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完璧主義が破綻! 「メニエール病」によるめまいと耳鳴りがつらすぎる!

体験談

ストレスを感じて精神的に参っていたら、耳鳴りをともなうめまいを感じるようになった、ぐるぐると目が回るようなめまいと耳鳴りに同時に襲われて立っているのもつらい……。
30〜40代のプレ更年期世代の女性の中には、こうした「耳鳴りをともなうめまい」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「耳鳴りをともなうめまい」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

どうして私が…めまいと耳鳴りの嵐で立っていられないほどの状態に!

和美さん(41歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

転職して3年、採用時の“完璧主義で仕事ができる人”というイメージを壊したくなくて、必死で頑張ってきました。もともとハキハキした性格で、物事がきっちりしていないと気が済まない性格もあり、いつの間にか職場のみんなからも頼られるようになっていたのはいいのですが……。
何か社内でトラブルが起きると、なぜかいつも私が解決にあたるハメに。「それは私にはできない、ごめんなさいね」と一言、言えたらどんなにいいかと思いつつ、日夜ストレスフルな環境で疲れ切ってしまったのか、最近、ぐるぐると目の回るようなめまいを感じることが増えてきたんです。
最初は疲れているせいかな、と思っていたのですが、先日遅めに出社しようとしたときに日差しを浴びた瞬間、ザーッという雑音のような耳鳴りと激しいめまいがして、その場から一歩も歩けない状態に!
その日はそのまま会社を休み、症状が落ち着いてから病院へ向かって色々な検査をしたのですが、結果はメニエール病の疑いあり、とのことで症状の強い日はほとんど仕事ができない状態になってしまいました。
少しでも早く完全復帰したいとは思っているのですが、どうやったらこの症状が治まるのでしょうか? 病院での治療に加えて何かできることがあれば知りたいです。

ご質問ありがとうございます。
耳鳴りをともなうぐるぐると目の回るようなめまいは、多くの場合、耳の奥の「内耳」という器官で起きた障害により起こると考えられています。今回は、こうした耳鳴りをともなうめまいの代表的な病気である「メニエール病」の原因や治療方法について詳しくお伝えしていきましょう。

耳鳴りをともなうめまいは「メニエール病」の検査を

めまいと耳鳴りが同時に起こる場合にまず疑われるのは、耳の奥にある「内耳」の障害から発症するメニエール病です。
メニエール病は過度なストレスや睡眠不足、疲労の蓄積をきっかけに、激しいめまいと耳鳴りが起こる病気です。詳しい原因はわかっていないものの、内耳のむくみによって正しい刺激が脳に伝わらなくなるために起こると考えられています。
内耳は、聴覚に関係する「蝸牛(かぎゅう)」と平衡感覚をつかさどる「三半規管」によって構成されており、膜迷路と呼ばれる膜で仕切られた二重のトンネル構造になっています。この膜の外側は外リンパ液、内側は内リンパ液で満たされています。

何らかの原因でこの内外リンパ液のバランスが崩れて内耳のリンパ液が増えてむくみ、内圧が高まって膜迷路が破れ、感覚細胞が刺激を受けることでめまいが起きると考えられています。リンパ液の流出により内圧が下がると発作は治りますが、メニエール病ではこの一連の過程が繰り返し起こります。
ぐるぐると目の回るようなめまいとともに、「ザーッ」や「ブーン」といった耳鳴りを感じる場合、また吐き気や耳の聞こえづらさなどの症状がある場合は、内耳系の障害が疑われますので、耳鼻科に相談しましょう。

次の章ではこのような「耳鳴りをともなうめまい」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきます。

メニエール病を改善する西洋医学的治療法

1.聴力検査や眼振検査などで診断を行う

メニエール病が疑われる場合は、まずはめまいの症状や、発作が起こる状況や発作が起きている時間、繰り返し起こるかなどを問診し、めまい発作時や直後の眼球の動きの異常などを調べる眼振検査でメニエール病の特徴が現れているかどうかを確認します。
その後、難聴などの耳の障害の有無や聴力を確認するための「聴力検査」や、利尿薬服用により内耳のむくみを軽減することで聴力の改善が見込めるかを確かめる「グリセロール検査」、内耳の音に対する反応を調べる「蝸電図検査」が実施されます。
また、脳疾患など他の病気によるめまいの可能性を調べる検査も並行して行われることが多いようです。

2.内服治療を中心に、場合によって手術を行う

軽度の発作症状である場合は抗めまい薬や吐き気止め、炎症を抑えるためのステロイド薬、抗不安薬などの投与で応急処置を行い様子を見ますが、症状が重い場合は内服薬に加えて注射や点滴治療を行うこともあるようです。
症状が治まってきたら、内耳のむくみを改善する利尿薬や、自律神経の失調を整える薬、ストレスや不安が強い場合には抗不安薬などの処方も検討されます。何度も激しい症状を繰り返す場合や難治性と思われる場合は、内耳へ薬を注入する局所治療や、内リンパ液を減らす手術、前庭神経の切除手術などが行われることもあります。

東洋医学的治療法の併用も効果的!

メニエール病を改善するためには、症状を誘発する原因となるストレスや疲労を溜め込まないようにすること、日頃から運動や半身浴などを取り入れて全身の血流を良くし、耳の中の血液の循環も良くするように心がけると良いでしょう。

症状を改善するためには、前の章でご紹介した西洋医学での治療に加えて、根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。
特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)です。
めまいや耳鳴りに加えて動悸や頭痛があり、ストレスを感じやすい方の神経を鎮め、体内の水分循環が滞った「水毒(すいどく)」の状態を解消する効果があります。
また、めまいとともに吐き気や喉のつかえがある方には、胃腸の働きを良くして抑うつ感を発散する効果のある半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「あんしん漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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正確な診断を受けて適切な治療を行いましょう

今回は、耳鳴りをともなうめまいに悩む方のための治療法や漢方薬をご紹介してきました。
症状の改善のためには、まずは耳鼻科や専門医のもとで適切な検査を受け、正確な診断を受けてから適切な治療を行い、生活を改善していくことが大切です。
また、こうした耳鳴りをともなうめまいの症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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