アレルギー持ちの私を襲ったさらなる悲劇! 長引く咳の発作がつらい!

体験談

部屋の掃除をしていると咳が延々と出て一度咳き込みだすと止まらなくなってしまう、風邪の後に咳の症状だけ残ったものの、市販の咳止め薬では症状が治まる気配がない……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうした「アレルギーによる咳」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

そんな自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「アレルギーによる咳」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。

アレルギーによる咳なのに周囲の目が怖い…発作を防ぐ方法を教えて!

祐子さん(35歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

先月あたりからずっと忙しい毎日が続いて疲れが溜まっていたのか、すっかり風邪をこじらせてしまい、咳の症状だけが延々と続いています。熱もないし、風邪の症状はとっくに治っているのに空咳のような咳が続き、喉がイガイガとして痰が絡まり、苦しくて仕方がありません。
もうすでに2週間ほどこんな苦しい咳の症状だけが続いているため、仕事をしていても家事をしていても全然集中できません。それに会社で咳をしていると、なんとなくみんなが不安そうな顔をして避けていくのも心苦しくて……。
もともと花粉症とハウスダストのアレルギー持ちで、花粉症シーズンはもとより、家の中をさっと掃除したりするだけでも同じような咳き込みの発作が起きやすくて困っていたのですが、こんなに長期間にわたって咳き込みが続いたことはないため、不安です。
家にあった咳止めを飲んでも一向に咳が止まらないため、近所の呼吸器科のある病院に行こうと思っていますが、少しでも咳の発作を予防したり改善したりできる方法があればぜひ教えてください。

ご質問ありがとうございます。
アレルギーによる咳の症状は、人から人へ感染するものではありませんが、このご時世ですし、多くの人がいる場所で咳き込みの症状が出るのはつらいですよね。
今回はアレルギーによる咳の原因や対処方法について詳しくお伝えしていきましょう。

アレルゲンへの接触や匂い、風邪、過労、などが原因に

アレルギーによる咳は、白血球の一種である好酸球が気道に炎症を起こすことによるものです。
これにより、気道表面の細胞がはがれ落ちたり、周囲の細胞を過剰に働かせるような物質が放出されることで気道が様々な刺激に過敏に反応して生じます。

原因としては、ハウスダストや花粉、ストレスや疲労、タバコの煙や匂いなどが関連していることが多く、風邪の治りかけの時期や、もともとアレルギー性鼻炎や花粉症などのアトピー体質を持っている方に発症しやすいといわれています。
鼻水や喉の痛み、痰が絡むような感じをともなうことも多く、一度咳き込むとなかなか止まらなくなります。
通常の咳止め薬は効かないうえ、悪化するとぜんそくに進行してしまうこともあるため、早めに医療機関で適切な診断と治療を受け、抗ヒスタミン薬や吸入ステロイドなどの処方を受けるようにしましょう。

また東洋医学では、アレルギーによる咳は、アレルギー物質の影響や体内の炎症などから体に余分な熱が溜まり「肺熱(はいねつ)」が生じることで発症すると考えられています。
次の章ではこのような「アレルギーによる咳」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきます。

アレルギーによる咳の発作予防と対処法

1.アレルギーを引き起こす物質を排除する

アレルギーによる咳の発作を防ぐためには、アレルゲンとなるダニやホコリ、カビ、ペットの毛、花粉などを身の回りからできる限り排除することが大切です。
部屋の掃除や換気をこまめに行い、掃除の際はマスクを着用してアレルゲンとなる物質を吸い込まないようにしましょう。タバコの煙や蚊取り線香の煙などによっても気道が刺激され、咳き込みが起こることがあります。
喫煙習慣がある場合は症状の悪化やぜんそくへの進行を防ぐためにも禁煙を心がけ、煙のある場所もできるだけ避けるように意識しましょう。

2.疲労やストレスを感じたらすぐに休養すること

咳の症状が長引いている時は、睡眠不足を避け、疲労やストレスを溜め込まないことが大切です。
ストレスから自律神経のバランスが乱れると、体の抵抗力や免疫力が低下して風邪を引きやすくなったり、咳だけが長く残ったりすることにもつながってしまいます。疲れやストレスを感じたらこまめに休養をとり、栄養バランスのとれた食事を摂るとともに、趣味や好きなこと楽しんで気持ちをリフレッシュさせるように心がけましょう。

3.早期に専門医の診断と治療を受ける

長期にわたって咳が続くと、体力の消耗や集中力の著しい低下を招く可能性もあります。咳が止まらない症状がある場合は、発作を予防するケアをするとともに、早めに呼吸器内科やアレルギー科を受診するようにしましょう。
医療機関では多くの場合、室内環境や日常行動、既往症などの詳細な問診や、採血による抗体検査でアレルゲンを調べ、発作の原因になっているアレルゲンを確認し、症状や体質に合わせた治療や処方を行います。
症状によっては、ステロイド薬の吸入や気管支を広げアレルギーを抑える長期的な対策が必要となりますが、早期に治療に開始することで健康的な毎日をいち早く取り戻せるようにしましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

アレルギーによる咳を改善するためには、抗ヒスタミン薬やステロイド吸入薬などによる治療に加えて、体質の改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、麦門冬湯(バクモンドウトウ)です。長期にわたって痰の絡むような咳き込みが続く方の、喉の粘膜や気道を潤して症状を改善する効果があります。
また、風邪の後に咳だけが残ってつらい方には、体の熱や炎症を冷まして体力を向上させる効果のある滋陰降火湯(ジインコウカトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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アレルゲンを避け、体の抵抗力や免疫力を高めておきましょう

今回は、アレルギーによる咳への対処法や漢方薬をご紹介してきました。
咳の症状を改善するためには、アレルギーの原因物質をできるだけ排除することや、疲労やストレスの蓄積を避け、栄養バランスのとれた食事で体の抵抗力や免疫力を高めておくことが大切です。
咳の症状が続く場合は、悪化や進行を避けるためにも、なるべく早めに専門医の診断と治療を受けるようにしましょう。
また、こうした咳にまつわる悩みには、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。症状がなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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