEには血行を良くし、自律神経のバランスを整えるはたらきがあります。ビタミンEは大豆製品、アーモンド、かぼちゃ、うなぎの蒲焼き、モロヘイヤなどに多く含まれますので、積極的に食べるようにしましょう。

2-3 音響療法

音響療法とは、耳鳴りよりも小さな音を聞き続ける治療法です。耳鳴りが際立つような静かな環境をなるべく作らないようにすることで、耳鳴りが気にならないようにしていきます。テレビを見たり、ラジオを聞いたり、人と話すなど、いろんな音を積極的に聞くことで、耳鳴りが気にならなくなります。効果を感じるには時間がかかりますので、長い目で見て続けていきましょう。

2-4 耳鳴り改善によいツボ

耳のツボを押すことで、耳鳴りの改善を早めることができます。ここでは、耳鳴りに効果的なツボをいくつかご紹介します。

【耳鳴りに効果的な耳ツボ】
・聴宮:耳の穴の前方、やわらかい小さな突起の前あたり、口を開けたときにくぼみができるところ
・耳門:この聴宮の少し上に位置するツボ
・聴会:聴宮の少し下に位置するツボ
(人差し指で押さえたとき、指の腹に耳門、聴宮、聴会の3つのツボが入ります)。

【耳ツボの押し方】
・ヘアピンやつまようじの頭部分などで約1秒押しもみます。「気持ちいい」と感じる程度の強さで押すのがポイントです。
・20回繰り返します。
・お風呂上がりや夜寝る前にケアすると、血行改善に効果的です。

2-5 大豆イソフラボン(エクオール)

豆腐や豆乳などの大豆製品に含まれるイソフラボンが、更年期の耳鳴りの症状を和らげると言われています。
これは、腸内細菌が大豆のイソフラボンから、女性ホルモンのエストロゲンとよく似たエクオールをつくりだしているからです。
ですが、日本人の2人に1人はエクオールをつくれないと言われています。
その場合は、エクオールをサプリメントとして補充することで更年期の耳鳴りの症状の改善が期待できます。
腸内でエクオールをつくることができるかできないかは、エクオール検査(ソイチェック)で調べることもできます。

3 更年期の耳鳴りをすぐに改善したい時の対処方法

「セルフケアだけでは耳鳴りがおさまらない」という方のために、ドラッグストアで買える薬、病院で行われる治療法や処方薬をご紹介します。

3-1 市販薬で解消する方法

・ナリピタン
有効成分であるニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩(処方薬のストミンAと同じ成分)が血行を改善し、ビタミンB群が神経の調子を整え、耳鳴りや肩こりを改善します。ビタミンB群を中心とした成分であるため、副作用なども問題になりにくいです。

3-2 病院での治療方法

3-2-1 何科を受診したらいいのか?

「耳鳴りがするので病院に行こうかな・・・でも、何科を受診したらいいんだろう?」と迷うこともありますよね。。
基本的に耳鳴りは耳鼻咽喉科で診察してもらえます。しかし、耳鳴りの原因の章でもお伝えしたように、耳鳴りの原因は他の病気である可能性もあります。思い当たる原因があったり、耳鼻咽喉科だけで改善しないのであれば、内科、神経内科、心療内科、脳神経外科なども受診してみましょう。

高血圧や甲状腺機能亢進症の病気がある場合は内科の受診も検討しましょう。耳鳴や難聴が徐々に進行してくる場合は、聴神経腫瘍の可能性もありますので、早急に精密検査を受けましょう。

耳鳴りで受診するときは、次の点を診察時に伝えられるようにしておくと、診察がスムーズになります。
・いつから耳鳴りがするか
・左右で耳鳴りは異なるか
・難聴、めまい、肩こり、頭痛など他の症状はあるか

3-2-2 治療の実際、治療の流れ

・TRT療法
TRT( Tinnitus Retraining Therapy)療法は、耳鳴りの音に慣れるように脳を訓練する方法で、補聴器のような形をした機械で行われます。
実際のTRT療法では、耳鳴りやTRT療法について詳しく説明があり、充分理解した上で治療を開始します。前述の耳鳴りを雑音で消す治療法と異なり、耳鳴りが少し聞こえるくらいの大きさの雑音使います。
ただし、耳鳴りに慣れて生活できるようになることを目的とした治療法であるため、耳鳴りを解消したいと思っている人には向いていません。

