不安すぎる眼球の痛み…深夜までのハンドメイド作業が諸悪の根源⁉︎

目・耳・口の症状

何時間も集中して細かい作業をしていたら目の奥がズキズキ痛くなってきた、首や肩が凝りすぎてこめかみや眼球のあたりにギューっとした痛みを感じる……。
30〜60代の幅広い世代の女性の中には、このような「眼球の痛み」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「眼球の痛み」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

何時間も集中しすぎて目の奥が痛い…どうしたらこの痛みが解消できる?

優花さん(48歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

若い頃から手芸や細かい手作りの作業が大好きで、好きなことなら何時間でも集中できるのがちょっとした自慢でした。
最近では、かぎ針編みでバッグやポーチをつくるのに夢中で、よせばいいのにキリのいいところまで仕上げたくて、夜遅くまで作業してしまうこともしょっちゅう。何時間も作業をしていると目が乾き、視界がぼんやりとかすんで糸が二重に見えることもありました。相当疲れが溜まっていたとは思うのですが、作ったものを友人やママ友に褒められることも多く、ちょっとしたオーダー販売をするようになっていたため、待たせるのも悪いと思うとなかなか休むに休めない状態に……。
そんなとき、いつものようにかぎ針で糸をすくっていたら、いつもの目の乾きに加え、目の奥がズキズキ痛み出したんです。ふと我に返って首を持ち上げると、首や肩もガチガチに凝っていて、動かすのがつらいほど。
これはいけないと思い、慌てて温かいお風呂に浸かりながら首や肩、こめかみをマッサージしていたらだいぶ痛みは解消したのですが、目の痛みが気になって眼科に行ってみたんです。特に大きな異常はなく安心したものの、「そんな細かい作業を何時間も連続で続けるのは目の使い過ぎだ」と先生に叱られてしまいました。
しばらくはゆっくりペースで作業をしようと思いますが、またこうした目の痛みや症状が起きるかもしれないと思うと怖くて仕方がありません。痛みが起きた場合の何か良い改善方法や予防法があれば教えてください。

ご質問ありがとうございます。
長時間の作業によって眼精疲労が悪化すると、目の乾きやかすみだけでなく、眼球の奥が痛むほどの症状が起きることがあるため、注意が必要です。また、こうした症状には眼精疲労以外にも様々な原因があるため、違和感を感じた場合は医師の診断を受け、適切なケアや治療を受けることが大切です。
今回は、眼球の痛みの原因や改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

眼球の痛みは極度の眼精疲労もしくは深刻な病気が原因

眼球が痛い、目の奥の方が痛むという症状は、目の酷使により眼精疲労が極度に進んだ状況、もしくは片頭痛・緊張型頭痛や副鼻腔炎にともなって起こると考えられます。
加えて、虹彩などの目の組織に炎症が起こるぶどう膜炎や細菌・ウィルス性の結膜炎、異物の侵入により角膜が傷ついた、緑内障の悪化、脳腫瘍など、深刻な眼病や病気、怪我によって生じる痛みがあります。
激しい痛みや光過敏症をともなう目の痛み、角膜への外傷や過去に脳疾患や緑内障の既往歴がある場合は全て緊急性のある眼痛と考えるべきです。自己判断をせず、すぐに眼科で診断と治療を受けるようにしましょう。
ここでは、セルフケアも可能な症状として、極度の眼精疲労にともなう「眼球の痛み」に関して、具体的な改善方法をお伝えしていきます。

眼球の痛みを改善するセルフケア3選

1.自分の視力に適した矯正をしましょう

デスクワークで目を酷使する方のなかには、夕方になるほどに眼が疲れて痛みが起き、文字がかすんで見えにくい、という症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
これは、目の酷使による眼精疲労に加え、視力に合わないメガネやコンタクトを着用することや、老眼によって目のピントを合わせる機能が衰えることでさらに悪化すると考えられます。
自分の視力に合わないメガネやコンタクトで作業を継続すると、目が見えやすいように無意識の調節をし続けるために、眼精疲労もより重度なものになり、目の奥に痛みが起こりがちです。
目の疲れを軽減するためには、定期的に視力検査を受け、度数にあったメガネやコンタクトを選ぶことが大切です。老眼が始まりかけている方は、夕方、目が見えづらくなってきた時のためのメガネを普段着用するものとは別に用意するのも良いでしょう。

2.原因となる頭痛症状を解消しましょう

極度の眼精疲労により目の奥や首・肩に痛みを感じるとともに、頭痛の症状があらわれることがあります。こうした目の痛みは、ホルモンバランスの乱れや天候の変化による片頭痛や、疲労や首・肩のこりによる緊張性頭痛の症状の一種と考えられています。
もし、片頭痛のようなズキンズキンとした拍動性の痛みとともに、光を浴びると目に痛みを感じたりこめかみに痛みを感じたら、暗い場所で安静にし、頭を冷やして痛みを緩和しましょう。
また、長時間の作業で首や肩がこって頭痛や目の奥に痛みが生じている場合は、温めて血の巡りを良くすることが痛みの解消の近道になります。温かいお湯にゆったりつかりながら首や肩をマッサージしたり、体全体を温めて血の巡りを良くする生姜湯を飲むのもオススメです。

3.目の乾燥を防ぎ、目の周りの血の巡りを良くしましょう

長時間のパソコン作業や細かい作業が続き、目が乾燥することによって痛みを感じる場合は、室内の湿度を高めに保ち、エアコンや扇風機の風が直接目に当たらないように工夫をしましょう。
目の疲れに即効性のあるケアとしては、目の周りを温めて眼球周辺の血流を良くするのが有効です。熱いお湯で絞ったタオルを目の上にのせ、目を閉じたまま眼球を上下左右にくるくると動かすと目玉周辺の血流がアップし、痛みの症状を和らげてくれる効果があります。
作業時はこまめに休憩を取り、疲労を少しずつでも発散するように心がけましょう。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

東洋医学では、目は五臓のうちの「肝(かん)」と関係が深いとされ、「肝」の衰えによって血流が悪化し、自律神経が失調することで眼精疲労が生じると考えられています。
眼球の痛みを改善するために、市販薬やサプリの服用などの選択肢に加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、滋腎明目湯(ジジンメイモクトウ)です。過労や加齢によって目が疲れやすくなり、目の痛みや乾き、充血症状がある方の「腎」の機能を回復させ、「肝」の血液不足を補うことで目の機能を回復させる効果があります。
また、眼精疲労に加えて目のかすみや視力の低下が見られる方には、体の余分な「熱」や水分を取り除き、「腎」や「肝」を補って症状を改善する杞菊地黄丸(コギクジオウガン)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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目の疲労や負担を減らして痛みを解消しましょう

今回は、眼球の痛みに悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状の改善のためには、視力にあったメガネやコンタクトを正しく装用し、作業する環境を整え、目の疲れや負担を軽減することが大切です。
また、眼球の痛みには目の疲れ以外にも深刻な病気の症状である可能性があります。気になる症状がある場合は自己判断せず、まずは眼科で診断を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。
こうした目の症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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