更年期太りで悩む女性のダイエットの基本3原則!運動・食事・漢方薬!

35-45才

「最近、体重増加がとまらない、年だから仕方ないのかな。」
「おしゃれしたいけど、ブラの上に肉が乗って、鏡餅みたいになっているのが恥ずかしい。」
「ブラの上だけでじゃなくてパンツの上にもおなかが乗って、ぽっこりお腹の肥満体型がもう嫌」

更年期が近づいてから、このような悩みを持つようになった、ダイエットしたいという方は少なくありません。
厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、50歳代女性の19.2%が肥満(BMI≧25)という統計結果がでています。

太ったり、ボディラインが崩れるとショックですよね。
さらに、更年期太りをそのまま放置しておくと、深刻な病気につながることもあるので注意が必要です。
今回の記事では更年期太りの原因や対策、病院でできる治療、そして効果的な漢方薬についてお伝えしています。
この記事をヒントにして、更年期も健康的で充実した毎日を送ってくださいね!

1 更年期になると太るのはなぜ!?まずは原因をしっかり理解しよう!

1-1 更年期、更年期障害とは?

更年期障害は、閉経期(閉経の平均年齢50.5歳)の前後10年間に生じる自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起こると考えられます。女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)は、20~30代でピークを迎えますが、40代に入ったころから急激に低下し始めます。これにともなって、さまざまな身体的、精神的症状が現れるのが更年期障害です。
更年期障害の症状を感じないまま過ぎる場合もあれは、日常生活に支障をきたすほどひどくなる場合もあります。

1-2 更年期太りの症状と原因

1-2-1 更年期太りの症状

一般的に女性の肥満は皮下脂肪が多いケースが多く、特におしりや太ももは脂肪がつきやすい部位です。更年期になってから、お腹や二の腕など上半身を中心に太りやすい体質になりやすく、背中やおしりと太ももの間など、それまで気になっていなかったところに脂肪がついたと感じる方もいます。

1-2-2 西洋医学的に考える更年期太りの原因

女性ホルモン(エストロゲン)には、脂肪の燃焼を助ける働きや食欲を抑制する「抗肥満ホルモン」と呼ばれるレプチンの分泌を促進する働き、内臓脂肪を増やす酵素を抑制する働きがあります。しかし更年期になると女性ホルモンが急激に減ってしまうので、脂肪を貯めやすく、分解しにくい体質へと変化し太りやすくなってしまいます。
また、ホルモンバランスのゆらぎから自律神経が乱れてイライラしやすくなり、過食にはしりストレス太りすることもあります。
さらに年齢を重ねると筋肉量が落ちて代謝が悪くなっています。そのため身体に余分な脂肪がつきやすくなるのです。

1-2-3 東洋医学的に考える更年期太りの原因

女性は月経の度に血(血液)を消耗するため、更年期になると血が不足し、血から栄養を与えられる気(生命エネルギー)の量や巡りが悪くなり、気血の巡りが悪くなると水(水分)も滞ってしまいます。

血の巡りが悪くなると、老廃物や脂肪が溜まりやすくなります。血が停滞したお血は、骨盤内にうっ血を起し、さらなるホルモンバランスの乱れにつながります。
体内の水分代謝が悪くなると、水分が停滞して水太りを引き起こしてしまいます。
また、気の巡りが滞ることにより、代謝が低下してやせにくなったり、ストレスによる過食を引き起こしたりします。
さらに、脂っぽいものや甘い物の食べすぎ、ストレスが続くと、胃に熱がこもってしまいます。すると、気血の流れが滞り、血流が悪くなり、ますます太りやすくやせにくい体質になってしまいます。

2 ダイエットにはやっぱり食事と運動が大切!でも辛いのはムリなあなたに教えたい成功のコツ

ダイエットで基本になるのは、やはり食事と運動。でも、あまりにもストイックな食事方法や運動は続かないですよね。今回は無理せずに続けるための秘訣をお伝えしますね。

・食事
「この食材だけ食べ続ける」「糖質は絶対にとらない」などの栄養が偏るような食事は、栄養面でも精神面でもバランスを崩してしまうので避けるようにしましょう。
主食・主菜・副菜をバランスよくとり、カロリーがオーバーしないようにうまく調節することが大切です。お菓子の食べ過ぎは禁物ですが、あまりストイックにならないのが長続きのコツです。1~2口でやめる、昼間の間に食べるようにする、夜は食べないなど工夫することで、ストレスをためずにダイエットを続けることができますよ。