・認知行動療法
認知行動療法とは、耳鳴りせいで落ち込んだり、沈み込んでしまった気持ちを楽にする心理療法の1つです。
耳鳴りが気になり出すと「耳鳴りがずっと続くのではないか」、「耳が聞こえなくなるのではないか」と心配してしまいます。
耳鳴りにおける認知行動療法では、「耳鳴りそのものがつらいのではなく、耳鳴りによってもたらされる睡眠障害や不安感、ストレスがつらい」、「多少耳鳴りがしていても、普通に生活できている」という正しい認識を患者さんに持ってもらい、耳鳴りについてのネガティブな考え方を払拭できるようにします。

3-2-3 更年期の耳鳴り解消に役立つ薬を解説

耳鳴りの治療には、内耳機能の改善を期待する薬や、精神を安定させる薬が使用されます。耳鳴りに対する保険適応を持っている薬はストミンAのみですが、耳鳴りの改善が期待できる他の薬が処方されることもあります。

■内耳機能の改善を期待する薬
・ストミンA:脳や内耳の血管を広げて血液循環を改善し、耳鳴りを改善します。

・メチコバール:末梢性神経障害の治療に使用される薬です。耳鳴りに対して最も多く使用されている薬です。

・カリジノゲナーゼ:体の血管をおだやかに広げ血流をよくする作用があり、メニエール病や冷え性に対して処方されます。

・アデホス:血流量を増やし、エネルギー代謝を活発にします。メニエール病、めまい、耳鳴りなどの内耳障害に対して使用されます。

・副腎皮質ステロイド剤(プレドニゾロンなど):炎症を抑えるなどの効果のあるお薬ですが、突発性難聴やめまいにも使われます。高用量の副腎皮質ステロイド剤を服用し、少しずつ減らしていく服用方法が広く用いられています。

■精神を安定させる薬
・抗うつ薬、抗不安薬
ストレスが耳鳴りの原因となっていることも多くあります。
耳鳴りの症状の他にうつ症状がある場合、心療内科や精神神経科で診察してもらった上で、パキシル、ジェイゾロフト、デプロメールなどの抗うつ薬やメイラックス、コンスタン、リーゼなどの抗不安薬が処方されることがあります。効果がみられるまで少し時間がかかることもありますので、焦らず治療していきましょう。また、自己判断で服薬をやめると、副作用が強く出たり症状が悪化したりすることがありますので、医師の指示を必ず守るようにしましょう。

4体質や症状別!耳鳴りに効く漢方薬7つ

耳鳴りに使われる西洋薬のご紹介をしましたが、漢方薬のメリットは体質改善をして根本的に解決できることです。漢方薬では、症状だけではなくその人の体質や状態に合わせて選びます。ですので、一人一人に合わせたきめ細かい治療が可能になります。
一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされておりますし、対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくない方に最適です。
また、健康的な食事やセルフケアを毎日続けるのは苦手という方も、医薬品として効果が認められた漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。

4-1 漢方薬

1.冷えやむくみ、貧血気味、疲れやすさも気になる方:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血を補って血流を整えながら、耳鳴りの原因になっている痰湿を体から除く漢方です。

2.めまいやイライラを伴う耳鳴りの方:女神散(にょしんさん)
血を補いつつ、気血の巡りをよくして熱をさまして精神神経の不調を改善する漢方薬です。女性ホルモンの変化や精神的なストレスからくる耳鳴りに有効です。

3.便秘やほてり、のぼせを伴う耳鳴りの方:桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
滞った血の巡りをよくして体にこもった熱を取り除く漢方薬です。血の詰まりをとることで、耳を含む頭部に血が巡り、耳鳴りを改善します。

4.ストレスによる耳鳴りや難聴の方:柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
気の巡りを改善し、体にこもった熱を冷ます漢方薬です。気の停滞を解消する効果があります。

5.胃腸が弱く、不安になりがち、不眠気味の方:加味帰脾湯(かみきひとう)
気と血が不足しているため、頭部まで栄養が行き渡らないことにより起こる耳鳴りに使います。

6.神経質でイライラしがち、怒りっぽい方:抑肝散(よくかんさん)
逆行した気の流れを、本来の正しい方向へ整える漢方薬です。気の高ぶりを和らげます。

7.雨の日や台風など気圧の変化が苦手な方:半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
胃腸が弱く、頭痛やめまいを伴うような耳鳴りに有効です。

5 漢方薬が著しく有効であった症例を2つ紹介!

