りんご丸かじりで口の中が血みどろ!まだ総入れ歯にはなりたくない…

体験談

歯磨きをしてると毎日血が出る。食事の際に血が混じった味がする……。
そんな、自分ではどうにもならないつらい症状の改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師や薬剤師がお答えしていきます。
今回は「歯茎からの出血」をテーマに、薬剤師の今岡加奈恵さんにお話を伺ってみました。

食後に歯茎から出血…常に血の味がする、この状況をなんとかして!

洋子さん(45歳女性)会社員の方からご質問をいただきました。

最近どうも歯茎からの出血がひどくて困っています。歯磨き後の歯ブラシが、びっくりするほど血まみれになるんです。以前はうっすらピンクになる程度だったのに、「強くこすりすぎているのかな?」と思い、意識して少し優しく磨いてみたりしても、あまり変化はなくて。
最近では、知り合いからいただいたおいしそうなりんごを丸かじりしたら、歯茎から滴るように血がでてきました。りんごが血に染まってショックで…。このとき以外にも、食事の最中に違和感を覚えて、食後に鏡を見たら歯茎から出血していることもあります。変な味がすると思ったけど、まさか出血とは思いませんでした。
家ならまだしも、仕事中にちょっとしたお菓子をもらって食べた後も血が出てないか心配だし、ニオイも気になります。誰かと話すときには、思わず口元を隠すのがくせになってきました。
歯医者には行く予定ですが、それまでに何か良くなる方法があれば教えてほしいです。

ご質問ありがとうございます。
食事や間食の後、歯茎から出血して困るという訴えは、意外と多くの方から寄せられます。誰かと接するときには、ニオイなども気になりますよね。
今回は、歯茎からの出血の原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

歯茎から血が出る原因は歯周炎と「熱邪」

歯周炎とは、歯茎の炎症である歯肉炎がさらに悪化した状態をさし、歯茎だけではなく、歯を支えている骨にまで炎症が広がって出血を起こしたり、腫れて赤くなる、膿が出るといった症状が見られます。
歯周炎まで進行している場合、骨の一部が溶けてしまっている可能性があります。
ご相談者様のように、歯磨きをした時や固いものを噛んだ時に出血する、口臭が発生するなどの症状は、歯周炎に当てはまる可能性が高いです。
歯周炎や歯肉炎などの歯周病は以前「不治の病」とまでいわれていましたが、現在は歯科治療を受けることで治療も可能といわれていますので、早い段階で歯科医での治療を開始しましょう。

また東洋医学では、歯周病は「熱邪(ねつじゃ)」によるものと考えられています。
火が燃えるようなイメージで上へ上へと熱が向かっていき、自然界の温熱現象に似た症状を体内で引き起こします。歯茎の腫れや出血はこの「熱邪」によって起きている可能性が高いでしょう。

歯茎から血がでる症状を防ぐセルフケア3つ

今回のように歯周炎まで進行した場合は、歯科治療が必要と考えられます。
しかし、歯周炎の前段階の歯肉炎であれば、セルフケアが進行を止める大きなキーポイントです。
そこで、歯周病対策で自宅でおこなうことができる代表的なセルフケアを3つご紹介します。

1.正しく歯磨きをする

何といっても、一番重要なのは毎日の歯磨き。
歯周病は、歯周ポケット(歯と歯の隙間)にできた歯垢が原因で発症します。
歯ブラシを45度の角度で当てて、1本1本、歯と歯茎の境目を意識して磨きましょう。フロスや歯間ブラシの使用も効果的です。

2.生活習慣の見直し

歯周病は生活習慣病の一つと考えられています。
疲れやストレス、寝不足はからだの免疫機能を低下させ、それが原因で歯周病菌の繁殖を促し、歯周病の発症や悪化につながります。
良質な睡眠をとり、疲れをためないことは、意外にも歯周病予防に重要なポイントです。

3.食生活に気をつける

食事習慣は歯周病予防と切っても切り離せない関係です。
甘いものの食べ過ぎに注意し、バランスの良い食事を心がけましょう。
ビタミンやミネラルが不足している場合にも、歯周病のリスクが高まります。
食事の中に野菜を取り入れ、積極的にビタミンやミネラルを摂るよう心がけましょう。
さらに、唾液は口内の殺菌、洗浄効果を高めます。よく噛んで食べることで唾液の分泌を促し、歯周病の予防につながります。

根本的な体質改善には漢方薬がおすすめ!

歯周炎による歯茎からの出血を改善するために、歯科治療や自宅での口腔ケアに加えて、根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、排膿散及湯(ハイノウサンキュトウ)です。
この処方は文字通り、化膿性の皮膚、及び口腔、咽頭の腫れ物に用いる処方です。「熱邪」によって炎症を起こしている歯周炎からくる歯茎の炎症を改善する効果があります。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介はこちらをご確認ください。
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正しい歯磨きと生活習慣で歯周病への感染を防ぎましょう

今回は、歯周炎による歯茎からの出血などの口腔内トラブルに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
まずは、歯周病菌への感染を防ぐ生活習慣を心がけましょう。
そして症状が進行している場合には、早急な治療が必要と考えられますので、早めに歯科医を受診していただくことも大事です。
また、口腔内の様々な症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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