・運動
ダイエットにおすすめの運動は、有酸素運動です。特に、ウォーキング、ジョギング、水中歩行、ヨガ、ダンスなどがおすすめです。コツは、自分が楽しめるものを選ぶこと。運動が習慣でない人が運動を始める場合、運動することを考えるだけでストレスになってしまいますよね。自分1人で外に出るのが好きな人もいれば、天気の影響を受けないでスタジオでレッスンに参加するのが好きな人もいるはずです。スタジオなどでお友達や先生と仲良くなると、さらに楽しんで運動を続けられるようになるかもしれないですね。ストレスは大敵ですので、ぜひ自分が楽しめる運動を見つけましょう!

3 更年期太りを病院で相談してみよう

3-1 検診や検査で早期発見をしよう

内臓脂肪が蓄積すると、メタボリックシンドロームと呼ばれる状態に進行します。そのまま放置すると高血糖、脂質異常、高血圧になりやすくなります。さらに進行すると、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性が高まります。
また、急激に体重が増加したと感じる場合は、別の病気が原因となっている可能性があります。例えば腎臓病では、腎臓での体内の水分調節がうまくいかず、むくみで体重が増加している場合があります。他にも甲状腺機能低下症やがんなどでも体重の増加が病気のサインとして現れることがあります。体重増加以外にも気になる症状があると感じている場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。

3-2 更年期太りに役立つ薬を試してみよう

食事や運動で健康的にダイエットができれば理想的なのですが、どうしても1人で頑張れそうにない、即効性が欲しい、という場合は、ダイエット外来や肥満外来の受診をおすすめします。ダイエット外来などで行われる治療は自費診療(治療費は全額自己負担)のことが多いです。

・脂肪溶解注射(リポレスなど)
脂肪溶解注射とは、ホスファジルコリン・L‐カルニチン・ヒアルロン酸・インスリン様成長因子(IGF-1)などが配合されている注射剤です。メリットは脂肪吸引などをせずに手軽に行えることです。注射のみなのでダウンタイムもほぼありません。また、サイズダウンを行いたい部分を狙って注射することで、効率よくボディメイクをすることができます。デメリットは、脂肪吸引よりも効果が見えにくいことや、広範囲の部位をサイズダウンしたい場合かなりの量の注射が必要になることです。
脂肪溶解注射の費用はクリニックや部位によって大きく変わってきます。まずは形成外科や美容外科のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

・GLP-1製剤
GLP-1製剤は、日本では糖尿病の方に対して処方される薬ですが、欧米では肥満症に対して使用されています。GLP-1製剤は、食欲を抑えて体重を減らす効果があります。食べ過ぎを抑えてくれるのは、とても大きなメリットです。デメリットは、自己注射が必要な点です。また、副作用として吐き気や頭痛など低血糖症状があります。

2020年7月現在、日本で承認されているGLP-1製剤は注射剤のみですが、欧州では2020年4月にGLP-1製剤の飲み薬(一般名:セマグルチド)が承認されました。将来的に、日本でも飲み薬のタイプが承認されるかもしれませんね。
GLP-1製剤のダイエットを目的とした使用については、日本医師会より注意喚起がされています。もともと糖尿病の薬なので低血糖などの重篤なリスクもあります。必ず肥満に関する専門知識を持つ医師としっかり相談の上、適用があるかどうかをよく考えてから使用するようにしましょう。

4 体質や症状別!更年期太りに効く漢方薬5つ

もっとお金をかけずに、手軽に治療を始めたいと思う方には、漢方を使った体質改善がおすすめです。漢方は1人1人の現在の体質や生活習慣に合わせて、漢方を選びます。季節の変化にも合わせて薬を調節していくので、ダイエット以外の悩みも解消できる場合も多いんですよ。ここでは、ダイエットによく使われる漢方薬についていくつかご紹介します。

4-1 漢方薬

「西洋薬は副作用が心配」
「一度飲み始めたらやめられないのではないかと不安」
そんな方には漢方薬がおすすめです。

一般的に西洋薬よりも副作用が少ないとされておりますし、対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくない方に最適です。
また、健康的な食事やセルフケアを毎日続けるのは苦手という方も、医薬品として効果が認められた漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。

更年期太りには、ひとりひとりの体質や体力、症状にあわせて以下の5つの漢方薬がよく使われます。

1.お腹周りの脂肪が気になる、便秘やむくみがある方:防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
過食の原因となる胃熱をとり、便通をよくして老廃物を排出し、血液の循環をよくして脂肪の代謝を改善します。

