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食後に激しいしゃっくり発作が! 夫の早食いペースに合わせていたせい!?

体験談

食後になるとしゃっくりが出始めて食べたものを戻しそうになってしまう、大急ぎでご飯を食べたらしゃっくりが出て苦しくて仕方がない……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうした「食後のしゃっくり」に悩んでいる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

このような自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「食後のしゃっくり」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。

食べた後のしゃっくりがつらい…穏やかな食後を過ごす方法を教えて!

衣里さん(31歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

結婚前は食べるのも支度をするのも人並みはずれて遅く、鈍臭かった私。運動神経もない上にひとりっ子だったので何かを競うこともなく、ゆったりまったりと過ごしてきたんです。
ところが、半年前に結婚した夫は男三人兄弟の真ん中でバリバリの体育会系、食べるのも後片付けも全てがスピーディ! 一緒に食事をし始めてもあっという間に夫が食べきってしまうので、私の方はなんとかついていこうと大急ぎで食べ、大急ぎでおしゃべりをするのが習慣になってしまいました。
先日も、その日にあったことをまくしたてながらご飯をかきこんでいたのですが、食べ終わった瞬間、「ヒック!  ヒック!」としゃっくりが出始めて止まらなくなってしまったんです。そういえば最近、食後によくしゃっくりが出るなあ、とは思っていたんです。
でもいつの間にか止まっていたのであまり気にしたことがなかったのですが、その日はあんまり大きな音で立て続けにしゃっくりが出るので、夫もびっくりして大笑い! 「ごはん急いで食べてるからじゃない? 俺に合わせないでゆっくり食べていいんだよ」と言ってくれたのですが……。たしかに、一人で食事をした後はしゃっくりも出たこともないし、大慌てで食事をしたときに限ってしゃっくりが出ている気もします。
食後にしゃっくりがあんなに出ると、どうにも苦しくて仕方がありません。食後のしゃっくりを予防する方法や止める方法があれば、ぜひ知りたいです。

ご質問ありがとうございます。
確かに、食後にしゃっくりが出てしまう方というのは、早食いや食事中のおしゃべりなど、食事の仕方に問題がある場合が少なくありません。
今回は食後のしゃっくりの原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

食事の際の胃や喉への刺激が横隔膜のけいれんの誘因に

しゃっくりは、医学的には「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれ、正確なメカニズムは解明されていないものの、肺の下にある膜状の筋肉、横隔膜(おうかくまく)のけいれんにともなって気管内の急激に空気が吸い込まれ、声帯の筋肉が収縮して起こると考えられています。
食後にしゃっくりが起こりやすくなるのは、早食いや食べ過ぎ、会話をしながらの食事によって空気を飲み込んでしまうことでけいれんが起こりやすくなることや、熱いものや冷たいもの、辛いものを摂ることで喉が刺激を受けるなどの原因が考えられます。
通常はしばらくすると症状は治まりますが、吐き気や嘔吐、胃痛をともなったり、48時間以上止まらない場合は何らかの病気による症状が原因である可能性もあるため、医療機関で検査を受けるようにしましょう。

また東洋医学では、六腑のうちの消化物を下降させる働きのある「胃(い)」の「気(生命エネルギー)」が、消化吸収をつかさどる五臓の「脾(ひ)」の衰えにより上逆してしまうことでしゃっくりが生じると考えられています。

次の章ではこのような「食後のしゃっくり」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

食後のしゃっくりを止める対処法3選

1.胃腸に優しい食生活に改善すること

食後にしゃっくりが出やすいときは、食生活を見直すことも大切です。
冷たいものや辛いもの、アルコールを摂りすぎたり、夜遅くに食事をしたりすることは胃腸の働きを低下させ、しゃっくりが出やすい状態を作り出してしまう可能性があります。
しゃっくりが出やすかったり止まらない時には特に、三食決まった時間に食事を摂り、寝る直前に食事をしないようにしましょう。
また、ビールやアイス、お刺身などのなま物や香辛料を使った料理は避け、胃に優しく消化の良いものを摂るように心がけてみてください。

2.迷走神経を刺激して発作を抑える

食後にしゃっくりがとまらず、苦しくなってしまった時は、迷走神経を刺激することによって応急処置をするのもオススメです。
迷走神経は、腹部に達する脳神経のことで、胃腸や内臓の働きに大きく影響しています。
この迷走神経を刺激するためには、左右の人差し指を両耳の中に入れて圧迫し、30〜60秒ほどそのまま待ちましょう。少し強めの力で耳を押さえたままにすることがポイントです。即効性が期待できる方法ですので、ぜひ試してみてください。

3.スッキリとした香りで「気」を巡らせる

食べ過ぎによってしゃっくりが出て、胃もたれなどの胃腸症状もある場合は、香りの力を利用して症状を改善するのもオススメです。
シソ、パクチー、春菊、セロリなどの香味野菜やミントやローズマリーなどのハーブの香りには、呼吸をスムーズにして胃のつかえ感を緩和してくれる効果もあります。
ハーブティーや野菜ジュース、アロマエッセンスなどでこれらのスッキリとした香りを楽しみながら、ゆっくりと腹式呼吸をしてみましょう。「気」を巡らせ、しゃっくりと胃腸の症状を改善する効果が期待できます。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

食後のしゃっくりを止めるには、セルフケアに加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、柿蒂湯(シテイトウ)です。
食後にしゃっくりが出てしまいがちな方の胃を温めて「血」や「気」の巡りを良くし、胃腸の働きを高めて症状を改善する効果があります。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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胃に優しく消化の良い食べ物をセレクトしましょう

今回は、食後のしゃっくりを解消するためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状の予防には、できるだけ胃に優しいものをゆっくりと食べることや、喉に刺激を与える食べ物を控えるように心がけましょう。
しゃっくりに加えて胃腸の症状があるときには、スッキリとした香りを取り入れながらゆっくりと呼吸をするのもオススメです。
また、こうしたしゃっくりの悩みには、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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