不快な顔のしびれで顔の片側がフリーズ…友人との会話もギクシャク!?

体験談

疲れや睡眠不足が続くと顔の片側がしびれて動かしづらくなることがある、冬場の寒い時期は特に顔の筋肉がこわばって表情を作りにくくなったりしびれを感じることが多い……。
閉経期以降の50〜60代のシニア世代の女性の中には、こうした「顔のしびれ」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

このような自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「顔のしびれ」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。

気になる顔のしびれで日常生活に違和感…不快な症状の改善方法は?

祥恵さん(56歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

ここ2〜3年で感じることが多くなった症状なのですが、ちょっと睡眠不足が続いたり疲れが溜まっていたりすると、顔の片側がピリピリとしびれるような、動かしづらいような感じになることがあるんです。特にひどい痛みがあるとか、他に症状があるということもないのですが、人と会話をしたり、食事や歯磨きをしていても顔のしびれやこわばりがあるとなんだかぎこちなくて……。
先日も近くに住む友人と寒い中屋外で少し立ち話をしていたのですが、そのときも顔の右側だけがピリピリとしびれ始め、うまく口が回らなくなってしまったんです。マスクをしていたので「なんだか滑舌が悪いな」としか思われていないと思うのですが、うまくリアクションもできずに少しギクシャクした雰囲気になってしまいました。こんな症状が何度か続くとなると、どこか悪いのではないかと気になって気になって……。
今のところ、長くても数日で症状が自然に回復していることが多いのですが、繰り返したり長期にわたって症状が続くようになったりしたら嫌だな、と思っています。
なんとかこの不快な顔のしびれの症状が起きにくくなる方法はないものでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
顔のしびれ以外に特に重い症状がない場合は、疲労の回復や自律神経を整える生活改善で症状が軽くなる場合もあります。
今回は、顔のしびれの原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

疲労やストレスによる体力低下や自律神経の乱れが原因に

顔のしびれは、顔の表情筋を動かす神経が麻痺することによって起こるもので、脳梗塞や脳腫瘍などの大きな疾病による「中枢性」のものでない場合は「末梢神経性」に分類されます。
末梢神経性の顔のしびれがおこる原因としては、主に体内に潜んでいたヘルペスウイルスが体の抵抗力の低下から再活性化することで生じると考えられています。

また、疲労やストレスの蓄積による自律神経の乱れや冷え、中耳炎、顔面神経の炎症などが原因で起こることもあります。しびれが軽度で他の症状がない場合は自然に治ることもありますが、放置して進行すると回復に時間がかかることや、重篤な疾患の前兆の可能性もないとはいえません。
原因不明の顔のしびれを感じたらすぐに医療機関に相談するようにしましょう。

東洋医学では、しびれの症状を「痺症(ひしょう)」といい、体内の「気(生命エネルギー)」や「血(血液)」の巡りが悪くなることによって生じると考えられています。
次の章ではこのような「顔のしびれ」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきます。

顔のしびれを改善する3つのセルフケア

1.安静にして早期回復を目指すこと

疲労やストレスの蓄積によって体力が低下したり自律神経が乱れてしまうことも、顔のしびれを招く原因になることがあります。症状の出始めには特に安静を心がけ、しっかり休養を取ることで、早期の回復を目指しましょう。
休養を取っても症状の改善が見られなかったり悪化するような場合は、耳鼻咽喉科もしくは神経内科に相談をし、症状に合わせてステロイドや抗ウィルス薬などの薬物療法も取り入れていくことが大切です。

2.水分と栄養の補給で神経の回復を促す

顔の末梢神経の回復を促すためには、栄養バランスのとれた食事をきちんと摂ることも大切です。
しびれがあると、思うように口を動かせずに食事をしづらくなる場合もありますが、そんなときも水分はしっかり補給し、できるだけ食べやすいもので栄養補給を心がけるようにしましょう。特に、神経の回復に有効なビタミンB群が含まれる食材を積極的に摂ると良いでしょう。

3.蒸しタオルで顔を温め血の巡りを良くする

顔のしびれやこわばりを改善し、顔の筋肉をほぐすためには、顔面を冷やさないようにして、血の巡りを良くすることが大切です。温めることで自然と血管が拡がり、血液や栄養を巡らせることができるため、しびれの症状の回復が期待できます。
オススメなのは、水で濡らして絞ったタオルをレンジで温める「蒸しタオル」ケア。温めたタオルを症状のある側にしっかりと当て、じんわりと温めましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

顔のしびれを改善するためには、セルフケアや耳鼻科、神経内科での治療に加えて、体質の改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)です。顔面の冷えやむくみから血の巡りが悪くなり、顔にしびれや痛みを感じやすい方の「血」や「水(水分)」の巡りをよくして症状を改善する効果があります。
また、体力の低下や疲労から顔のしびれが生じやすい方には「血」や「気」の巡りを良くして、症状を緩和する牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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休養と栄養をとり、血の巡りを良くしましょう!

今回は、顔のしびれの改善方法や漢方薬をご紹介してきました。
症状を予防・改善するためには、疲労やストレスを溜めないように心がけ、しっかり休養をとることが大切です。
顔のしびれがつらい時は、顔を蒸しタオルで温め、血管を広げることで血の巡りを良くすることも有効ですので、ぜひ試してみてください。
また、こうした顔のしびれにまつわる悩みには、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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