2.水太りが気になる、疲れやすい、汗をかきやすい方:防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
胃腸のはたらきや水分の代謝を改善して、体内の余分な水分を排出し、むくみや水太りを改善します。

3.お腹周りの脂肪が気になる、のぼせや便秘、イライラがある方:大柴胡湯(だいさいことう)
気の巡りをよくして体の余分な熱をとり、便通をよくして老廃物を排出し、脂肪代謝を改改善します。

4.血行不良太り、頭痛や肩こり、生理痛がある方:桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血の停滞を解消してホルモンバランスを整え、血行をよくして、代謝を改善します。

5.ストレス太り、ホットフラッシュ(のぼせや汗)やイライラが強い方:加味逍遙散(かみしょうようさん)
乱れた気のバランスや血の巡りをよくして、ストレスによる過食や代謝を改善します。

5漢方薬が著しく有効であった症例を2つ紹介!

著効例1:防風通聖散と運動療法でダイエットに成功!

「現病歴:40歳過ぎてから体重が徐々に増え、腹部の皮下脂肪が気になるようになってきた。半年前からのぼせ・便秘もみられるようになりダイエット目的で受診となる。

既往歴:脂質異常症
家族歴:両親糖尿病

現症:身長162cm、体重65kg、軽度肥満、顔色良好、脈緊実、舌大、腹部膨満、血圧130/90mmHg、胸腹部聴打診上異常なし、神経学的異常所見なし、血液検査で脂質異常あり、血糖異常なし。

経過:初診時、防風通聖散7.5g/日 分3で処方。1週間後、便通がよくなり、2週間後、血圧124/88mmHgに低下。体重も0.5kg減ってきた。継続処方と運動療法により1か月で体重0.5-1kgずつ減量できている状態である。3か月目からなかなか体重が落ちなくなってきたが、漢方を続けていると増えることはなかった。そこで、漢方も怠薬したところ2kgリバウンドしてしまった。それ以降、漢方をきちんと飲み体重を維持している。」(漢方スクエア 302号)

著効例2:防已黄耆湯と運動療法ででコレステロール値が低下!

「症例は 53 歳女性で、ここ5年間に体重が7kg増加し、他院で高コレステロール血症に対する治療を受けていましたが、漢方治療による肥満治療を希望し受診されました。身長は154cm、体重は68kg、BMIは28.6。血液データ上、LDL コレステロールが187mg/dl、HbA1cも6.4%と糖尿病の傾向も認めました。普段から疲れやすく、下肢を中心にむくみやすい、少し動いただけでも汗をかきやすいといった、典型的な防已黄耆湯の証を呈していました。実はこの方はかかりつけ医で既に防風通聖散を投与されていたのですが、あまり効果がなかっただけでなく、下痢しやすくなったのと、より発汗も進むということで、継続できなかったというヒストリーをお持ちでした。防已黄耆湯を投与したところ、特に不都合もなく継続内服が可能で、運動療法も指導しながら約6ヵ月内服して頂いたところ、体重が約4kg減少、血液データでも LDL コレステロールが146mg/dl、HbA1cも6.0%まで低下しました。」(ツムラ・メディカル・トゥデイ 2010)

漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。

自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、スマホで専門家に相談できる「あんしん漢方」もおすすめです。AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが症状に合った漢方を見つけ出し、効く漢方を自宅に届けてくれます。
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まずは一歩を踏み出そう!セルフケアと専門家をうまく活用して、更年期太りから脱却!

今回は更年期太りのお悩みについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
更年期太りを放置しておくと、深刻な病気につながるので、早く改善していきたいですよね。

ダイエットを成功させるには、努力や工夫が大切です。すぐに結果が出なくても、諦めずに食事管理や運動を続けていきましょう。そのためには「楽しむ」ということが大事なキーワードでしたね。
また、ダイエット外来や肥満外来を活用することも1つの手です。メディカルダイエットをする時は、自己判断ではなく必ず医師の指導を受けて行うようにしましょう。

そして、ぜひ試してほしいのは漢方薬を使った体質改善です。最近ではオンラインで相談できる漢方薬のサービスもありますので、気軽に始められるダイエットといえますね。
更年期太りの悩みをスッキリ解決して、健康的で充実した毎日を手に入れましょう!

 

 

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