大好きなママ友の家で起きた悲劇! 突然のかゆみと結膜炎の原因は!?

目・耳・口の症状

ハウスダストのアレルギーで部屋の掃除をするたびに目が真っ赤に充血してかゆくなってしまう、1日使い捨てのコンタクトをつい1週間も使い続けてしまったら結膜炎になってしまった……。
30〜40代のプレ更年期世代の女性の中には、「結膜炎」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を医師がお答えしていきます。

今回は「結膜炎」をテーマに、医師の青木先生にお話を伺ってみました。

止まらない目のかゆみと充血で目が真っ赤…結膜炎への対策を教えて!

菜奈さん(31歳女性)、主婦の方からご質問をいただきました。

つい先日、新しくできたママ友の家に招かれ、幼稚園に通う娘と一緒にお邪魔してきたんです。公園での初対面のときからとっても気の合う素敵な女性で、「うちに遊びに来ませんか?」って誘っていただいたときはもう嬉しくて! 
喜び勇んで娘の手を引き、手土産のクッキーを持ってお邪魔したのは良かったのですが、なんだか部屋の中に入ってしばらくすると、目がかゆいような鼻がムズムズするような変な違和感が……。それでも、特に気にすることなくおしゃべりを楽しんでいたのですが、その時、隣の部屋からサーッっと2匹の猫ちゃんが入ってきたんです。大の猫好きの娘は大喜びで猫とじゃれあい、私も微笑ましく見ていたのですが、やっぱりどうも目がかゆい……。
そのうちくしゃみも止まらなくなったのを見て、ママ友が「菜奈さん、もしかして猫アレルギー? 猫いるの言ってなくてごめん〜!」と!  そこで初めてハタと気がついたのですが、実は私、こんな年齢まで猫と実際に触れ合ったことがなかったんです。それで自分が猫アレルギーだなんて思ってもいなかったのですが、よく考えれば母が重度の猫アレルギーだったせいで幼少期に猫と触れ合ってこなかったのだと気がつきました。
その日はご挨拶も早々に帰宅したのですが、ゴシゴシと掻きむしったのがいけなかったのか、目は真っ赤に充血して涙が止まらず、翌朝すぐに眼科へ。
アレルギー性の結膜炎との診断で、今も抗ヒスタミン剤入りの目薬を点眼しているのですが、少しでも症状を和らげたり、悪化を防ぐ方法があればぜひ知りたいです。

ご質問ありがとうございます。
結膜炎にはさまざまな種類がありますが、アレルギーによるものは原因物質にできる限り触れないことで回避できるため、対策も取りやすいものです。処方された目薬と併用してアレルゲン対策をしっかり行ってみてください。
今回は、結膜炎の原因や治療・改善方法について、詳しくお伝えしていきましょう。

結膜炎は目の表面を覆う粘膜の炎症が原因

結膜炎とは、黒目の周りにある白目の表面とまぶたの裏を覆う粘膜からなる、目の表面を覆う薄い透明な「結膜」が、細菌やウイルスによる感染や花粉、ハウスダストなどのアレルギーによって炎症を起こすことにより発症します。
結膜には多くの毛細血管や免疫反応を起こすリンパ組織があるため、細菌やアレルゲンと接触しやすく、感染性やアレルギー性の炎症が起きやすいと考えられています。
炎症による症状としては、白目の充血や目やに、涙の分泌の増加が挙げられます。アレルギー性の結膜炎に関しては、重度のものでなければセルフケアが可能ですが、ブドウ球菌やクラミジアなどの細菌性結膜炎、アデノウイルスやヘルペスウイルスなどのウイルス性結膜炎は家族や周囲へ感染させる可能性もあります。
炎症の原因を正しく知るためにも、早急に眼科で診断を受け、原因や症状に合わせた治療することが大切です。

東洋医学では、目は五臓のうちの「肝(かん)」と関係が深いとされ、「肝」の衰えによって様々な目の不調が起こるとされますが、中でも結膜炎は、「肝」に加えて「気(生命エネルギー)」「血(血液)」を全身に運ぶ「肺(はい)」の働きの低下により生じると考えられています。

次の章ではこのような「結膜炎」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

結膜炎の3つのタイプ別予防&対処法

1.アレルギー性結膜炎への対処法

季節性の花粉症やハウスダスト、動物アレルギーによる結膜炎を防ぐには、できるだけアレルゲンとの接触を避けることが大切です。
花粉が飛散する時期の外出やアレルゲンとなる動物と触れ合う時は、メガネやマスク、手袋を着用して粘膜を守り、こまめにシャワーを浴びると良いでしょう。
また、掃除機や拭き掃除をして家の中にダニの死骸やホコリ、ペットの毛がない状態にして清潔に保つようにしてみてください。
かゆみや充血の症状が起きた場合は、抗アレルギー薬を配合した目薬を点眼することで改善することもあります。数日点眼しても症状が改善しない場合や悪化する場合は、症状を我慢せず眼科を受診しましょう。

2.細菌性結膜炎への対処法

手指やコンタクトレンズに付着した細菌が感染することによって起こる細菌性結膜炎を防ぐには、こまめに手を洗い、汚れた手で目を触らないようにしましょう。
コンタクトレンズを長時間の装用するのは避けることと、清潔に保つことが大切です。そして日頃から疲労や睡眠不足、ストレスを溜め込まないようにして免疫力を高めておくことが予防に繋がります。
症状が軽ければ市販の抗菌剤配合の目薬を数日点眼するセルフケアが可能ですが、黄ばんだ目やにが大量に出たり、充血がひどい場合は重症化しやすい「ブドウ球菌」や「クラミジア結膜炎」の可能性があるため、早期に眼科を受診しましょう。

3.ウイルス性結膜炎への対処法

ウイルス性結膜炎にはアデノウイルスによる流行性角結膜炎、プールなどを介して流行する咽頭結膜炎、急性出血性結膜炎、ヘルぺス性結膜炎など、感染性が高く、周囲へ感染させる可能性の高いものが多いため、必ず眼科を受診し、適切な治療を受ける必要があります。
眼科では、副腎皮質ステロイドなどの抗炎症効果があり、細菌による二次感染を防ぐ目薬が処方されることが多いため、用法用量を守って点眼し、完治するまではしっかり通院するようにしましょう。
もし同居する家族がいる場合は、タオルの使用を分け、こまめに手洗いをすることで周囲への感染を防ぐことが大切です。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

結膜炎を改善するためには、セルフケアや病院での治療に加えて、食生活や生活習慣の改善で免疫力を高める努力をすること、さらには根本的な体質改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)です。
アレルギー性の結膜炎により目の充血がひどく、鼻づまりの症状がある方の「気」や「血」の巡りを良くして「血瘀(けつお)」の状態を改善し、症状を緩和する効果があります。
また、結膜炎症状に加えてサラサラとした鼻水や水っぽい目やにが多く出る方には、体内の余分な「水(水分)」を取り除いて「水毒(すいどく)」の状態を改善する小青竜湯(ショウセイリュウトウ)も良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

早期の治療に加え、周囲に感染させない配慮を大切に!

今回は、結膜炎に悩む方のための対処法や治療法、漢方薬についてご紹介してきました。
症状の改善のためには、結膜炎の原因が何かを医師の診断で正しく判断し、適切なケアや治療を行うこと、そしてウイルスや細菌への感染の場合は早期の治療に加えて周囲の人に感染させないように配慮することが大切です。
また、こうした気になる目の症状改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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