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早く眠りたいのに…安眠を邪魔をする「鼻づまり」はどうして起こる?

体験談

鼻がつまって、夜ベッドに入っても苦しくてなかなか寝付けない、鼻炎が悪化すると頻繁に鼻づまりの症状が起きるため、息苦しくて仕方がない……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうした「鼻づまり」に悩んでいる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

こんな自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「鼻づまり」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

どっちを向いて寝ても息苦しい…やっかいな鼻づまりの解消法を教えて!

絵美さん(39歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

もともと鼻の粘膜が弱いのか、ちょっと寝冷えしたり風邪気味だったりするとすぐに鼻が詰まってしまい、困っています。
起きているうちはまだなんとかなるのですが、つらいのは夜、「さあ、眠ろう!」と思ったときです。仕事で疲れて早く眠りたいのに、鼻づまりのせいでほとんど息ができず、思わず布団の中でジタバタ……。
特に仰向けで寝ると呼吸困難寸前になってしまうため、少しでもラクな体の向きを考えてあっちを向いたりこっちを向いたりしているのですが、なかなかいいポジションが見つかりません。一瞬、鼻の中がポーッとして鼻が通る時もあるのですが、またしばらくすると反対側の鼻が詰まったりして、悶々としながら深夜まで眠れないこともあるほどです。
先日も、鼻の中に何か異物でもあるのでは、と思うほどのひどい鼻づまりになってしまったのですが、ティッシュで鼻をほじってみても出てくるのは水っぽい鼻水ばかり。仕方がないので口呼吸でしのぎましたが、今度は口と喉ががカラカラに乾いて散々でした。
少しでもこの不快な鼻づまりの症状を改善したいのですが、何か良い方法はないでしょうか? ぜひ教えてください。

ご質問ありがとうございます。
夜、睡眠モードになっている時は副交感神経が優位になるため、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりが悪化しやすい状態になってしまいます。寝ているときに鼻が詰まっていると、寝苦しくてつらいですよね。
今回は鼻づまりの原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

鼻粘膜の腫れと「肺」の不調が鼻づまりの原因に

鼻づまりとは、鼻腔内の空気の通り道がなんらかの理由で塞がれてしまうことによって起こる症状です。原因の多くは、鼻粘膜の腫れや鼻腔内に溜まった粘性の高い鼻水です。
急性鼻炎や風邪、アレルギー性鼻炎、妊娠性鼻炎により、鼻腔内の毛細血管が拡張・収縮して鼻粘膜が腫れます。
また風邪などによる細菌感染から副鼻腔炎になり、鼻腔内に粘性の高い鼻水が溜まり、空気の通り道が狭くなることもあります。
副鼻腔炎の原因によっては抗生剤の処方が必要なもあることもあるので、症状が長引くようであれば、耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

東洋医学では、「肺は鼻に開竅(かいきょう)する」といい、五臓のうちの呼吸や体液の代謝、体温調節をつかさどる「肺」の不調によって鼻づまりが生じると考えられています。

次の章ではこのような「鼻づまり」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきます。

鼻づまりを改善する3つのセルフケア

1.部屋を加湿して鼻粘膜を蒸気で温める

鼻が詰まって呼吸が苦しい時は、水で濡らしたタオルをレンジで温めたものを、鼻の付け根にあててみましょう。
温かい蒸気によって鼻腔を温めることで、鼻腔内の血流を良くなるため、鼻づまりの改善に有効です。
同様に蒸気を利用する方法では、温かい飲み物や煮立てたお湯の蒸気を鼻と口に当てて鼻粘膜を温めるのもオススメです。
また、部屋の乾燥は鼻づまりを悪化させる原因になるため、部屋の湿度は50%~60%になるように加湿すると良いでしょう。

2.血管の収縮作用で鼻づまりを解消する

鼻の粘膜には、多くの毛細血管が通っており、これらの血管が拡張することで粘膜が腫れ、鼻づまりが生じます。鼻の通りを良くして鼻づまりを緩和するためには、血管を収縮させる方法を試してみましょう。
例えば、ウォーキングやランニング、スクワットなどの適度な運動には、交感神経を活発化し、鼻の粘膜の血管を収縮させる効果があります。
片方のわきの下にボールなどをはさんで圧迫すると、体の反対側の交感神経が刺激されて鼻の通りがよくなることが知られています。
普段から飲酒する習慣のある方であれば、鼻づまりの症状がある時は、血管を広げてしまう作用のあるアルコールの摂取を控えることも有効です。症状がつらいときには、ぜひ試してみましょう。

3.寝る向きに工夫し、体を冷やさないこと

寝ているときに鼻がつまって寝苦しいときには、枕やクッションを利用して、上半身を少し高くするのも有効です。鼻づまりがある方の鼻を上にして横向きに寝たり、眠る姿勢を変えたりすることでも鼻が通りやすくなることがあります。
また、寝冷えから鼻づまりが悪化してしまうこともあるため、首元や背中、手首や足首を温め、体を冷やさないようにすることも大切です。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

鼻づまりを改善するためには、セルフケアや耳鼻咽喉科での治療に加えて、体質の改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、小青竜湯(ショウセイリュウトウ)です。体の冷えから鼻づまりが起こりやすい方の、体を温めて水分代謝を促すとともに、「気(生命エネルギー)」を巡らせて症状を緩和する効果があります。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介はこちらをご確認ください。
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冷えを避け、鼻粘膜を潤して鼻づまりを防ぎましょう

今回は、鼻づまりの改善方法や漢方薬をご紹介してきました。
症状の改善のためには、部屋の温度や湿度に気を配り、体の冷えや鼻粘膜の乾燥を避けることが大切です。
また、鼻づまりの症状がつらいときは、蒸気で鼻の粘膜を潤したり、適度な運動で交感神経を刺激することで鼻粘膜の血管を収縮させる方法を試してみましょう。
こうした鼻づまりにまつわる悩みには、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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