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法要で親戚一同が笑いをこらえて悶絶…誰かこのしゃっくりを止めて!

体験談

なぜかしゃっくりが出始めると止まらなくなってしまう、静まり返った場所や会議の時など、出てはいけない時に限って延々としゃっくりが出る……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうした「しゃっくりが止まらなくなる」症状に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こんな自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「止まらないしゃっくり」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

出始めたら止まらないしゃっくり…即効性のある対処法なんてあるの?

結衣さん(36歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

もともと緊張しやすいタイプではあるのですが、子供の頃から何かにつけてしゃっくりが止まらなくなることがあり、困っています。しかも、「なんでこんな時に!」という場面に限って止まらなくなるんです。シーンと静まり返った会議室で私のしゃっくりの音だけが鳴り響く、というような地獄絵図も一度や二度ではありません。
先日も祖母の七回忌の法事があり、久しぶりに帰省したのですが、案の定、親戚一同で読経を聴いている最中にしゃっくりが止まらなくなってしまったんです。小さな子どもたちはケタケタ笑い出し、親戚の叔母さんも笑いを堪えて震えだす始末。タオルハンカチで口元を抑えるものの「止まれ!止まれ!」と願う私の心と反比例するかのように「ヒャーック!」と大音量のしゃっくりが……。
私だってふざけているわけではないのに、うちの両親ときたらすごい顔で睨みつけてくるし、もう散々でした。しかも、法事が終わると嘘みたいにしゃっくりが止まっていて、あまりのタイミングの悪さに自分でもびっくりしてしまったほど。
体質、というのかわかりませんが、このしゃっくりが止まらなくなる現象をどうにか止める方法はないものでしょうか。何か良い方法があれば教えてください。

ご質問ありがとうございます。
出物腫れ物といいますが、出てはいけない時に限って出るうえに、一度出始めるとなかなか止まらないしゃっくりは、本当に厄介ですよね。
今回はしゃっくりが止まらなくなる原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

しゃっくりが止まらないのは横隔膜のけいれんが原因

しゃっくりは、医学的には「吃逆(きつぎゃく)」と呼ばれ、正確なメカニズムは解明されていないものの、肺の下にある膜状の筋肉、横隔膜(おうかくまく)のけいれんにともなって気管内の急激に空気が吸い込まれ、声帯の筋肉が収縮して起こると考えられています。
けいれんの原因としては、吸い込む空気の温度差や飲酒、喫煙、暴飲暴食や胃腸機能の低下、精神的ストレスなどさまざまな要因が考えらます。なかなか止まらないしゃっくりでも、ほとんどは数時間以内に自然に止まるものですが、48時間以上止まらない場合は何らかの病気による症状が原因である可能性もあるため、医療機関で検査を受けるようにしましょう。

東洋医学では、六腑のうちの消化物を下降させる働きのある「胃(い)」の「気(生命エネルギー)」が、消化吸収をつかさどる五臓の「脾(ひ)」の衰えにより上逆してしまうことでしゃっくりが生じると考えられています。

次の章ではこのような「しゃっくりが止まらない」症状を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

しゃっくりを止めるための3つのセルフケア

1.呼吸を整えてゆっくり息を吐き出す

しゃっくりが出始めたら、まずはおなかに手を当ててゆっくりと腹式呼吸をしてみましょう。
最大限まで息を吸っておなかの中に空気をため、吸った時の倍くらいの時間をかけてゆっくりと限界まで息を吐き切ります。息を吸った時に10秒ほど息を止めてみるのも効果的です。
動作をしている間にしゃっくりが出続けても、何度もこの呼吸を繰り返してみましょう。続けているうちに呼吸が整い、次第に症状が治まっていくはずです。

2.舌を少し強めに引っ張ってみる

どうしてもしゃっくりが止まらない場合は、手指を清潔にし、ガーゼを使って舌を前方に引っ張る動作をしてみましょう。
少し痛いかな、という程度の力で30秒ほど強く舌を引っ張ることで、口と鼻の奥にある舌咽神経を刺激し、しゃっくりの原因となっている横隔膜のけいれんを正常な動きに戻すことができるといわれています。
他にも、迷走神経を刺激してしゃっくりを止める方法として、耳の穴に指を入れて、耳の奥を強めに30秒ほど押す方法や氷を口に含み、上顎に舌で押し付ける方法なども有効だと考えられています。すぐにしゃっくりを止めたい場合などは試してみると良いでしょう。

3.「気」を巡らせてリラックスしましょう

神経質で繊細な方は「気」の巡りが滞りやすく、ストレスや強い緊張を感じた時などにしゃっくりが出やすくなる可能性があります。
日頃からヨガやストレッチなど、深い呼吸をしながら体をほぐすようにしたり、ウォーキングやスイミングなど適度な有酸素運動を取り入れて体を動かすことを習慣づけると良いでしょう。
また、しゃっくりが止まらなくなった時には、「気」を巡らせる効果のあるゆずなどの柑橘類やジャスミンなどのアロマエッセンスやハーブティーを活用して気分転換をするのもオススメです。
 

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

しゃっくりを止めるためには、セルフケアに加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、柿蒂湯(シテイトウ)です。
しゃっくりが止まらなくなりがちな方の胃を温めて「血」や「気」の巡りを良くし、胃腸の働きを高めて症状を改善する効果があります。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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呼吸法や運動で滞った「気」を巡らせましょう

今回は、しゃっくりが止まらなくなった時のセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状を改善するには、ゆっくりと腹式呼吸をして気持ちを落ち着かせたり、ヨガやストレッチで体の筋肉を緩めるようにすること、柑橘系のアロマやハーブを取り入れるなどして滞った「気」を巡らせることが大切です。
また、こうしたしゃっくりの悩みには、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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