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緊張のあまりに脇汗噴出! 暑くもないのに起こる異様な発汗の原因は?

体験談

初対面の人と話すときは、暑くもないのに脇や手のひらから汗が噴出してしまう、大事なプレゼンテーションの前になると緊張のあまり手汗や脇汗が止まらなくなる……。
30〜40代のプレ更年期世代の女性の中には、このような「緊張による汗」に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。

こうした自分ではどうにもならないつらい症状の緩和や体質改善には、漢方薬がよく効くことをご存知でしたか? 
「健タメ!」では、読者からの体験談をもとに、お悩みに関する原因や対処法を、医師がお答えしていきます。

今回は「緊張による汗」をテーマに、医師の白井先生にお話を伺ってみました。

突然の大抜擢でガチガチに緊張…脇汗&手汗が湧き出て止まらない!

薫さん(39歳女性)、会社員の方からご質問をいただきました。

緊張する場面や人前で何か発表することが大の苦手な私。なるべくならそんな機会がないように身を潜めて目立たないように生きてきたのですが、先日まさかのコトが起きてしまいました。
私は現在、とある食品会社に勤務しており、気心の知れた同僚たちと和気藹々と新商品の企画などを担当しているのですが、ある日、海外支店の方が急遽見学にいらっしゃることに。ちょうど社内での大事なプレゼン会議の日と重なっていたせいで、部署内に残っていたメンバーで英語が多少なりとも話せるのは私だけ……。
あろうことか、最も人見知りで引っ込み思案な私が支店からのお客様の対応をすることになってしまったんです。当然、お客様がお見えになった瞬間から、暑くもないのに緊張のあまり汗がダラダラ流れ出し、部署での仕事内容の説明をしながらも噴出する脇汗と滲み出る手汗に動揺するばかり。
しどろもどろな説明に終始したばかりか、持っていた資料が汗でしっとりとしてヨレヨレになっているのを見るにつけ、我ながらあまりの体たらくにびっくりしてしまったほどです。こんな恥ずかしい思いはもうしたくありませんが、こうした緊張で噴出する汗って、いったいどう対処すれば良いのでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
暑くもないのに出てしまう汗のひとつに、緊張やストレスによって主に脇の下や手のひら、足の裏などから汗が出る「精神性発汗」というものがあります。
今回は、こうした緊張による汗の原因や改善方法について詳しくお伝えしていきましょう。

汗を過剰に意識してしまう精神状況が緊張汗の原因

汗をかくメカニズムにはいくつか種類がありますが、なかでも緊張感や焦り、不安や驚きを感じたときに、暑くもないのに手のひらや脇の下などから発汗してしまうことを「精神性発汗」といいます。
こうした緊張による汗は、脇の下など局所的に分布するアポクリン腺から出るもので、脂質やタンパク質などの臭いのもととなる成分を多く含んでいます。体温調整のためにエクリン腺から出る汗とは違い、気にすればするほど汗が噴出してくるのが特徴です。
これは、汗をかいていることを指摘されないか、汗が臭って人に不快な思いをさせないかなどを気にするあまり、余計に汗を意識してしまうことに原因があります。

また東洋医学では、緊張から「気(生命エネルギー)」の流れが乱れることで体内の水分バランスが崩れることがこうした発汗の原因と考えられています。
次の章ではこのような「緊張による汗」を改善するための具体的な方法をお伝えしていきましょう。

緊張による汗を予防・改善するセルフケア3選

1.リラックスできる気持ちや状況をつくる

緊張による汗をかいてしまうことが予測できるシーンに直面した時には、ゆっくりと深い深呼吸をして、気持ちを落ち着かせるようにしましょう。
汗をかいたらどうしよう、と不安に思う気持ちが余計に発汗を招いてしまうこともあるため、できるだけ思い詰めないことが大切です。
「汗をかいたらふけばいい」と楽観的に考えたり、相手がいる場合は、「緊張のあまり汗をかいています」と相手に包み隠さず伝えてしまうなど、リラックスした気持ちや状況を積極的につくる努力をするのもオススメです。

2.機能性インナーや制汗剤を上手に活用する

大量の脇汗が出てしまい、人目が気になって余計に汗をかいてしまう、というときは、汗染みの目立たない服装をすることに加え、吸水・吸湿機能の高い肌着や汗染み防止機能のあるインナーを着用してみてはいかがでしょうか。
また、緊張や焦り、心の不安から来る汗を抑えるためには、デオドラント効果のある制汗剤の使用もオススメです。制汗剤には、スプレーやシート、塗るタイプのものなど様々な種類があるので、自分が使いやすいものを携帯することで安心感を得るのも良いでしょう。

3.日頃から自律神経を整えておきましょう

緊張による汗が出やすくなるのは、自律神経の乱れが原因となっている場合もあります。大事なシーンでの過剰な発汗に焦らないためにも、普段から自律神経のバランスを整える生活を心がけるようにしましょう。
自律神経を整えるには、汗ばむ程度のウォーキングやストレッチなどの適度な運動を継続し、決まった時間に起床・就寝し、栄養バランスの良い食生活を送るなど、規則正しい生活を送ることが効果的です。

根本的な体質改善には漢方薬が効果的!

緊張による汗を改善するためには、セルフケアに加えて、根本的な改善を目的としている漢方薬の服用もオススメです。

特に、今回の相談者様のような症状に悩む方に適した漢方薬は、荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)です。手のひらや足の裏、脇の下などに汗をかきやすい方の「気」を巡らせて余分な熱を追い出す効果があります。
また、緊張感が強くストレスによって汗の症状がひどくなる方には、自律神経をつかさどる「肝」の機能を整え、交感神経を鎮める効果のある四逆散(シギャクサン)を加えても良いでしょう。

自分の症状や体質にぴったりマッチした漢方薬を選ぶのは難しいと感じがちですが、「オンラインAI漢方」では、お悩みの症状を元にAIがあなたにぴったりな漢方薬をご案内しています。自宅にいながら気軽に始められますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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汗への対策をしてリラックスした状況を整えましょう

今回は、緊張による汗に悩む方のためのセルフケアや漢方薬をご紹介してきました。
症状を改善するためには、適度な運動を習慣化し、規則正しい生活を送ることで自律神経を整えることが大切です。
また、汗をかくようなシーンでは機能性インナーやデオドラント効果のある制汗スプレーで対策したり、深呼吸で気持ちを整えたりして、できるだけリラックスした状況をつくるのも有効です。
こうした汗の症状の改善には、漢方薬が大きな効果を発揮した例もたくさんあります。セルフケアを試してもなかなか改善しない場合は、ぜひお近くの漢方医や漢方薬局に相談してみてくださいね。

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