著効例1:おばあちゃんでもないのに、、、夜の耳鳴りで眠れない。

更年期と言われる年代になってから、ジーという低い音が聴こえるようになりました。日中は家事や仕事に追われているため気にならないのですが、夜に周りが寝静まる時間になると、思い出したように耳鳴りがします。おかげで眠くても眠れず、寝つくまでに時間がかかってしまいます。慢性的な睡眠不足で日中もぼーっとしてしまい、疲れが取れません。何よりも耳鳴りっておばあちゃんが悩む症状だと思っていたのでショックでした。耳鼻科に行きましたが、検査をしても特に問題はないとのことで途方にくれていたところ、漢方薬という方法があると聞いて試してみることにしました。

46歳女性 痩せ型 もともと貧血傾向もあり生理は遅れがち。手足が冷えやすくむくみやすい体質。

体を温めながら、不足している血を補い、余分な痰湿をとる当帰芍薬散を服用。
服用して2週間ほどでお腹や足元がポカポカと温まっているのを実感しました。それにお小水の量が増え、しっかり出るようになりました。日中の疲れが軽減されて気持ちも前向きになり、全体的に体調がいいことを実感し始めた頃、夜の耳鳴りがなくなっていることに気づきました。今ではぐっすり眠れていて嬉しいです。症状を改善することを諦めなくて本当によかったと思いますし、他にもちょこちょこあった不調が改善されて前向きに更年期を過ごせそうです。

著効例2:親の介護と更年期のストレスで突然耳鳴りが。漢方薬でイライラや便秘も快調・爽快に!

更年期と言われる年代になり、気持ち的にもイライラやストレスを感じることが増えていました。そんな最中で突然の親の介護をすることになって、毎日忙しくて大変になりました。ある日、いつものように家事や仕事、親のデイサービスの準備をしていると、右耳から「キーン」という金属音が。大きな音ではありませんがずっと続くのですごく不快で煩わしく、またストレスが追加された気分で落ち込みました。安定剤のようなものではない方法で改善したいと思って漢方薬を飲んでみることにしました。

46際女性 がっちりとした体格でストレスを感じやすく、便秘がち。のぼせ、頭痛、肩こりも気になる。

知人から「更年期の女性に良いらいいよ。」と紹介された当帰芍薬散を服用してみることにしました。ですが、せっかく忙しい中、続けて飲んでいるのに特に大きな変化もなく、さらにイライラ・・・。そこでストレスを解消しつつ血の巡りを良くしてくれる柴胡加竜骨牡蠣湯をためしてみることに。服用して3日適度で頭の重さやのぼせがスッキリしました。いつも頭に熱がこもったような状態だったのでとても楽です。気づけば便秘も解消されて、うまく言えませんがとにかく爽快な気分なんです!体から老廃物が抜けて、イライラも気にならなくなった頃には「キーン」という耳鳴りはほとんど気にならなくなりました。おかけで介護もこなしていけそうです。

漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方にぴったりの、スマホから専門家に相談すると、症状や体質に合った漢方を自宅に届けてもらえるサービスです。AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが、効く漢方を効率よく見つけ出してくれるから高コスパ。効く!お手軽!うれしい価格!と三拍子揃っています。

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自分に合った方法を見つけて、耳鳴りをうまくコントロールできるようになろう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
更年期の耳鳴りはホルモンバランスの乱れからくる自律神経の乱れや、ストレスが原因と考えられています。しかし、他の病気が原因となっている可能性もありますので、病院できちんと診察を受けることも大切です。
まずは、セルフケアとして、ストレスをためないことや、血行を良くすることを心がけることをしていきましょう!

病院で行われる治療法や処方薬についてもご紹介しましたが、根本的に体質を改善する方法としては、漢方薬も有効です。最近ではオンラインで漢方のプロに相談できるサービスもありますので、ぜひ試してみてくださいね。
耳鳴りをすぐになくすのは難しいかもしれませんが、自分にできることから始めて、すっきりとした気分で毎日を楽しみましょう!

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