もしや歯茎が下がってきてる⁉︎ 間延びした歯を眺めるだけで不安に…

体験談

歯茎が年々下がってきたせいでなんだか歯が長くなったように見える、冷たいものが歯にしみる知覚過敏の症状が、歯茎が下がったしたせいでさらにひどくなってしまった……。
30代〜60代の幅広い世代の女性の中には、こうした歯茎が下がってしまう「歯肉退縮」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

そんな自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「歯茎の退縮」をテーマに、内科医の田中先生にお話を伺ってみました。

どうにか食い止めたい! 下がった歯茎を回復するにはどうすればいい?

昌美さん(52歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

もともと歯並びが良い方ではなく、歯ぎしりの癖もある私。以前から歯の間にものが詰まりやすいという悩みはあったのですが、数年前から歯茎の腫れや痛みを感じることが増えてきたんです。
無意識の歯ぎしりはなかなか治せないものの、せめて歯周病にならないように気をつけなくちゃ、と思って一生懸命丁寧な歯磨きをするようにはしていたのですが……。どうも最近、歯茎がどんどん下に下がってきている気がするんです。
鏡を見ながら毎日歯磨きしているため、急激な変化として感じていなかったものの、よくよく眺めてみると、なんだか下に下がった歯茎のせいで歯が間延びして長く見えるような気がして……。そういえば最近は、知覚過敏もどんどんひどくなって冷たいものでビクッとするどころか、温かいお茶を口に含んだ時もじんわりと歯茎にしみるような感じもあります。
かかりつけの歯医者さんいわく「加齢により歯茎が下がってきてはいるけれど、特に炎症を起こしているわけではないから大丈夫!」とのことだったのですが、やっぱり鏡を見るたびに気になってしまって仕方がありません。
いったいどうしたらこの歯茎がどんどん下がり続ける症状を食い止めることができるでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
加齢によりある程度、歯茎がやせてしまうことは仕方ないのですが、日々の心がけにより、歯茎が衰えるスピードを遅くして症状を食い止め、健康な歯茎を維持したいものですね。
今回は、歯茎が下がる原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

歯肉退縮は歯周病に進行による歯槽骨の衰えが原因

歯茎が下がることを歯肉退縮といい、主に歯周病の進行や加齢に伴って歯の根を支える歯槽骨が瘦せて後退することによって起こります。
歯周病は、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに歯石や歯垢が溜まり、細菌が繁殖することで生じますが、こうした軽度の歯肉炎が進行して菌の繁殖が進むと、歯周ポケットの溝が次第に深くなり、歯槽骨が溶けてどんどん歯茎が下がってしまうのです。
また、歯並びやかみ合わせの不良や遺伝、強すぎるブラッシングや歯ぎしりやくいしばりによる過度な力が歯にかかることなども歯肉退縮の要因と考えられています。
歯肉退縮によって歯茎が下がると、歯が長くなったように見えることに加え、歯の間に物が詰まりやすくなり、歯根のぐらつきや知覚過敏などの症状も起こる可能性があるため、早い段階で歯科医に相談することをオススメします。

東洋医学では歯周病にともなう炎症の多くは「気(生命エネルギー)」や「血(血液)」の不足による免疫力の低下や五臓の衰えから「熱邪(ねつじゃ)」が生じて起こるものと考えられています。

次の章ではこのような「歯茎退縮」を予防・ケアするための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

歯肉退縮を改善するセルフケア3選

1.毎日のケアで歯周病の進行を食い止める

歯茎が下がってしまう大きな理由は、やはり歯周病の進行によるものです。歯周病の進行を食い止めるためには、歯に食べかすをつけたままにしないことや、磨き残しのないように日頃から歯磨きとブラッシングをすることが大切です。
加えて、歯と歯茎の間の歯周ポケットや、歯と歯の間を細かく丁寧に磨くように意識すると良いでしょう。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスなども活用して、歯と歯茎を清潔に保つように心がけてみてください。

2.代謝をアップして細菌への抵抗力を高める

衰えた歯茎を回復するためにも、体の新陳代謝を良くし、血流を改善するように心がけましょう。
日頃からウォーキングやスイミングなど、無理のない範囲で適度な有酸素運動を習慣づけるのもオススメです。体内に新鮮な酸素を取り入れることで体内の「気(生命エネルギー)」「血(血液)」「水(水分)」の巡りが良くなり、免疫力が向上するとともに細菌への抵抗力を高めることにも繋がるはずです。

3.粘膜を保護し免疫力を高める栄養補給を

歯周病の進行や歯肉の退縮を改善するためには、睡眠不足や疲労、ストレスを溜め込まないようにして免疫力を高めることに加え、健康的な食生活による栄養補給も必要不可欠です。
タンパク質やビタミン、ミネラルを中心し、普段から栄養バランスのとれた食事を心がけるようにしてください。特に歯肉の成分に必要なコラーゲン合成のためのビタミンC、エネルギーや細胞の再生に有効なビタミンB群、皮膚や粘膜を正常に保つためのビタミンAは意識して摂るようにすると良いでしょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

歯肉退縮を改善するためには、セルフケアに加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、排膿散及湯(ハイノウサンキョウトウ)です。歯周病が進行し、歯茎が下がって歯のぐらつきや知覚過敏の症状のある方の皮膚の炎症を鎮め、歯肉炎による症状や痛みをやわらげる効果があります。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

あんしん漢方のサービス紹介はこちらをご確認ください。
https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

毎日のケアと対策で健康な歯茎を維持しましょう

今回は、歯肉退縮に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
歯茎が下がるのを食い止めて健康な歯茎を取り戻すためには、日々のケアで歯周病の進行を防ぐことはもちろん、適度な運動や健康的な食生活で体の巡りを良くし、免疫力や抵抗力を高めることが大切です。
また、こうした歯肉退縮の症状改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

関連記事

おすすめ記事